「キャバクラに来るフリーのお客様とどんな話をすればいいかわからない…」キャバクラで働き始めた人の中には、このような悩みを持っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、フリーのお客様との会話のコツや具体的に盛り上がる話題、会話をする上で注意すべきことを解説します。
フリーのお客様との会話で困っている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。また、以下の記事もお客様と会話をする上で参考になるのでチェックしてみてくださいね。


キャバクラのフリーのお客様にはまず「挨拶」から


会話に入る前に大事なのが第一印象です。第一印象が良くなければ、その後の会話も弾みません。
そこでここでは、フリーのお客様への第一印象を良くする挨拶のポイントを3つ解説します。
フリーのお客様には独自の自己紹介でアピール
フリーのお客様には独自の自己紹介でアピールしましょう。独自のアレンジを加えると、「この子なんか面白いな」と思ってもらえるのでお客様の印象に残りやすいです。
「初めまして、〇〇です」という基本的な挨拶をしながらも、軽い変化球を加えるのがベストです。
【会話例】
はじめまして、〇〇です。また来てくれて嬉しいです。
いや、初めて来たよ(笑)
あれそうでしたっけ?なんか見覚えがある気がして。もしかしたら前世で会ったことがあるのかもしれませんね(笑)
お客様との距離を縮めながら進めることを意識すると、相手の記憶に残りやすい自己紹介になります。
フリーのお客様には挨拶時に名刺を渡す
フリーのお客様には、挨拶時にきちんと名刺を渡すことも大切です。なぜなら、お客様の中には名刺を渡さないと残念に思う人もいるからです。
名刺を渡すときは「名前が〇〇なんで、〇〇って呼んでくれると嬉しいです」と笑顔で言うと、相手から好印象になります。
渡すタイミングは自分の名前をお客様に伝えるときが基本です。しかし、慣れてきたら「他のキャバ嬢と席をチェンジする際に名刺を渡して印象づける」というテクニックを使うのもアリです。
フリーのお客様とお互いの呼び方を決めておく
お客様の名前を覚えたら、お互いの呼び方を決めましょう。呼び方を決めることで、初対面でもよそよそしい空気にならず、短い会話の中で距離感を縮められます。
お客様によっては、勝手にあだ名を決めて距離を詰める方法も有効です。呼び名を決めて、最初からお互いにリラックスした状態で会話を進めましょう。




フリーのお客様との会話で盛り上がる話題


ここでは、フリーのお客様との会話を盛り上げるための話題を10個紹介します。
指名につなげるためには、本記事で紹介する話題を話すことに加えて、会話の各所で褒めたり赤裸々に好意を伝えたりすると効果的です。


