「キャバクラでボトルキープしてもらえると、どんないいことがあるの?」
「お客様にボトルを入れてもらうコツを知りたい!」
キャバクラで働いていると、このような疑問が浮かぶ女性も多いのではないでしょうか。ボトルキープ(キープボトル)はキャバ嬢の給料に大きく影響するので、稼ぎたい人はぜひ把握しておきたいシステムです。
そこで今回は、キャバクラでお客様がボトルキープするメリットと、ボトルを入れてもらうコツをくわしく解説します。
キャバクラのキープボトルとは?


ボトルをキープする期間はお店によって異なりますが、3か月程度が目安とされており、一定期間を過ぎると破棄される仕組みになっています。
お客様から見たキープボトルのメリットは、ドリンクを毎回単品で注文するより割安になることです。また、キャバ嬢にご馳走するドリンク代も、キープボトルを一緒に飲めば節約できます。
キャバ嬢にとってもキープボトルは収入アップにつながるので、上手におねだりしてボトルを入れてもらうコツをマスターしましょう。
ハウスボトルとの違い
キャバ嬢が飲めるお酒はお客様が頼んでくれた有料ドリンクのみなので、キャバ嬢はハウスボトルを飲むことはできません。
会話メインで楽しみたいお客様は、ハウスボトルのみでキャバ嬢と過ごすこともあります。
一方、その場合キャバ嬢にはドリンクのバックが入らないため、売上をのばすにはいかにお客様に気持ちよくドリンクを頼んでもらうかが重要です。
キャバクラのボトルの相場
キャバクラで定番のボトルと、その価格の相場を表にまとめました。
お酒の種類 | 銘柄 | 特徴 | 価格相場 |
---|---|---|---|
シャンパン | モエ・エ・シャンドン | 微炭酸で甘く、飲みやすい。 | 2万円~4万円 |
ヴーヴ・クリコ | 繊細な泡とフルーティな味わい。 | 2万円~5万円 | |
ドン・ペリニヨン | どの種類もやや辛口。 | 30万円~50万円 | |
ソウメイ | 製造工程で糖質を大幅にカット。フレッシュで繊細な味わい。 | 10万円~100万円 | |
焼酎 | 黒霧島 | 独特のクセがあり好き嫌いが分かれる。 | 8千円~1万5千円 |
鍛高譚 (たんたかたん) | 爽やかな味わいで飲みやすい。 | 1万円~1万5千円 | |
ウイスキー | 山崎 | かすかにベリー系の香りがする。 | 1万5千円~3万円 |
響 | 希少価値が高く、高級な味わい。 | 2万円~50万円以上 | |
ブランデー | デュカスタン・ファーザーズ・ボトル | 華やかな香りとコクのある味わい。 | 2万3千円~2万8千円 |
フォーチューンハート | フルーツの香りと風味で飲みやすい。 | 30万円~50万円 |
上記のうち、シャンパンは「抜きもの」と呼ばれ、栓を抜くことで炭酸が抜けて味が落ちていきます。
開けた日のうちに飲み切らなければいけませんが、華やかで縁起物のため、バースデーなどのイベント時にとくに好まれるお酒です。
なお、上記の表の価格はあくまで目安となり、お店のイベントやお酒の製造状況などにより価格が変動することを覚えておきましょう。
キャバクラで提供されるお酒についてくわしく知りたい人は、こちらも参考にしてください。






キャバクラでボトルを入れてもらう3つのコツ


ここから、キャバクラでお客様にボトルを入れてもらう接客のコツを3つ紹介します。
- 記念日やイベント時におねだりする
- ボトルを入れるメリットを伝える
- お客様の性格に合わせて接客する
記念日やイベント時におねだりする
バースデーやクリスマスなどのイベント時におねだりすると、ボトルをおろしてもらいやすいです。節目のお祝い事として高額なボトルをキャバ嬢に贈ると考えると、お客様も悪い気はしません。
仲の良いお客様であれば、キャバ嬢とお客様だけの記念日を作っておねだりするのも効果的です。
- 今日が10回目の来店日
- はじめてシャンパンをおろしてくれた日
- 出会ってから1年
こうした2人だけの記念日は、お客様が特別感を味わえて、より親密になるきっかけにもなります。あえてキャバ嬢が好きなお酒のボトルをリクエストして、指名してくれたときに2人で飲むのもテクニックのひとつです。
また、気前の良いお客様なら、黒服やスタッフの誕生日に絡めてボトルを入れてくれることもありますよ。
おねだりのコツについてもっと知りたい人は、こちらもご覧ください。


