キャバクラとガールズバーの違いは?メリット・デメリットも解説!

キャバ嬢とガールズバーで店員
もくじ

キャバクラとガールズバーの違い6つ

キャバクラとガールズバーの店内

キャバクラとガールズバーは、一見似ているように思えますが、実際には様々な違いがあります。

この記事では、キャバクラとガールズバーの違いを詳しく解説します。

キャバクラガールズバー
営業形態・営業時間原則0時まで営業可能0時以降も営業可能
接客方法一人のお客様に1名のキャストが付く複数のお客様に対して同時に接客
仕事内容会話でお客様を楽しませることがメインの業務お酒作りをしつつ会話を楽しむことがメインの業務
働くキャスト・お客様の年齢層20代前半から30代まで
熟女キャバクラでは40代まで
10代後半から20代中旬まで
勤務時の服装キャバドレス私服もしくは制服貸与
ルール・ノルマ種類が多く、厳しめ種類は少なく、ゆるめ

1.営業形態・営業時間が違う

キャバクラ

キャバクラは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、通称「風営法」の「接待飲食等営業1号」の許可を取得することが必要で、深夜0時を過ぎると営業は原則禁止されます。

地域によっては特別な許可を取得して深夜1時まで営業することもあります。

ガールズバー

ガールズバーは「深夜酒類提供飲食店」としての届出で営業をする必要があります。

ガールズバーは居酒屋や一般の飲食店と同じ扱いとなるため、深夜0時以降も営業可能で、朝まで営業を行っているお店も多いです。

2.接客方法が違う

キャバクラ

キャバクラの接客はお客様の隣に座り、会話やお酒を楽しむマンツーマンスタイルが主流です。

ガールズバー

ガールズバーの接客は主にカウンター越しです。お客様の隣に座って接客することは「接待」に該当するため許可されていません。

また、ガールズバーでは店舗や時間帯、混雑具合によっては一人のキャストが一人のお客様をメインに接客することもありますが、基本的にはカウンター席に座る複数のお客様に対して同時に接客を行うことが一般的です。

3.仕事内容が違う

キャバクラ

キャバクラでは、会話でお客様を楽しませることが主な仕事内容です。指名やアフターなどの外部サービスを通じて、リピート客を増やすことが目的となります。

また、連絡先の交換や同伴出勤など、プライベートな時間を使ってより深い関係を築くことが求められる場合もあります。

ガールズバー

一方、ガールズバーは、ドリンクの提供とカジュアルな会話を楽しむことが主な業務です。

指名制度や同伴などの営業、連絡先の交換は基本的にはありませんので、プライベートと仕事を分けたい人や、ナイトワーク初心者でも働きやすい環境が整っています。

4.働くキャスト・お客様の年齢層が違う

キャバクラ

キャバクラのキャストは20代前半から30代まで、熟キャバになると40代までの幅広い年齢層が存在します。

お客様の層もビジネスマンや富裕層など、40歳以降の中高年が中心となります。

ガールズバー

ガールズバーは、10代後半から20代中旬の若いキャストが多い傾向にあります。30代のキャストはほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。

また、料金が手頃なため、学生や若い層のお客様が多く訪れます。

5.仕事する時の服装が違う

キャバクラ

キャバクラのキャストは一般的に、派手なヘアメイクと共に、華やかなキャバドレスを身につけます。

多くの店ではドレスのレンタルサービスがあるものの、デザインが古いものやサイズ違いが目立つため、特別な事情がなければ、キャストは多種多様なドレスを自前でそろえています。

ガールズバー

一方、ガールズバーのキャストは、店舗が提供する制服またはカジュアルな私服を主に着用します。

私服の場合

清潔感は必須です。そして、トレンドを意識したファッションや、セクシーなミニスカート、シンプルなトップスの組み合わせなどが好まれます。

特に、男性のお客様から好感を持たれる、女性らしくてかわいらしいスタイルが選ばれることが多いです。

制服の場合

多くは白のTシャツやブラウスに黒のスカートといったクラシックなスタイルが一般的です。

店舗のテーマに応じて、メイド服や特定のユニフォームなどの特色ある制服を提供することもあります。さらに、エプロンやリボン、カチューシャのような小物で一工夫加えることも珍しくありません。

6.ルール・ノルマが違う

キャバクラ

キャバクラでは、指名ノルマや売上ノルマや出勤日数が厳しく、決められた基準を達成できない場合の罰金制度が存在することもあります。

また接客のマナーや振る舞いなどが定められており、店舗ごとの接客スタイルを守ることが求められます。

ガールズバー

ガールズバーでは、ノルマの設定は少なめです。「指名ノルマ」を採用している店舗もありますが、一般的ではありません。

ドリンクの売上目標を持つ店もあるものの、キャバクラと比べてその基準は緩やかです。多くのガールズバーでは出勤日数に柔軟性を持たせており、フリーシフト制を採用しています。