会話ネタ1:持ち物や服装について
相手が小物やファッションにこだわっている場合は、持ち物や服装を褒めるところから会話を始めましょう。
具体的に褒めるのは、以下のようなものです。
- カバン
- 時計
- ネクタイ
- カフス
- ライター
ただし、自分が本当に良いと感じたものを感情を込めて褒めましょう。もし適当に褒めていることがわかったら、お客様の機嫌が悪くなってしまう可能性があるので注意してください。
【会話例】
〇〇さんのネクタイ、おしゃれでかわいいですね!ブランドはどこですか?
これは〇〇のネクタイだよ。
そうなんですね!メチャクチャよく似合ってると思います。
会話ネタ2:出身地について
会話のネタとして無難なのは、出身地に関するトークです。
もしお客様と自分の出身地が同じだったり近かったりすると、会話が盛り上がりやすくなります。
また、仮に出身地が同じでなくても、旅行で行ったことがある場合は会話を広げやすいです。出身地についての会話がNGという人はほとんどいないので、誰にでも話しやすい話題です。
【会話例】
〇〇さんって、出身地どこですか?
大阪だよ。
本当ですか!私は京都です。友達と遊びに行くときは、だいたい大阪の梅田に行ってますよ!
会話ネタ3:趣味や休日の過ごし方
趣味や休日の過ごし方も、フリーのお客様との会話で鉄板の話題です。
特に、趣味や休日の過ごし方がお客様と同じだった場合は、何かしらの共通点が見つかり会話が盛り上がりやすいです。
もし趣味がわからない場合は、「詳しくないので教えてほしい」というスタンスで話しましょう。「自分に興味を持ってくれてる」と思われるので、お客様からの印象が良くなります。
ただし、お客様の趣味について全く知らないと、話についていくのは難しくなります。
なので、キャバクラに来る男性が好きそうな野球やゴルフの話は、少しでも勉強して知識を入れておくようにしましょう。
【会話例】
〇〇さんって、休日は何して過ごしてるんですか?
休みの日は家で野球を見るのが基本かな。ときどきスタジアムに足を運んだりもするけど。
いい過ごし方ですね!私は野球のことはあまり知らないので、ぜひ教えてほしいです。
会話ネタ4:食べ物(好き嫌い)
ベタですが、食に関する興味やこだわりを持っている人は多いので、食べ物の話もオススメです。特に、好きな食べ物や嫌いな食べ物の話は盛り上がります。
また、おふくろの味の話は子ども時代や家族の話にもつなげやすいので、積極的にしていきましょう。
【会話例】
〇〇さんって、嫌いな食べ物とかあります?
あー、ベトナム料理のパクチーとか苦手かな
それ私も苦手です!正直、入ってない方が美味しいのになと思うこと結構あります!
会話ネタ5:恋バナ(初恋・好きなタイプ)
恋バナは男女関係なく盛り上がるので、フリーのお客様との会話ネタではうってつけです。
若い頃の話や懐かしい話をすることで相手も心を開きやすくなり、親近感を抱きやすくなります。
中でもオススメなのは、好きな異性のタイプの話題です。なぜなら、タイプから好きな芸能人や理想のタイプ、フェチなど、さまざまな話につなげることができるからです。
逆に、自分がタイプを聞かれたときは、イケメン俳優やアイドルの名前をあげると面食いだと思われてしまう可能性があります。
一緒にいて楽しそうなどの理由でお笑い芸人の名前をあげると、中身で男性を選ぶタイプだと思われて好印象になるのでオススメです。
また、お客様によっては、少し下ネタ気味な話を振ってみるのもアリです。SかMかなどの話から、性格的な話につなげることもできますよ。
【会話例】
〇〇さんって、好きな芸能人は誰ですか?
新垣結衣とか好きかな
新垣結衣さん綺麗ですよね!どんなところが好きなんですか?
会話ネタ6:学生時代や子供の頃の話
学生時代の思い出話や子どもの頃の話題は場が和むだけでなく、話している方も満足度が高いです。
具体的にオススメの話題は以下の通りです。
- 当時流行っていた歌やファッション、言葉
- 子どもの頃になりたかった職業
- 就活の話など
子どもの頃になりたかった職業は今の趣味、就活の話は今の仕事内容につなげることもできます。
【会話例】
〇〇さんって、子どもの頃なりたかった職業とかありますか?
子どもの頃はメッシに憧れてサッカー選手になりたかったな。
メッシのドリブルすごいですよね!サッカー何年くらいやってたんですか?
会話ネタ7:見た目について
お客様の見た目の話も、キャバクラでは定番の会話です。
若いお客様であれば人気アイドルやタレント、年齢が上目のお客様には渋い俳優に似ていると言ってあげると、好感度アップ間違いなしです。
逆に、炎上して世間からの評価があまり良くない芸能人や有名人は、例に出さないようにしてください。馬鹿にしていると思われて怒ってしまう可能性があります。
【会話例】
〇〇さんて、俳優の西島秀俊に似てるって言われません?
いやー、言われたことないけど(笑)
本当ですか?笑ったときの目元とかそっくりだと思います!
会話ネタ8:お酒関連の話
お客様がお酒好きの場合は、お酒の話をするのがオススメです。
具体的には、以下のような話をしましょう。
- 好きなお酒の種類
- 普段お酒を飲む場所
- お酒の失敗談など
お酒の失敗談に関しては、内容によってはドン引きされてしまう可能性があります。そのため、お酒をガンガン飲んでいてかなり酔っぱらっている状態のお客様限定で話しましょう。
お酒の話をすることで、ドリンクオーダーや場内指名につながりやすいというメリットもあります。
【会話例】
〇〇さんって、普段どんな種類のお酒を飲むんですか?
基本的に日本酒かな
日本酒なら私もよく飲みます!日本酒をおいしく飲めるお店とかあったらぜひ教えていただきたいです。
会話ネタ9:各地の繁華街(お店や名所)について
出身地と似ていますが、今まで行った旅行先や地域の話はキャバクラでも盛り上がりやすいです。
近くにあるお店の話で盛り上がることができれば、その後の同伴につなげられる可能性も高いですよ。
【会話例】
〇〇さんは旅行が趣味って行ってましたけど、最近はどこに行きました?
最近は北海道に行ったよ。
北海道ですか!食べ物が美味しいし涼しいからいいですよね!私も久しぶりに行きたくなってきました!
会話ネタ10:仕事の話
キャバ嬢という仕事に興味を持っているお客様には、キャバクラの仕事について話しましょう。
そういったお客様には、キャバクラの世界でしか使わないハンドサインや業界用語の話をすると盛り上がります。また、気さくに仕事を教えてくれるお客様であれば、相手の仕事の話をするのもオススメです。
【会話例】
キャバクラって、なんかハンドサインとかあるんでしょ?例えばどんなのがあるの?
色々ありますよ。例えば、温かいおしぼりはこうやって雑巾を絞るようなイメージでやります。
へえー、そうなんだ!




