彩花ゆいは理想の母?!看護師経験を活かした接客術やキャリアを紹介

紫色の背景に彩花ゆいの文字

「シャンパンの鬼」と呼ばれ、中洲のナンバーワンキャバ嬢として有名な彩花ゆいさん。

彩花ゆいさんは学生時代にキャバ嬢になったのち、看護師の資格を取得して一時は看護師の道へと進みました。

しかし、あることがきっかけで看護師を経験したのち再びキャバ嬢に戻り、ナンバーワンの座を確かなものにします。その後、2019年にキャバ嬢を引退し、銀座のクラブホステスとなりました。

現在は銀座で「Club Mirazur(クラブミラジュール)」という高級クラブを経営する社長兼ママとして活躍中です。

看護師からキャバ嬢へ、キャバ嬢からホステスへ、ホステスから社長兼ママへとキャリアを流転させていく彩花ゆいさん。

看護師としての経験を活かした接客術や、彩花ゆいさんのキャリアについて紹介します。

もくじ

彩花ゆいのプロフィール

彩花ゆいさんは2019年に福岡県中洲のキャバ嬢を引退し、現在は銀座で高級クラブ社長兼ママとしてのキャリアをスタートさせています。

「シャンパンの鬼」という異名をもつ彩花ゆいさんはどのような人物なのでしょうか。彩花ゆいさんのプロフィールをみてみましょう。

源氏名彩花ゆい
過去の源氏名ありす(長崎のクラブ時代)
生年月日5月8日
経営店舗Club Mirazur(クラブミラジュール)
過去在籍店舗・CLUB ATELIER(クラブアトリエ)
・CREOLE(クレオール)
血液型O型
出身地神奈川県
趣味映画鑑賞
特技バドミントン
SNSアカウントInstagram:@ayakayui
Threads:@ayakayui
X:@ayakayui58
尊敬している人マザーテレサ
著書愛を注ぐ人 人生は愛すること、愛は与えること(2021/5/6) 

2020年に福岡県の中洲にあるクラブアトリエを卒業してからは、アトリエグループのアンバサダーを務め、キャストとは異なる立ち位置から同グループを応援しているそうです。

彩花ゆいの年齢彩花ゆいの年齢

彩花ゆいさんは誕生日を公表していますが、生まれた年については公表していません。

しかし、自著には20歳のときにキャバクラで働き始めたと記されています。

彩花ゆいさんは、2014年から福岡の中洲にあるキャバクラ「CLUB ATELIER(クラブアトリエ)」で勤務していますが、その前には長崎のクラブやキャバクラで働いていた経歴があるようです。

2014年時点で20歳だとすると、2023年現在29歳となります。長崎で働いていた期間が長く、2014年時点で20歳を超えていたとしても、現在は30代前半くらいと推測できます。

彩花ゆいは結婚している?

ウエディングドレス姿で教会の中に立つ女性

彩花ゆいさんが結婚しているかどうかの情報は公開されていません。結婚していない可能性が高いと考えられます。

キャバ嬢時代であれば、結婚していても隠すかもしれませんが、現在高級クラブの社長兼ママという立場になったことから、隠す必要はないと考えられます。

プライベートなことは公表しないという考え方もあるため、真相はわかりません。

彩花ゆいの年収

積み重なった一万円札の束

彩花ゆいの年収は公表されていません。売上金額が具体的に明かされている情報も少ないです。

彩花ゆいさん本人のInstagramで2019年度もグループ最高売り上げを更新したことが書かれていた点や、銀座のクラブ「CREOLE(クレオール)」に2020年に入店したときに、たった12日間の出勤で1,000万円の売り上げを記録している点を考えると、年収も数千万円はあると考えられます。

彩花ゆいは複雑な家庭環境から看護師を目指す

女性の医療従事者

彩花ゆいさんの家庭環境は複雑で「できるかぎり自分で稼いで自立していたい」という気持ちがあったといいます。

高校を卒業した彩花ゆいさんは、親元を離れて九州の祖父の家から看護学校へ通うことを選びます

彩花ゆいさんが選んだ看護学校は、准看護師の資格を2年で取得し、その後正看護師の資格を取得するためにもう3年学ぶ必要のある学校でした。

准看護師の資格を取得したあとに病院で勤務しながら、正看護師の資格取得を目指しました。看護学校に通って資格を取得したのち、慢性期病棟で数年間勤務し、看護師としてのキャリアを積みます