ボトルを入れるメリットを伝える
ほとんどのキャバクラでは、お酒を毎回単品で注文するよりキープボトルのほうが割安で飲めるように設定されています。
くり返し来店してくれるお客様には、キープボトルがお得であることを積極的に伝えましょう。
さらに「今日はすごく楽しかったから、また会いたいな」と、次回の指名を意識した接客をするのもおすすめです。
「近いうちに来るなら、安く飲めるようにボトルを入れておこうかな」と思ってもらえる可能性がありますよ。
お客様の性格に合わせて接客する
キャバクラにはさまざまなタイプのお客様が来店します。タイプ別の特徴と、接客のコツを紹介します。
お金を使いたい人
特徴
- 服装や時計にお金をかけている
- 「好きなものを飲め!」と気前がいい
- キャバクラに慣れている
接客のコツ
- あえて高いボトルをおねだりして、店内で目立たせてあげると喜ばれる。
- 希少なお酒が入ったら「○○が入ったけど、取っておく?」と先に連絡すると、プライドを満たせる。
- 新人のキャバ嬢にも優しい人が多いので、素直に甘えるのがおすすめ。
流行りものが好きな人
特徴
- 若くておしゃれな男性
- SNS映えするものが好き
- グループで来店することが多い
- スタッフや黒服とも仲が良い
接客のコツ
- 定番のボトルよりも、流行りものや希少性の高いボトルに食いつきやすい。
- 「最近これが流行っているんだって!知ってる?」と、好奇心をそそる言葉かけが大切。
- ボトルをおろすところを撮影するなど、SNS映えを意識すると喜ばれる。
お酒を楽しみに来ている人
特徴
- キャバ嬢に語るのが好き
- 珍しいお酒をロックで飲みたがる
- お酒の知識にプライドを持っている
接客のコツ
- 高いボトルをおろそうとせず「このお酒の飲み方を教えてください」と、教えてもらう姿勢が重要。
- ヘルプで付いた席に珍しいボトルが置いてあれば「これ飲んだことないです。同じものをいただいても良いですか?」と聞くと喜ばれる。
なるべく安く抑えたい人
特徴
- 延長をしない、もしくは渋る
- 同伴やアフターを断る
- お酒へのこだわりがない
接客のコツ
- お金を使いたがらないからと、あからさまに安いお酒をすすめると、プライドを傷つけてしまうので注意。
- 「これ、飲みやすいよ」「私これ好きなんだ」という語り口でリーズナブルなボトルをすすめると喜ばれる。
- こまめに来店してくれる場合は、バースデーなどのタイミングでシャンパンをおねだりすると、おろしてくれることも。
お客様のタイプに応じたおねだりをすることで、いい気分でキープボトルしてもらえて、お互いにメリットが生じます。日頃の接客からお客様を観察して、お客様の好みや性格を把握しておきましょう。




キャバクラでボトルを入れてもらうメリット


キャバ嬢にとってのキープボトルのメリットは主に2つあります。順番に見ていきましょう。
- ボトルバックが収入に直結する
- お客様の再来店につながる
ボトルバックが収入に直結する
キャバ嬢にとって、キープボトルはバック率が平均約10〜20%と高く、収入アップに直結するのが魅力です。
また、お店によってはボトルの種類によってポイントが付き、翌月の時給が上がる制度を取り入れているところもあります。
シャンパンやウイスキーなどの高価なボトルを入れてもらうことを目標に、仕事を頑張るキャバ嬢も多いです。
お客様の再来店につながる
ボトルキープされれば、お客様はこまめに来店しようとするため、リピート来店する可能性が高まります。
ボトルを入れてもらうには、お客様が「またこのお店に来たい」「この子に会いたい」と感じる必要があるため、次につながる接客を心がけましょう。
まとめ:お客様に気持ちよくボトルを入れてもらって売れっ子キャバ嬢になろう!
キャバクラで稼ぎたいなら、お客様にボトルを入れてもらうことは必須です。
お金を使いたい人から安く抑えたい人まで、さまざまなお客様が来店されますが、お客様に合わせた接客をすれば、気持ちよくボトルを入れてもらえますよ。
さらに、キープボトルしてもらうことで指名も獲得しやすくなるので、今回紹介したコツをマスターして、売れっ子キャバ嬢になりましょう。
なお「お酒が弱くてなかなかボトルを入れてもらえない・・・」とお悩みの人は、ぜひこちらの記事をお読みくださいね。