キャバクラでフリーのお客様と会話する上で注意したいこと


ここでは、キャバクラのフリーのお客様との会話で注意したいことを3つ紹介します。
フリーのお客様には基本的に敬語で話す
初対面のフリーのお客様には、基本的に敬語で話しましょう。なぜなら、人によってはタメ口が失礼だと感じてしまうからです。
タメ口に変えるのは、お互いの距離感が近づいてからにするのがベストです。
だし、相手の雰囲気や会話の流れによっては、タメ口でのやり取りも適している場合もあるので、臨機応変に対応しましょう。
ポジティブな内容・回答を心がける
お客様の前では、ポジティブな話をするようにしましょう。
なぜなら、ネガティブな話になると、「お金を払ってそんな話を聞きにきたわけではない」と感じる人が多いからです。
お客様からネガティブな愚痴を聞かされたときも、なるべくポジティブな会話で返すようにしましょう。愚痴を話すお客様に正論やネガティブな言葉を返すと、気分を害してしまう可能性があるのでNGです。
フリーのお客様の苦手・嫌いなことを早めに察する
フリーのお客様との会話では、相手の苦手・嫌な話題を察することが重要です。
話題を振ったときに相手が少しでも言いにくそうだったり顔をしかめたりする場合は、苦手な話題か嫌いな話題と判断してさりげなく話題を変えるようにしましょう。
カラオケをする場合も歌が苦手な可能性があるので、無理に誘ったり強要したりしないようにしてください。




キャバクラでフリーのお客様から聞かれる質問を知っておこう


フリーのお客様と会話するうえで、よく聞かれることを事前に想定しておくことでスムーズに返すことができます。
よく聞かれる質問は以下の通りです。
- 何歳?
- 彼氏いるの?
- 何カップ?
- 客と寝たことある?
- どこに住んでるの?
- 本名教えて?
- なんでキャバ嬢やってるの?
真面目に答える用・お笑い用・色恋用など、複数パターンの回答を準備しておきましょう。
基本的に返答は深く考えすぎず、軽く返しても問題ありません。必ずしも真実を話す必要はなく、状況に応じてアレンジして答えても大丈夫です。
下ネタに関する質問の対応は、キャストやお店の方針によりますので、どのように答えるかは事前に確認しておきましょう。あまり答えたくない質問は指名やドリンクの交渉材料として使うこともできます。
例えば、「指名くれたら答えてあげる」「ドリンク入れてくれたらいいけどな」という感じです。トラブル防止のために、本名や住所は教えないようにしましょう。
ただし、秘密に納得しないお客様がまれにいるので、事前に架空の本名や住所、学校などを設定しておくと聞かれたときに楽です。
フリーのお客様にセクハラされた時の対処法は以下の記事を参考にしてくださいね。


まとめ
本記事では、フリーのお客様との会話のコツや具体的に盛り上がる話題、会話をする上で注意すべきことを解説しました。
会話を上手く盛り上げれば、多くのお客様から指名を獲得することができます。お店の売り上げにも貢献できるので、お店にとっても大切な存在となるでしょう。
「いつもフリーのお客様と何を話せばいいか迷う」という人は、ぜひ本記事を参考にしてください。