彩花ゆいがキャバ嬢になったきっかけは学費のため

学費を表現したお金と辞書の画像

准看護師資格を取るための2年間は祖父に学費を借りていた彩花ゆいさんですが、正看護師の資格を取るための3年間は自分でまかなうことになります。

看護学校の学費は高額だったといいます。准看護師の資格を取得した後、正看護師の資格を取るために看護学校へ通いながら学費を工面しようとする彩花ゆいさん。

すでに取得済みの准看護師の資格を活かして病院で働いたり、全国チェーンの居酒屋でアルバイトをしたりしていたそうです。しかし、看護学校で実習があるときは仕事を休まなければならなかったそうです。

実習期間中でも両立できる仕事で時給のいい仕事を考えたときに、夜職が浮かんだといいます。そこで、看護学校の友達のおばさんが働いているクラブで働き始めました。

クラブからキャバクラへ

彩花ゆいさんが働きはじめたクラブは、実質的には小さなキャバクラのようなお店だったといいます。

そのクラブへ入店してすぐにナンバーワンになったことから、先輩に「あなたならキャバクラのほうがいい」と言われたことをきっかけに、長崎のキャバクラで勤務をスタートします。

はじめてのキャバクラは、長崎では一番大きなお店で、キャストも多くフロアも広かったそうです。

そのキャバクラでも入店後すぐにナンバーワンになったことから夜職に向いていたことがわかります。

彩花ゆいが銀座の社長兼ママになるまでのキャリア

階段を昇る女性の足元

彩花ゆいさんは、クラブやキャバクラで働きながら看護学校を卒業したのち、いったんはキャバクラから遠のいていました。しかし、看護師をやめてキャバ嬢として働く決意をします。

どのような経緯でキャバ嬢から看護師へ、看護師からキャバ嬢へとキャリアを変えていったのでしょうか。

そして、キャバクラ卒業後に銀座クラブでホステスとして働き、社長兼ママというキャリアをスタートさせた彩花ゆいさん。

いつからキャバ嬢の次のキャリアを見据えていたのでしょうか。

キャバ嬢から遠のいていた時期がある

彩花ゆいさんは、正看護師としてフルタイムの病棟勤務をするようになってからはキャバクラでの勤務を休んでいたといいます。

病棟勤務はシフト制で夜勤があるため、キャバクラで働くことは難しいでしょう。

たまにお店に顔を出す程度で、看護師の仕事をメインに頑張っていたそうです。

看護師を辞めてキャバ嬢として働く決意をした背景

倒れかけた患者さんを支えたときにぎっくり腰になってしまったそうです。

彩花ゆいさんは、自身の腰の調子が悪いなかで、家族の借金問題が浮上し、金銭的に援助しなければいけない状況に追い込まれます。

そこで、看護師を辞めてキャバクラ一本に集中して働くことに決めたといいます。キャバクラのほうが稼ぎがよく「今しかできない」と考えた結果だそうです。

キャバクラ一本で稼いでいくことを決めた彩花ゆいさん。九州で一番有名な繁華街である中洲で働くことを決意します。そうして、中洲のキャバクラ「クラブアトリエ」へ入店することが決まりました。

彩花ゆいが看護師に戻る可能性

当時は「看護師であればまたいつでもできる」と考えていた彩花ゆいさん。

キャバ嬢を引退したあとのキャリアを考えたときに、元看護師の経験を活かした資格をとったと自著のなかでも語っています。

とくに、卒業イベント開催時には、美容クリニックに勤務して最先端の美容医療を学びつつ美容家として独立するキャリアも考えていたといいます。

看護師の仕事をもう一度したいという気持ちにかられることがある」と自著の中でも記されていました。しかし、手技を忘れてしまうため看護師の仕事は簡単には戻れるほど甘くないとも思っているようです。

キャバ嬢として登りつめ、銀座の高級クラブ社長兼ママという責任ある立場に立っている現在、彩花ゆいさんが看護師として復帰する可能性は極めて低いと考えられます。

キャバ嬢の次のキャリアはキャバ嬢時代に考えていた

キャバ嬢を引退したらどうするのかということは、長くキャバ嬢をしていると誰もが思うことだと彩花ゆいさんはいいます。

彩花ゆいさん自身は、最後のバースデーの前年にあたる2018年のバースデーイベント時にはすでにある程度やりきった感覚があり、その頃から次なるキャリアを考えていたそうです。

