夜のお仕事を始めようと考えている方や、すでにキャバ嬢として働いている方なら、クレーム対応が気になりますよね。笑顔で一生懸命接客していても、思わぬクレームをいただくことがあります。
しかし、クレームは必ずしもキャバ嬢側に原因があるわけではありません。接客業ならではの難しさや、お酒が入ることでのすれ違いなど、様々な要因が重なって起きることがほとんどです。
今回は、キャバクラでよくあるクレームの種類や対処法について、実際の現場での経験を交えながら紹介していきます。これを読んで、クレームへの心構えができれば安心してお仕事を始められるはずです♪
キャバクラのクレームってキツイ?


キャバクラでのクレームは、正直メンタル的には大変なものがあります。お客さんとの関係を大切にしながら働く場所だからこそ、一つのクレームが与える影響は小さくありません。
特に夜のお仕事を始めたばかりの方は、クレーム対応に慣れていないため余計にストレスを感じてしまうかもしれません。でも、これはキャバクラに限らず、接客業全般で起こりがちなことです。
この後は、以下のような具体的な内容を詳しく見ていきましょう。
- お店での接客中によく起こるクレームの実態
- 納得できない?という理不尽なクレーム事情
- お酒が入ると起きやすいトラブルについて
接客業にはよくある事
キャバクラのお仕事は、他の接客業と同じように様々なお客さんと接する機会が多い仕事です。そのため、クレームが発生するのはある意味自然なことと言えます。
お店に来られるお客さんはそれぞれ異なる期待や要望を持っています。たとえば、盛り上がる会話を期待している方もいれば、落ち着いた雰囲気で話したい方もいます。こうした期待値の違いが、時にクレームにつながってしまうことがあります。
とはいえ、これは決して避けられないものではなく、むしろ成長のチャンスと捉えることもできます。


理不尽なクレームもある
残念ながら、時には理不尽なクレームを受けることもあります。
たとえば「他のお店ではこうしてくれた」という比較や、「この料金でこの程度の接客なの?」といった心無い言葉をかけられることも。
このような理不尽なクレームの背景には、お客さん自身のストレスや、日頃の不満が影響していることも少なくありません。とはいえ、理不尽なクレームであっても、プロのキャバ嬢としては冷静な対応が必要です。
ただし、暴言や過度な要求など、明らかに常識を超えたクレームの場合は、すぐに店舗スタッフに相談することが大切です。あなた一人で抱え込む必要はありません。
お酒が入るとヒートアップしやすい
キャバクラならではの特徴として、お酒が関係するクレームが多いことが挙げられます。普段は紳士的なお客さんでも、お酒が入ることで感情的になってしまうことがあるのです。
特に多いのが、「もっと一緒に飲んでほしい」「他の客より自分を優先してほしい」といった要望です。また、お酒の席での何気ない会話や態度が、思わぬ誤解を招くこともあります。
このような場合、最も大切なのは早めの対応です。お客さんの様子がいつもと違うと感じたら、さりげなく黒服(ボーイ)に声をかけるなど、事前の対策を心がけましょう。状況が悪化してからでは、対応が難しくなってしまいます。




キャバクラで起こりがちなクレームは?


キャバクラでのクレームには、典型的なパターンがあります。事前に知っておくことで、多くのトラブルを防ぐことができます。
特に初めての方は、起こりうるクレームを把握することで心の準備ができ、より落ち着いた対応が可能になります。それでは具体的に見ていきましょう。
キャバ嬢の不足
「全然キャバ嬢が来ない」「いつも同じ子しか来ない」など、キャバ嬢が足りていないことでクレームを受けることがあります。
指名が入っているキャバ嬢は基本的に他の席に行けませんが、店内の状況が厳しい時は黒服(ボーイ)の指示で短時間だけフリーのテーブルに着くこともあります。その際は、指名のお客様に少しだけ席を離れる事をお伝えし、素早く戻れるよう心がけましょう。
一方、フリーのお客様に同じキャバ嬢が長時間つくことになった場合は、お客様を飽きさせない工夫が重要です。話題を変えたり、ゲームを提案したり、お客様の興味に合わせて場を盛り上げることに集中しましょう。
また、適度にドリンクをお勧めするなど、売上面での工夫も忘れずに。
指名被りでのクレーム
「指名の子が全然戻ってこない」「代わりの子じゃ盛り上がらない」など、指名したキャバ嬢の不在を巡るクレームは要注意です。
特に、ヘルプで入った際に「つまらない」「話が合わない」といった厳しい言葉をかけられることも。
このような場合、焦って無理に話を合わせようとするのはNG。まずは丁寧な対応を心がけ、お客様の様子を見ながら話題を選ぶことが大切です。また、指名の子が戻るまでの繋ぎと割り切らず、自分なりの接客スタイルで対応しましょう。
長時間指名の子が戻れない場合は、黒服(ボーイ)に相談して対応を考えることも必要です。状況によっては、他の人気キャバ嬢に協力を依頼することで、クレームを防ぐこともできます。


