気づけば素敵な常連さんばかり♪キャバクラのお客さんを育てる3つのポイント【木村進太郎監修】

お客さんが初めてキャバクラの世界へ足を踏み入れた頃は、右も左もわからない状況で、ただ、キャストを口説くことしか考えていなかったり、お金を払っているのだからと、ワガママに振舞ったり、キャバクラでの遊び方を知りません。
「お客さんを育てる」とは、キャバクラにもルールがあることを教え、キャバクラの本当の楽しさを教え、最終的には色恋抜きでもあなたを応援してくれ、あなたの理想となるお客さんに育てることです。

お客さんを育てる項目としては

  • キャバクラにもルールがあることを知ってもらう
  • 自分の店をホームポジションにしてもらう
  • 色恋から脱却してもらう
  • 自分のファンになってもらう

といった内容になります。

それぞれについて詳しく説明していくと、1冊の小冊子になるくらいのボリュームになりますので、ポイントだけかいつまんで簡単に説明してみましょう。
どうしても詳しく知りたい方は、私の著書「キャバクラの教科書」シリーズをご購読ください。

目次

1.他の席へ行こうとすると怒るお客さん(キャバクラのルールを教える1)

これは、お客さんの心理としては、お気に入りのキャストを独占したいという純粋な男心からの言動です。
キャストにしてみれば「仕事なんだから、勘弁してほしいな」「お客さんはあなただけではないんだけど」と言いたくなるところです。

こういうお客さんには、キャストはポイントによって生活しているんだと言うことをちゃんと説明してあげましょう。
他にお客さんが被ってなくて、ゆっくり話が出来るとき、もしくは同伴やアフターでゆっくり話が出来るときに、キャストのお給料システムを簡単に説明してあげるのです。
このとき、自分はナンバーに入るのが夢なのだとか、逆にあまりにポイントが少ないのでクビになりそうなのだとか、自分の現状を語るとより効果的です。
自分としては他の指名のお客さんは全て断って、あなたについていたいけど、そんなことをしたら大変なことになってしまうということを伝えるのです。

お客さんからしてみれば、キャストを独占したいけど、他のお客さんから稼がせてもらっているポイントまで自分ひとりでまかなうのは無理だと悟ります。
また、自分のお気に入りのキャストの夢をかなえてあげるためには、他のお客さんからもらうポイントも必要なのだと悟ってくれます。
お客さんを育てていくためには、このポイント制度をちゃんと理解してもらうことからスタートします。
ただし、自分が今時給をいくらもらっているかを知らせる必要はありません。
あまりにも稼いでいる場合は、逆効果になる場合もあります。

あと、多少の小技を用いるなら、付回しに頼んで、そのお客さんから抜くときのコールを普通より1分か2分程度早めにしてもらいましょう。
最初のコールでは聞こえているけど無視しているという態度を取るわけです。
1~2分してから再度付回しよりコールが入ったときに「行きたくないけど、仕方ないから行ってくる」という形で席を立つようにするわけです。
お客さんはそういう素振りに弱いです。
お客さんは、自分の席以外は仕事で仕方なく行くんだなと思ってくれるようになります。

このように、そのお客さんについた時は、そこがホームポジションで、他のお客さんの席はビジター、もっと言えば、そのお客さんの席はプライベートで、他のお客さんの席はポイントを稼ぐための仕事という雰囲気を作ったうえで、キャストにとって重要なポイント制度を充分理解してもらえたなら、お客さんは席を立つときに「頑張ってこいよ!」と声をかけてくれるようにさえなってきます。

2.ヘルプを困らせるお客さん(キャバクラのルールを教える2)

お客さんの中には、「お店に来るのは指名キャストに会いに来るのが目的だから、ヘルプとは話したくない」という人もいます。
ある意味そこまであなたにぞっこん惚れているわけですから、ありがたいことではあります。
しかし、「○○さんのお客さんのヘルプにつくのは嫌だ」とヘルプキャストから嫌われてしまったら大変なことになります。
人気が出てくれば指名が被る率が増えてきます。そうなるとお客さんはヘルプと過ごす時間が長くなってきます。
ヘルプと過ごす時間が苦痛なお客さんは、ますますあなたに対してワガママになりかねません。
ヘルプキャストとも楽しい時間を過ごすことが出来れば、指名が被ってあなたがあまり席につけないときでも、それなりに満足して帰ってくれるようになります。
そこで、あなたが、お客さんがヘルプキャストをいじめないように、また、ヘルプキャストと仲良く過ごせるように仕向けていく必要があるわけです。