彩花ゆいさん自身は、収入源を常に確保しておきたいという思いから、キャバ嬢を辞めてから次のキャリアをゆっくり考えるという選択肢はありませんでした

余裕がある時期から次を考えることで、リサーチしたり、試したり、種まきをしたりすることができたようです。

当時から気になっていた銀座にも幾度と足を運び、クラブアトリエ公認で銀座のクラブに体験入店するなど着々と準備をしていたといいます。

彩花ゆいの接客術

彩花ゆいさんの接客には2つの軸があります。「SOAP(そーぷ)の考え方」と「お母さんになったつもりで接客をする」ということです。

ここからは、彩花ゆいさんの接客術の肝である2つの考え方について詳しく紹介します。

接客術1:SOAPの考え方を取り入れる

SOAPとは、看護師が看護記録をつけるときの基本的な記入方法のことです。看護師として働いていた彩花ゆいさんはSOAPの考え方を接客に取り入れます。

SOAPの意味を以下の表にまとめました。

S(subjective)主観的情報患者さん自身が話した内容から得られる情報
O(objective)客観的情報診察や検査から得られる客観的な情報
A(assessment)評価医師の診断や、OとSの内容を整理した総合的な評価
P(plan)計画(治療)Aに基づいて決めた治療方針や看護計画の立案や内容修正

この考え方を接客に応用していきます。

彩花ゆいさんが自著の中で挙げている実践例を、さらに簡単にまとめると以下のようなステップとなります。

S:お客様「とても疲れて眠れていない」

O:服装や髪型が乱れている。目にクマがあり顔色が悪い。

A:睡眠時間が短く疲労感を訴えている。疲れているのにキャバクラへ来店した理由は何か?

P:ワイワイして忘れたいのか、ゆっくり過ごしたいのかを探る。騒いで解消したい場合はお酒をサービスし、ゆっくり過ごしたい場合は温かいお茶を提供して話しやすい環境をつくる。

お客様の発言内容や状態の観察から、接客方針を立てていることがわかります。

お客様の発した言葉の内容だけでなく、髪や服装や顔色など、見た目からわかる状態まで観察したうえで、どのような接客をすればお客様が喜んでくれるのかを考えているからこそ、お客様の本当の気持ちに寄り添った接客ができるのでしょう。

接客術2:お母さんになったつもりで接する

マザーテレサを尊敬しているという彩花ゆいさんはみんなの「理想の母」を目指して接客を行っていました。

看護学生時代「患者さんの家族になったつもりで接する」ということを言われていた彩花ゆいさんは、キャバクラでの接客も「お母さんになったつもり」でおこなうといいます。

彩花ゆいさんのいう「お母さん」とは、口やかましいお母さんではなく、愛情深く寄り添うことができるお母さんです。キャバ嬢はお客様に女性として見てもらうことが入口になるため、女性らしさに欠けるお母さん像はむしろマイナスです。

お客様が困ったときや精神的に頼りたいと感じたときに、安心して何でも話せるような包容力をもって接客をすることが100%近いリピート率につながるといいます。

多くの人がお母さんに対しては心を開き、なんでも話せるうえ、弱いところも見せられるのではないでしょうか。

彩花ゆいさんは、そのような「お母さん」像を意識した接客でお客様をおもてなししています。

彩花ゆいが生きる・働くうえで大切にしていること

彩花ゆいさんが生きるうえで、働くうえで大切にしている考え方の一部を紹介します。

「こうすれば売り上げが上がる」という小手先のテクニックではなく、働くことや生きることの土台となる考え方を彩花ゆいさんは重視しています。

キャバ嬢など接客業を仕事にしている人だけでなく、すべての社会人にとって役立つはずです。

挨拶をする

挨拶は、彩花ゆいさんが最も大切にしていることです。その人に会えて嬉しいことを伝えるチャンスタイムだといいます。

お客様はもちろん、スタッフ間でちょっとした挨拶をして接触頻度を増やすことも円滑な人間関係のために大切なことだそうです。

コミュニケーションに苦手意識がある人でも「おはようございます」や「お疲れ様です」などの挨拶を増やすと、人間関係にプラスの作用をもたらし働きやすい環境をつくれるのだとか。