料金システムへの不満
「システムの説明が不十分だった」「思っていた金額と違う」というお会計時のクレームは要注意です。特に初めてのお客さんは、キャバクラ特有の料金システムに戸惑うことが多いもの。
そのため、来店時には必ずシステムを丁寧に説明し、延長の際にも改めて料金の確認を行います。特に指名料、セット料金、延長料金などは具体的な金額を示しながら説明することが重要です。
曖昧な説明は後々のトラブルのもとになるため、料金表を見せながら説明したり、不明点がないか確認したりする習慣をつけましょう。
接客態度への不満
「もっと話を聞いてほしい」「笑顔が足りない」など、接客の質に関するクレームも少なくありません。キャバクラは通常の飲食店以上のサービスが求められる場所。そのため、接客への要望も繊細になりがちです。
特に多いのが、会話の内容や態度に関する指摘です。お客さんによって求める接客スタイルは様々。盛り上がる会話を期待する方もいれば、落ち着いた雰囲気を求める方もいます。
このようなケースでは、まずはお客さんの好みや雰囲気を素早く察知することが大切です。また、クレームを受けた際は、すぐに態度を改善する姿勢を見せることで、多くの場合は理解していただけます。
アフターに行けない事への不満
「なぜアフターに来てくれないの?」「他の子は行ってくれるのに」という、営業時間外のお誘いを断ることでクレームになることがあります。特に、お酒が入って強引になられるお客様や、高額を使われる常連のお客様からこのような要求をされることも。
このような場合、曖昧な返事や言い訳はかえってトラブルの原因となります。「生活リズムを大切にしたいので」「体調管理のため」など、自分なりの理由をはっきりと伝えることが大切です。その際、丁寧な言葉遣いを心がけ、感情的にならないよう注意しましょう。
また、執拗なお誘いやしつこい要求がある場合は、一人で抱え込まず黒服(ボーイ)や店長に相談するようにしましょう。場合によっては、そのお客様の担当を他のキャバ嬢に代わってもらうなど、店舗としてのサポートを受けることも検討できます。
自分の意思をしっかりと持ちながら、プロとしての対応を心がけることが大切ですよ♡
他のお客さんとの関係性
店内の他のお客様に関するクレームも日常的に発生します。「隣の席がうるさい」「他の客と話をしすぎ」といった内容が代表的。特に、週末の混雑時には起こりやすい問題です。
本来なら互いの席が見えないよう配慮した座席案内をするのですが、たまに黒服(ボーイ)の位置取りが甘いこともあります。そんな時は、違う席に移動するように行動しましょう。
このような状況では、即座に黒服(ボーイ)と連携して対応することが重要。必要に応じて座席の移動を提案したり、パーテションで区切ったりするなどの工夫も必要です。
また、複数のお客様の対応をする際は、誰かに偏らないよう気を配りましょう。それぞれのお客様に適度な注意を払い、公平な接客を心がけることでトラブルを防げます。
キャバ嬢の容姿に関して
「写メ日記と実物が違う」「昔より太った」「もっと可愛い子を付けて」など、キャバ嬢の見た目に関するクレームを受けることがあります。
特に、SNSでの写真を見て来店されたお客様からこのような指摘をされることも。
このような容姿に関するクレームは、精神的にかなりキツイものです。ですが、過度な言葉で傷つけてくる場合は、明らかな嫌がらせの可能性もあります。特に、他のお客様の前で大きな声で言われたり、差別的な発言をされたりした場合は、すぐに黒服(ボーイ)に報告しましょう。
また、容姿に関する指摘は、時として「キャバ嬢としての価値」と結びつけて言われることもあります。
しかし、そのような発言をするお客様は、あなたの魅力を正しく理解できていないだけ。笑顔と会話で楽しませることができれば、見た目の指摘は気にする必要はありません。




