ぼったくりキャバクラの見分け方【手口や特徴もあわせて解説】

罠に手を伸ばす男性

キャバクラに行く際は、ぼったくりに気を付けなければいけません。実際にキャバクラでは、以下のようなぼったくり事件が起こっています。

  • 1時間半の滞在でキャストが134杯のドリンクを注文し、約73万円を請求された
  • 1時間3,000円と言われお店に入ったが、83万円を請求された
  • 2時間半の利用で760万円を請求された

こういった事件が起こっていのを聞くと、今後キャバクラでぼったくりに遭わないか不安に思う人も多いでしょう。

そこでこの記事では、ぼったくりキャバクラの手口や特徴、見分け方を紹介します。

キャバクラでぼったくりに遭いたくない人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

もくじ

ぼったくりキャバクラの手口

落ち込む男性

まずは、ぼったくりキャバクラの手口を解説していきます。

事前に説明していない料金を加算する

呼び込みのときは「3,000円ぽっきりですよ!」と言っていたにもかかわらず、会計のときは数十万円を請求する、といった手口はぼったくりキャバクラにありがちです。

こういったキャバクラは最初の料金が異常に安く設定されている傾向があります。そして、後から事前に説明していない料金を追加した明細を差し出してきて払わせようとします。

サービス料金が異常に高い

サービス料金とは、お店やスタッフのサービスに対して支払うお金です。

サービス料の相場はだいたい支払う料金の10%〜20%になります。

高級クラブではもう少し高めに設定されている場合もありますが、事前に料金説明があったり、料金表にしっかりと明記されていたりすることがほとんどです。

しかし、ぼったくりキャバクラは異常に高いサービス料金を設定し、会計時にちゃっかり上乗せして法外な料金をぼったくることが多いです。

高額料金を提示してから値下げをする

人間は大きな要求の後に小さな要求をされると、断りづらいです。ぼったくりキャバクラは人間のこういった心理を利用してくることがあります。

例えば、「15万円払え」と言われた後に「5万円にまけてもいい」と言われたら、実際は5万円がぼったくり価格でも「安くしてくれたし、この値段で払うしかないか」と納得してしまう人もいます。

最初に高額な料金を提示してから値下げをするのは、ぼったくりキャバクラの手口の一つです。

マッチングアプリからお店に誘う

最近では、マッチングアプリのサクラによるぼったくり被害が増えています。

マッチングアプリで連絡を取っている女性と会うことになり、「キャバクラに勤めているから今度お店に一緒にいこうよ」と言われたら要注意です。

こういった場合は、ぼったくり店と女の子はそもそもグルの可能性があります。

ぼったくりに遭わないためには、キャバクラの料金相場を知っておくことも大切です。キャバクラの料金相場について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

ぼったくりキャバクラの特徴

ポイントを確認する男性

ここでは、ぼったくりキャバクラの特徴を解説します。

以下の特徴を持っているお店に入ってしまった場合はなるべく早くお店を出るか、万が一のときのために録音の準備をしておきましょう。

清潔感がない

キャバクラは飲食物を出すこともあるので、店内は清潔感があることが当たり前です。もちろん、美味しい飲食店でも、少しくらい店内が汚れていることはあります。

しかし、ぼったくりキャバクラは『お客様をおもてなしする』気持ちが最初から無いため、物や書類が見える位置に雑に置いてあったり、明らかに掃除がされていなかったりする場合が多いです。

店内が暗すぎる

風営法の許可や届出が必要なキャバクラには、店内の明るさに関する基準が設けられています。

具体的には、1号営業としてのキャバクラの明るさの基準は5ルクス(夜の屋外駐車場くらいの暗さ)と定められています。

店内が暗すぎるキャバクラは、何をしているのかを隠蔽する目的であえて明るさを下げている場合が考えられます。

このような店内環境は、違法なぼったくり行為を行うお店の特徴の一つとも言えます。

暗すぎる店内では、客が料金やサービス内容を正確に確認することが難しく、不当な請求が行われるリスクが高まります。

お店の看板がない

ぼったくりキャバクラの中には、「〇〇はぼったくりキャバクラだ」という声が出回らないように、名前を頻繁に変えるお店もあります。

名前だけ変えて、経営者や在籍するキャスト、サービス内容はまったく変えていないことがザラです。要は警察に目を付けられないように表向きは以前のお店とは別のお店として営業しているのです。

そういったお店は看板を何度も変えるとお金がかかってしまうので、そもそもお店の看板が出ていないことが多いです。

他の男性客がいない

他の男性客がお店に入っていないことも、ぼったくりキャバクラにありがちな特徴です。

特に、繁忙期や本来は混んでいるであろう時間帯に他のお客様が全くいない場合は、危険度が高いと判断しましょう。逆に、常連客やリピーターっぽい人が多ければ、安心して楽しめるお店になります。