ある人気キャストのヘルプについた女の子がみんなこんなことを言っていました。

「私○○さんのお客さんのヘルプは大好きなんです。だって、○○さんのお客さんはみんな良い人ばかりなんですよ。そんなお客さんばかり作れるって、すごいと思いますよ」

私は、そんなはずはないだろうと、その人気キャストにどんな手を使っているのか聞いてみました。
すると、「このお客さんはヘルプを困らせているな」と思ったら機会をみてこう言うそうです。

「○○さんはそんなことないと思うけど、私のお客さんの中にヘルプの女の子をいじめる人がいるみたいなの。いじめられた女の子は体験入店の子だったので、お客さんは誰なのかはわからないんだけど、すごいショック。私のお客さん、みんな良い人ばかりで、私に対しては優しい人ばかりだから、そんなことする人いないと思っていたのに、なんか、裏切られたみたいで、すごく落ち込んじゃったよ」

指名キャストを口説こうと思っているお客さんほど、こう言われたら、二度とヘルプの女の子をいじめることは出来なくなると思います。

また、同伴やアフターで時間をとってヘルプの大切さをダイレクトに教えてあげるのも良いと思います。

「私につくヘルプがいなくなったら、私はどうすればいいの?指名が被っているときは、空席はあるのにヘルプがいないので入店できませんとお客さんを断らなくてはいけなくなるんだよ」

というような意味を伝えるのです。

このように、最初ワガママだったお客さんに対して、少しずつキャバクラの仕組み、ルールを教えていくことによって、素敵な常連さんになるように育てていくことが大切です。

 3.色恋から脱却して自分のファンになってもらう

キャバクラのお客さんの多くは「口説き目的」のお客さんです。
いわゆる色恋のお客さんは「この女の子は口説けない」とわかると指名替えをしたり、他のお店に移ったりします。
それはそれで仕方ないことかもしれませんが、せっかく出会ったお客さんですので、出来ることなら色恋抜きで良い付き合いを長く続けていきたいものです。

お客さんを上手に育てていくと、お客さんは色恋から脱却して、よい関係のお客さんになり、最終的にはキャストのファンとなって大きな力となってくれます。

その過程はこのような感じです。

  1. 色恋で口説くことしか考えていないお客さんが、次第にこの女の子は口説けないかもしれないなと思ってきます。ここでは、何とか切れてしまわないよう、時間稼ぎをしながら、あなた自身の人間性を見てもらうようにします。
  2. お客さんはこの子は口説けないと、ほぼ確信をもってきました。でもまったく切れてしまうのは寂しいとお客さんが思うようになってきます。
  3. この子は口説けないから、口説く女の子は他の店で探そうとお客さんは決心します。でも、回数は減ってもこの子には定期的に会いに来ようと考えます。
  4. 他の店にも通うようになりましたが、なぜか楽しくありません。やはりこの女の子じゃないと楽しくないと思ってもらえるようになります。
  5. 最終的に真のファンになってしまいます。もはや口説くとかそういうのはどうでもよいので、とにかくこの子を応援していこうと考えるようになります。

最終的には、色恋抜きで、あなたのファンにしてしまうように育てるのが理想です。

アイドルのファンを見ているとすごいなあと思います。
自分の好きなアイドルをセンターに立たせるために、総選挙の投票券欲しさに何万円分もCDを買ったりします。
でも、そのファンはアイドルに対して見返りは求めていないのです。

キャバクラでもお客さんがキャストのファンになってしまうと、見返りなしで、キャストのために何かをしてあげたいと思うものです。
キャストが少しでもランキング順位を上げられるように、あるいは上位をキープ出来るように、そして、まだ若いキャストが、人間的に大きく成長できるように、そういう思いでお店に通い、指名をし続けるわけです。
それが自分の使命だといわんばかりにキャストを応援してくれます。私はそういうお客さんを「指名客」ではなく「使命客」と呼んでいます。