キャバクラでクレームを言われやすいキャバ嬢の特徴


クレームを受けやすいキャバ嬢には、いくつかの共通点があります。これらの特徴を知っておくことで、自分の振る舞いを見直すきっかけになるはず。
実は、ちょっとした意識の変化で、クレームのリスクを大きく減らすことができるんです。
新人キャバ嬢
経験が浅いと、どうしてもクレームを受けやすい傾向にあります。特に多いのが、場の空気を読み切れないことから生まれるトラブル。盛り上がっている席でしっとりした話をしてしまったり、真面目な話の最中に明るすぎる話題を出してしまったり。
でも、新人だからといって心配する必要はありません。むしろ、新人らしい一生懸命さが好印象を与えることも。大切なのは、分からないことを素直に先輩に聞く姿勢です。
おどおどしているキャバ嬢
自信のない態度や、迷いがちな仕草は時としてクレームのもとに。「この子は大丈夫かな」「もっとしっかりした子がいい」といった不安な気持ちをお客さんに抱かせてしまうことがあります。
例えば、質問にすぐ答えられない、注文を何度も確認してしまう、視線が定まらないといった態度は要注意。たとえ内心不安でも、できるだけ堂々とした態度を心がけましょう。
ただし、無理に背伸びする必要はありません。自分らしさを保ちながら、少しずつ自信をつけていくことが長く続けるコツです。先輩の接客を観察しながら、自分なりのスタイルを見つけていきましょう。
過剰なサービスをするキャバ嬢
必要以上のサービスをしてしまうことで、かえってクレームを招くことがあります。例えば、お客さんの発言にすぐ同意してしまう、必要以上に気を遣いすぎる、といった対応です。
このような過度な気遣いは、時としてお客さんに「この子は誰にでも同じように接している」という印象を与えかねません。また、過剰なサービスは他のお客さんとの対応の差を生み、新たなクレームの原因になることも。
体調管理が甘いキャバ嬢
夜の仕事は体力勝負。体調管理がおろそかになると、つい気持ちも上がらず、接客にも影響が出てしまいます。「元気がない」「テンションが低い」といったクレームは、実は体調面が原因であることも。
睡眠不足や疲れが溜まっていると、笑顔も作り笑いになりがちです。また、集中力が低下して、お客さんの話を聞き逃してしまうことも。これらは、確実にクレームのリスクを高めます。
そのため、規則正しい生活リズムを心がけ、十分な休息を取ることが大切です。美容にも良い効果がありますし、何より心に余裕を持って接客できるようになります。
メンタル面が不安定なキャバ嬢
プライベートでの悩みや人間関係のストレスを、仕事場に持ち込んでしまう人もいます。しかし、これは危険信号。気分の浮き沈みが激しいと安定した接客ができず、クレームの原因となってしまいます。
例えば、お客さんの些細な一言にイライラしてしまったり、急に涙目になったりする様子は、お客さんに不安な印象を与えます。
たとえ辛いことがあっても、仕事中はプロとしての対応が求められます。
悩みがある時は、先輩や店長に相談するのも一つの手。一人で抱え込まず、周りのサポートを受けながら、メンタルケアを心がけましょう。