また、挨拶は意地悪をされたときにも有効です。意地悪してくる人に対して挨拶を積極的にすると相手の心が変わってくるといいます。

たとえ無視されたとしても、挨拶が返ってきたらラッキーくらいの気持ちで継続することが大事なのだとか。

毎日挨拶をしている人と、挨拶する人を無視する人がいたら、信頼できるのはどちらでしょうか。周りの目から見ても、無視されても挨拶を毎日し続けている人のほうが信頼されるはずです。

周りからの視線を考慮しても、挨拶は自分にとってプラスになることがわかります。

お店を行きたい場所にして働くスイッチをつくる

出勤時間が近くなってくるとお店に行くのが憂鬱になるのであれば、お店を行きたい場所に変えるようにするのが良いと彩花ゆいさんはいいます。

人間関係を良くして、お店のキャストや黒服さんに会うことを楽しみにするとモチベーションになるのだとか。

自分のモチベーションが上がるものをお店に置き、出勤が楽しみになる工夫をするのもひとつの方法だといいます。

彩花ゆいさん自身は、ぬいぐるみをロッカーにかけたり、お気に入りの化粧品や香水をお店に置いたりしていたそうです。

さらに彩花ゆいさんは働くスイッチをつくり、出勤前にはそのスイッチをオンにして仕事モードに切り替えていました。

「あの信号を渡ったらキャバ嬢の彩花ゆいになる」といったようなルーティンをつくっていたそうですよ。

見た目の第一印象をよくする

キャバ嬢はじめ夜職は思っている以上に第一印象が大事という彩花ゆいさん。キャバクラやクラブは、お客様が高いお金を払って来店する場であることから、相応の身なりをするのは礼儀だといいます。

また、キャバ嬢がハイブランドなどを身につけるのはお客様に価値を感じてもらうための演出と考えることもできるのだとか。高いものを身に着けていると、価値を高く感じてもらえて、大切に扱ってもらいやすいといいます。

中身も大事ですが、まずは見た目でアピールできなければ中身を知ってもらう機会を失う可能性があります。

中身を知ってもらう機会を得るという理由からも、彩花ゆいさんは、自分磨きに手間と時間をかけたほうがよいと考えています。

自分にも優しくする

本当に優しい人は自分にも優しくできると彩花ゆいさんは考えています。自分に対して優しくできない人は人に対しても優しくできないといいます。自分の機嫌は自分でとることや、毅然とした態度をとることも必要といいます。

お客様の無理難題を内心怒りながらも笑って聞き入れる人は、表面的には優しい人やいい人かもしれません。

しかし、結果的に自分の首を絞めることになりかねません。結局は都合のいい人になってしまうおそれがあります。

彩花ゆいさんから見て、売れているキャバ嬢は優しいけれど自分をしっかりともっているといいます。

本当にお客様と良い関係をつくりたいのであれば、無理な要求などに応え続けて自分の首を締めるのではなく、許容範囲を超えたらNOを伝える勇気が必要だそうです。

自分の意見を伝える

自分の状況や立場を相手にわかってもらうためにも、自分の意志を伝えることが大切だと彩花ゆいさんは考えています。

「もめたくない」「円滑な人間関係でいたい」という気持ちから話し合いを避けるよりも、勇気を出して伝えるのが最善の選択だといいます。

話せばわかる、と言い聞かせて自分の気持ちを相手に伝えることができれば、自分自身に誇りをもつことができるのだとか。

人間関係のひずみを早めに解消するためにも、伝えるべきことを伝えるという訓練だと思ってやってみるといいそうです。

自分の主張を伝えた後にフォローを大切にし、相手の言い分を聞くことで絆が築かれてゆくことを、彩花ゆいさん自身が体験してきたからこそ話し合いが大切だと感じているのでしょう。

まとめ:彩花ゆいは母性愛に満ちた女性

彩花ゆいさんは、看護師の経験を活かした気配りと思いやりのある接客をするキャバ嬢でした。お客様も自分も大切にする優しさをもって接客していることが伝わってきます。

グループ記録を更新するほどの売り上げがありながらも、「ライバルに勝ちたい」といった負けん気や、売り上げ記録についてのギラギラとした記録はなかなか見当たりません。

思いやりと母性に満ちており、誰もが安心して話せるのが彩花ゆいさんなのでしょう。

お客様からだけでなくキャストや黒服からも信頼され、惜しまれながらキャバ嬢を引退したのち、現在は銀座のクラブ社長兼ママとしても頼れる存在になりました。

もしかしたら、多くの人から頼られるななえママのような存在になるかもしれませんね。

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