お客さんがキャストのファンになる最大の要因は、人間的に惚れるということです。
お客さんがキャストに対して女として惚れるだけでは、本当の意味のファンにはなりません。
なぜなら、女として惚れた場合は「自分にも惚れてくれ」「エッチをしたい」という見返りを求めてしまうからです。
お客さんも男ですから、その部分がなくなるということはありませんが、人間として惚れたお客さんは見返りなく、尽くしたい、何かをしてあげたいと思う部分が強くなるのです。

人間的に惚れると聞くと、何かすごい人間にならないとファンはつくれないのではないか?と思うかも知れませんが、キャストのほとんどが20代前半の女の子です。
そんなに人生経験もない年代の女の子で、すごい人間なんていません。
お客さんが人間的にキャストに惚れるのは、単純にキャストの『頑張っている姿』です。

同伴やアフターなど、時間がとれるときに、あなたの考え方や生き方、そして夢を語ってみましょう。
お客さんはその考え方・生き方・夢に向かって頑張っているあなたに、人間的に惚れてファンになってくるのです。

お客さんが人間的に惚れてしまう【考え方・生き方・夢】の例

  • 私、お金を貯めて小さなネイルサロンをやるのが夢なの。
    でもね、今のままの私だと絶対失敗すると思う。人間的に成長しないと絶対ダメだと思う。
    だから、今の仕事もちゃんと自分が納得できるまでやり通そうと思っているの。
    まずは、この店でトップ3に入ること。頑張れば絶対出来ると思う。
    そしてそれが出来たら、1回でもいいから一番になりたい。それをやり遂げたら本当に自信になると思う。
    そうやってひとつひとつ目標をクリアしていけば夢に近づいていけるような気がするの。
  • 私のとこは家庭が複雑で、今は私が弟を養っているの。弟が学校を卒業するまでは頑張らないとダメなの。
    でも弟が学校を卒業したら、今度は自分の夢を追うの。まず、学校に通って資格を取るの。
    私美容師になるのが子供の頃からの夢だったんだ。だから、あと2年、一生懸命頑張るの。
    でもね、単にお金を稼ぐためにこの仕事をしたくない。やってみて、この仕事面白いの。
    そりゃあ、つらいことは一杯あるけど、やりがいのある仕事なの。
    だから、やる限りは一番を目指したい。ナンバーワンになってから次の夢に向いたいの。
  • 私は、おかげで何とかナンバーワンになったけど、先々はクラブへ行きたいの。そして自分の店を出すのが夢。
    でもね、まだまだこの店でやり残していることがあるの。私をここまでにしてくれたこの店に本当に感謝している。
    だから、この店を東京で一番のキャバクラと言われるようにしたいの。そのために私がやれることを精一杯やろうと思っている。
    それがこの店に対する私の恩返しだと思うから。
    そしてこの店が一番になったとき、やっぱり私がナンバーワンでないと私にとって意味がないの。
    だから、どんなに苦しくても、それまではナンバーワンを守り通さなければいけないの。

男としては、このような話を聞くと、思わずこの子を応援してみようと思ってしまいます。
そして、応援するときは、自分が支払うお金は、キャストの稼ぎになるなんてことは思いません。
自分が支払うお金がキャストの夢に繋がると思うのです。

例にあげたものは実際に私が聞いたものの中から3つ選びました。
こんな立派な話でなくてもよいのです。
単純に「今期のポイントを100までもっていきたいんだ」とか、「1年間この仕事でどこまでやれるか試してみたいの」といった、とりあえずの目標でもいいのです。
仕事に対する今の気持ちをちゃんと明確にしているキャストであれば、応援したくなるものです。

まとめ

お客さんをファンに育てていくには、とにかくお客さんと語ることです。
接客時はもちろんですが、出来たら同伴、あるいはアフターでゆっくりと時間が取れる時に、自分の考え方、生き方、そして夢を語ることです。
そして何よりも、一生懸命頑張っている姿を見せることです。
目を輝かせて熱く語るあなたに、そして一生懸命頑張っているあなたの姿に感銘し、お客さんはあなたのファンになってくれるはずです。

指名をたくさんもらえるキャバ嬢を目指しましょう♡

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監修者:木村進太郎

サービス業を中心とした経営コンサルタント。「新版 キャバクラの教科書Gold ナンバーワンになるための44の上級テクニック」や「新版 キャバクラの教科書Silver お客さんのココロをつかむ33の実践テクニック」など、一流を目指すキャバクラキャストのためのマニュアルを多数執筆。

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