キャバクラでクレームを言うお客さんの特徴


クレームを言うお客さんにも、実はいくつかの共通した特徴があります。こうした特徴を把握しておくことで、クレームを未然に防いだり、早めの対策を取ったりすることができます。
トラブルを防ぐためにも、どんなタイプのお客さんに気をつければよいのか、見ていきましょう。
お金を持っている事をアピールしてくる
「普段は銀座で遊んでいる」「このお店なんてレベルが低い」など、お金持ちであることを必要以上にアピールしてくるお客さんには要注意です。見栄を張る方は、些細なことでプライドを傷つけられたと感じやすい傾向にあります。
特に、大きな金額を使っているお客さんほど、自分が特別な存在だと思い込みがち。他のお客さんと同じような接客をしただけでも、「俺にはこの程度の対応なの?」と不満を持たれることがあります。
このようなお客さんには、丁寧な接客を心がけつつも、過剰な期待を持たせないよう注意が必要です。あくまでも店のルールの範囲内で、誠実な対応を続けることが大切です。
他のキャバ嬢と比べてくる
「あの子の方が可愛い」「隣の子の方が話が面白い」など、他のキャバ嬢との比較を口にするお客さんもいます。こうした発言は、キャバ嬢の心を傷つけやすく、時にはクレームに発展することも。
特に気をつけたいのは、あからさまな比較を繰り返すお客さん。自分の言動がキャバ嬢を傷つけていることに気づいていない場合もありますが、意図的に精神的なダメージを与えようとしているケースもあります。
このような状況では、動揺せず冷静な対応を心がけましょう。必要に応じて、さりげなく黒服(ボーイ)に状況を伝えることも大切です。
酔いが回っている状態で来店
お酒を飲んでから来店されるお客さんの中には、些細なことでクレームを付けやすい方がいます。通常なら問題にならないような対応でも、お酒が入ることで感情的になってしまうことも。
このようなお客さんには、さりげなく水分を勧めたり、適度に話題を変えたりしながら、場の雰囲気をコントロールすることが大切です。また、黒服(ボーイ)とも連携を取り、万が一の事態に備えましょう。
ケチ
「高すぎる」「もっと安くできないの?」と、料金に関して必要以上にシビアなお客様からのクレームも少なくありません。特に、延長料金やチャージ、キャバ嬢のドリンクなどへの不満を口にされることが多いものです。
例えば「ドリンク一杯で○○円も取るのか」「他店ならもっと安い」といった比較をされたり、会計時に細かい値引き交渉を始めたりするケースも。
中には「この程度のサービスでこの料金は納得できない」と、接客内容と料金を結びつけて不満を述べる方もいます。
このようなお客様には、料金システムを丁寧に説明することが大切です。ただし、値引き交渉には応じず、黒服(ボーイ)に相談するようにしましょう。また、お会計の前には必ず料金の確認を行い、後からのトラブルを防ぐことを心がけましょう。
常連客だと主張する
「私はこのお店の常連だ」と強調しながら、無理な要求をしてくるお客さんもいます。確かに常連のお客さんは大切ですが、店のルールを無視した特別扱いは、他のお客さんとのトラブルの原因にもなります。
特に多いのが、料金システムや指名のルールに関する無理な要求です。「いつもこうしてもらっている」と言われても、店のルールを曲げることはできません。
このような場合は、丁寧に説明しながらも、毅然とした態度でルールを守ることが大切です。必要に応じて店長や黒服(ボーイ)に相談し、適切な対応を心がけましょう。




キャバクラでクレームが起きた時キャバ嬢はどうする?