店員の態度が悪い

きちんとした経営を行っているキャバクラは、店員の接客指導も丁寧に行っています。なぜなら、キャバクラは客単価が高く、キャバ嬢だけでなく店員にも質の高いサービスが求められるからです。

しかし、ぼったくりキャバクラはぼったくることが目的で接客にも力を入れていないので、店員の態度が悪いことも珍しくありません。

また、男性スタッフの容姿も明らかにガラが悪い人が多いです。

ぼったくりキャバクラの見分け方

夜の繁華街

ここでは、ぼったくりキャバクラの具体的な見分け方を解説します。

ぼったくりキャバクラの罠にかかってしまわないように事前に特徴を把握しておきましょう。

お店の周辺に怪しいキャッチがいる

お店の周辺に怪しいキャッチがいるお店は、ぼったくりキャバクラの可能性が高いです。そもそも多くの地域では、条例によってキャッチによる客引きは禁止されています。

「60分3,000円ぽっきりですよ!」と言われて安いと思っても、信用してついて行かないようにしてください。

怪しい雑居ビルの中にお店を構えている

人気のない裏道にある怪しい雑居ビルにお店を構えているお店は、ぼったくりキャバクラの可能性があります。

もちろん、雑居ビルにお店があるからといって、すべてがぼったくりキャバクラではないです。しかし、ぼったくり店だと広まらないように、わざと人気のない場所に店を構えているのかもしれません。

特に、オープンしたばかりのお店は情報が何もないので、避けた方が良いでしょう。

お店の情報が出てこない

通常のキャバクラであれば、お店のホームページやキャバクラ専門サイトでお店の情報が分かります。しかし、ぼったくりキャバクラはインターネットでお店の情報が出てこないことが多いです。

基本的に、インターネットで情報が全く出てこないキャバクラには行かないようにしましょう。仮に出てきたとしても、悪い口コミが多いキャバクラはおすすめできません。

ぼったくりに遭いたくないなら、インターネットでお店の情報がわかるかつ評判が良いキャバクラを選びましょう。

風俗営業許可(風営法)を取っていない

風営法の許可を取っていないキャバクラは警察に摘発されます。しかし、中には、無許可で営業しているキャバクラもあります。そういったお店は高確率でぼったくりを行っています。

風営法の許可を取っているお店は「風俗営業 第2号営業許可」というシール(風営法ステッカー)がお店に貼ってあります。

このシールが貼ってあれば、安心して楽しめるお店と判断しても良いでしょう。

しかし、風営法が改正されてからはシールが交付されなくなっています。そのため、貼ってないからといって必ずしもぼったくりキャバクラというわけではありません。

シールだけでは判断できませんが、安全に楽しみたいならシールが貼ってあるお店を選びましょう。

ぼったくりに遭ってしまった場合の対処法

パトカーの赤色灯

不当な料金を請求されたら、断固として支払わないようにすることが大切です。しかし、相手から脅迫されて支払わざるを得ない状況になることもあるでしょう。

そういった場合は、クレジットカードを利用して払うのがオススメです。

クレジットカードを利用した場合、警察に被害届を出した上で後で事情を説明すれば、引き落としを止めたり、引き落とし済みの料金を返金してくれたりする可能性があります。

料金トラブルには民事不介入といって警察が動いてくれない場合があるので、自分で戦う必要があります。ただし、脅しに取れるような発言があったり、暴力行為を受けたりした場合は警察に介入してもらえます。

証拠として使える音声は絶対に持っておきたいので、会計でおかしいと感じたらスマホの録音機能をONにしておきましょう。

警察に相談できないぼったくりの場合は、国民生活センターや弁護士に相談してください。

ケース対処先
恐喝や暴行をされた場合警察に通報
※店員とのやりとりを証拠として録音記録しておく
支払ってしまったお金を取り戻したい場合弁護士に相談
※代わりにぼったくり店との交渉や手続きをしてくれるが依頼費用がかかる
とにかく相談したい場合国民生活センターに相談
※全国共通の電話番号「消費者ホットライン(188)」に電話をかける

まとめ

この記事では、ぼったくりキャバクラの手口や特徴、見分け方を解説しました。

キャバクラのぼったくりは映画やドラマの話だけでなく、実際に起こっています。誰でも巻き込まれる可能性がある犯罪なので、「自分だけは被害に遭わないだろう」という油断は禁物です。

本記事を読み、安全なお店を選んでキャバクラを楽しみましょう。

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