クレームが発生した時、最初の対応が特に重要です。適切な初期対応ができれば、多くの場合は大きなトラブルを防ぐことができます。
焦らず、冷静に、そして素早く行動することを心がけましょう。
お客さんの話をしっかり聞く
クレームの内容をしっかりと理解することは、適切な対応への第一歩です。お客さんの話を遮ることなく、最後まで耳を傾けましょう。
この時に大切なのは、相槌を打ちながら傾聴する姿勢です。「確かに」「申し訳ございません」など、適切な言葉を挟みながら話を聞きます。また、メモを取ることで、お客さんの要望を正確に把握できます。
黒服(ボーイ)を呼ぶ
まずはお客様の話をしっかりと聞き、クレームの内容を理解することが大切です。その上で、自分だけでは解決が難しいと判断した場合は、速やかに黒服(ボーイ)を呼びましょう。
例えば「料金システムへの不満」「他のお客様とのトラブル」「過度な要求」など、キャバ嬢個人の対応では解決できない内容の場合は、必ず黒服さんの助けを借りることが賢明です。「少々お待ちください」と一言添えてから席を外し、状況を具体的に説明しましょう。
なお、黒服(ボーイ)が来るまでの間も、お客様の前では冷静な対応を心がけることが重要です。感情的になったり、言い訳がましい態度を取ったりすると、かえって状況が悪化する可能性があります。
プロとしての振る舞いを忘れないようにしましょう。
店長や幹部に報告
深刻なクレームの場合は、店長や幹部スタッフへの報告が必要です。特に、お客さんが激怒している場合や、金銭的なトラブルの場合は、速やかに上司に状況を伝えましょう。
報告する際は「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ」を簡潔に説明することが重要です。感情的な言葉は避け、事実を正確に伝えることを心がけます。また、自分なりに考えた解決策があれば、それも併せて提案しましょう。
上司への報告は、その後の対応の方向性を決める重要な判断材料となります。正確な情報共有が、スムーズな問題解決につながります。
謝罪は素直な気持ちで
クレームを受けた際は、まず謝罪の言葉を述べることが基本です。ただし、形式的な謝罪ではなく、心からの謝罪の気持ちを込めることが重要です。
また、謝罪の後には必ず対応策を提示しましょう。「今後はこのようにさせていただきます」という具体的な提案があると、より効果的です。
感情的にならない
クレーム対応で最も気をつけたいのが、自分の感情をコントロールすることです。たとえ理不尽な内容でも、感情的になってしまっては適切な対応ができなくなってしまいます。
例えば、声を荒げられても冷静さを保ち、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。また、表情や態度にも注意が必要です。不機嫌そうな表情や、ため息をつくなどの態度は、状況を悪化させる原因となります。
どんなに辛い状況でも、プロフェッショナルとして感情をコントロールする力が必要です。深呼吸をしたり、心の中で数を数えたりして、冷静さを保つ工夫をしましょう。
対応策を明確に伝える
クレームへの具体的な対応策は、明確に伝えることが重要です。「検討させていただきます」といった曖昧な回答は、かえってお客さんの不信感を招くことも。
まずは現状でできる対応を提案し、難しい要望の場合は、その理由と代替案を示しましょう。例えば、「すぐに対応させていただきます」「申し訳ありませんが、代わりにこちらはいかがでしょうか」といった具合です。
クレームを受けたキャバ嬢は罰がある?


クレームを受けた後の対応は、キャバ嬢の今後を大きく左右します。ただし、一度のクレームで必要以上に落ち込む必要はありません。
むしろ、改善のチャンスと捉えることで、よりよい接客につながっていくのです。
キャバ嬢に非がなければ気にしなくて良い
実は、クレームの多くはキャバ嬢側に大きな非がないケースがほとんど。
例えば「システム上の制約」「店のルール」「他のお客様との兼ね合い」など、個人の努力だけではどうにもならない理由が背景にあることが多いものです。
特に、「指名が被ってしまった」「混雑時の対応が遅くなった」「アフターを断った」など、仕事をしている以上避けられない状況でのクレームは、必要以上に落ち込む必要はありません。
むしろ、このような経験を重ねることで、お客様の気持ちの予測や、トラブルの未然防止ができるようになっていきます。
ただし、クレームを受けた際は必ず黒服さんや店長に報告を入れ、状況を共有しておくことが大切です。店舗スタッフと情報を共有しておくことで、万が一同じようなクレームが再度発生した時も、適切なサポートを受けることができます。
キャバ嬢が悪い場合は注意を受ける
明らかにキャバ嬢側に非がある場合、店舗からの指導が入ります。
例えば、接客マナーの不備や、お客さんへの対応が不適切だった場合など。このような時は、素直に反省し、改善に努めることが大切です。
指導を受ける際は、具体的な改善点を確認しましょう。「何が」「どのように」問題だったのか、しっかりと理解することで、同じミスを繰り返さないようになれます。また、先輩キャバ嬢からアドバイスをもらうのも効果的です。
店舗からの指導は決して責められているわけではなく、成長するためのチャンス。前向きに受け止めることで、より良いキャバ嬢になれます。
同じ内容のクレームが多いと最悪クビ
同じようなクレームを繰り返し受けてしまう場合、最悪の場合は退店を求められることもあります。特に、お客さんの大切な時間やお金に関わるクレームは重大です。
ただし、すぐに退店になるわけではありません。まずは注意や指導が入り、改善のチャンスが与えられるのが一般的です。


改善が見られれば評価が上がる
クレームをきっかけに接客を見直し、改善できた場合は、むしろ評価が上がることもあります。例えば、お客さんへの気配りが増えた、トラブルへの対応力が身についたなど、成長が見られれば店舗からの信頼も高まります。
このような前向きな姿勢は、必ず周りのスタッフにも伝わります。結果として、より良い環境で働けるようになるでしょう。
お店の対応で防げるクレームも
実は、クレームの中にはお店の体制を改善することで防げるものも少なくありません。例えば、システムの説明不足や、スタッフ間の連携ミスなど、個人の努力だけでは解決できない問題もあります。
このような場合、建設的な提案をすることで、店舗全体の改善につながることも。「お客さんからよく聞かれる質問をまとめたマニュアルがあると良い」「スタッフ間の情報共有の方法を工夫できないか」など、具体的な提案を心がけましょう。
ただし、提案する際は店舗の状況も考慮に入れ、実現可能な内容を心がけることが大切です。
キャバクラのクレーム対応でやってはいけない事


クレーム対応には、絶対に避けるべき対応があります。これらは状況を必ず悪化させてしまう行動なので、しっかりと覚えておきましょう。
たとえ焦っている時でも、以下のような対応だけは絶対に避けることが大切です。
「とりあえず」の態度で謝る
形だけの謝罪は、かえってお客さんの怒りを増幅させてしまいます。「はいはい、すみません」といった投げやりな謝罪や、心がこもっていない謝罪の言葉は、相手に誠意が伝わりません。
また、クレームの内容をしっかり理解せずに謝ることも問題です。お客さんの話をよく聞き、何に対して謝罪が必要なのかをしっかりと理解することが大切です。
その場しのぎの対応をする
「後で対応します」「検討しておきます」など、その場をやり過ごすだけの返答は避けましょう。このような曖昧な対応は、お客さんの不信感を招くだけでなく、問題を更に大きくしてしまいます。
具体的な対応策を示さないまま時間が経過すると、お客さんの不満は更に大きくなります。その場で対応できないことでも、いつまでに、どのように対応するのかを明確に伝えることが重要です。
また、実現できない約束をしてしまうのも危険です。後で対応できないことが分かり、更なるクレームを招く可能性があります。
言い訳や弁解をする
クレーム対応中に言い訳をすることは、最も避けるべき行動の一つです。「忙しかったので」「他のお客さんもいたので」といった弁解は、どれも言い訳にしか聞こえず、お客さんの怒りを増幅させてしまいます。
特に気をつけたいのが、他のスタッフや店の事情を持ち出す弁解です。「先輩から教わっていなかった」「店のシステムがこうなっているので」といった発言は、プロとしての自覚が足りないと思われてしまいます。
また、自分の非を認めず、言い訳を重ねることは、お客さんとの関係を修復できなくなる原因にもなります。素直に謝罪し、改善策を提案する姿勢を心がけましょう。
感情的な言動をとる
クレーム対応中に感情的になることは、絶対に避けなければいけません。たとえ理不尽な内容でも、声を荒げたり、険しい表情をしたりすることは禁物です。
どんなに理不尽な要求でも、まずは冷静に相手の話を聞く姿勢が大切です。感情的になりそうな時は、深呼吸をするなど、自分をコントロールする工夫をしましょう。
適当な返事をして放置する
「分かりました」と言って、その後何も対応しないことは最悪の行動です。クレームを真摯に受け止めず、放置することは、店全体の信用問題にもなりかねません。
例えば、「後で店長に伝えておきます」と言って実際には伝えない、「次回から気をつけます」と言って改善の努力をしないなど。これらの対応は、必ず大きな問題となって返ってきます。
クレームを受けた際は、必ず記録を取り、上司への報告や改善策の実行など、具体的なアクションを起こすことが重要です。
まとめ:キャバクラのクレームはよくある事!自分に非がなければ堂々とする事も大切♡
キャバクラでのクレーム対応は、決して特別なことではありません。接客業である以上、クレームは付き物です。大切なのは、クレームを前向きに捉え、成長のチャンスとして活かすことです。
特に覚えておきたいポイントは、クレームを受けたら速やかに黒服(ボーイ)や店長に相談すること。一人で抱え込まないことが、スムーズな解決への近道となります。また、お客さんの声をしっかり聞き、誠意を持って対応することで、多くの場合は解決に至ります。
もちろん、明らかに理不尽なクレームもあります。そんな時は、自分を責めすぎる必要はありません。店のルールをしっかり守り、プロとしての対応を心がけていれば、必ず味方になってくれる人がいるはずです。
これからも笑顔で楽しく働けるよう、このような知識を活かしていってくださいね♪