違反や遅刻に対する罰金は存在する場合もありますが、その額はキャバクラと比べて控えめであることが一般的です。

キャバクラで働くメリット

キャバ嬢が笑顔でで店内にいる様子

キャバクラとガールズバーの違いを把握したら、それぞれの良い面と悪い面を理解することも重要です。

キャバクラでの仕事は、一般的に高収入や華やかなイメージが先行するかもしれませんが、実際に働くことで得られるメリットはそれだけにとどまりません。

キャストとしての活動を通じて、自己成長や人間関係のスキルを向上させることもできます。

ここでは、キャバクラで働くことのメリットをいくつか紹介します。

高い収入を得られる

キャバクラでのお給料は、同伴やドリンクのバックなどを含むと非常に高額となります。

特に、お客様からの本指名を多く集めることができると、月収100万円以上の高収入を得ることも夢ではありません。

美意識が上がる

キャバクラの世界では、スタッフ全員が自分の外見や身なりに気を使います。そのため、自分自身を磨く機会が増えるので、働くうちに自然と美意識が高まっていきます。

高収入なので、定期的に美容エステなどに通い、メンテナンスができるようになるのもメリットと言えるでしょう。

貴重な人生経験になる

キャバクラには、社会の様々な層のお客様が集まります。

会社の役員や経営者、芸能関係者といった、普段の生活では出会うことの少ない人たちとの交流ができるのは、キャバクラならではの魅力です。

そういった人たちとの会話を通じて、多くの知識や経験を得ることができます。

コミュニケーション能力が身につく

キャバクラでの仕事は、日常の中でさまざまなお客様と接することが中心です。

もともと人見知りだったり、人と接するのが苦手な方でも、経験を重ねることでコミュニケーション能力が向上します。

お客様から高級なプレゼントをもらえる

キャバクラに訪れるお客様の中には、キャバ嬢に特別な感情を抱く方も多いです。

その結果、高級ブランド品のプレゼントや高級レストランでの食事の招待など、様々な特典を受けることができます。

特に、お客様との関係が深まったキャバ嬢の中には、車やマンション、さらには別荘をプレゼントしてもらえることもあります。

キャバクラで働くデメリット

キャバ嬢が悲し気な表情で店内にいる様子

一方で、キャバクラでの仕事には華やかさの裏に潜むデメリットも確かに存在します。

高収入や楽しさに目を向けがちですが、それと同時に厳しい業界特有の問題も抱えています。

特にプライベートの時間の確保や職場の人間関係、お金に関する問題など、キャストとして働く上でのデメリットについて触れていきます。

セクハラに遭いやすい

キャバクラの接客の性質上、お客様の隣で会話を楽しむことが多く、特にお酒の力を借りたお客様からセクハラ・お触り行為を受けるリスクが増えます。

これをスムーズにかわすためには、高度なコミュニケーション技術やセクハラを巧みに避けるテクニックが求められるのが現実です。

プライベートな時間を確保しにくい

売れっ子キャバ嬢になるまでの過程では、お客様からの指名を増やすために、営業時間外も頻繁に連絡をとることが必要となります。

これはお客様に特別な存在感を演出するためのもので、その結果、プライベートな時間を持つことが難しくなることも珍しくありません。

ノルマやペナルティが多い

最近はノルマやペナルティの少ないキャバクラも増えてきましたが、それでも他のナイトワークに比べるとその数は多いのが実情です。

表向きはノルマやペナルティがないと言われている店舗でも、実際にはキャバ嬢にとって隠れたプレッシャーがかかることが少なくありません。

人間関係が難しい

キャバクラの世界は個人戦です。すなわち、全員が売上を追い求めるライバルとなります。

この環境下では、お客様を巡ってのトラブルが起こることも珍しくなく、人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクも高まります。

金銭感覚がズレる

キャバクラでの収入は、他の職業に比べて高いことが多いので、金銭感覚がズレることがあります。

例えば、事務職をしている高卒の19歳女性の平均月収が17万なのに対し、19歳の売れる前のキャバ嬢でも月収は平均20万~30万くらいにはなります。

これが売れっ子キャバ嬢になると月収が100万円以上に跳ね上がるため、無駄遣いをする傾向が強まることも少なくありません。

ガールズバーで働くメリット

ガールズバーで働くキャストが笑顔で店内にいる様子

ガールズバーでのバイトが近年人気の理由として、ガールズバーで働く際のメリットが挙げられます。以下で詳しく解説していきます。

おさわりされにくい

ガールズバーでの接客は基本的にカウンター越しです。

このスタイルは、キャストとお客様との間に物理的な距離を持たせることができるため、お客様がキャストに直接触れるリスクが低減します。

これにより、セクハラのリスクも低く、安心して接客をすることができるのです。

気楽に働きやすい

多くのガールズバーでは、指名ノルマというプレッシャーも存在しない場合が多いです。

そのため「指名を取らなきゃ!」「お客様に連絡して営業かけなきゃ!」というストレスがなく、気楽に勤務することが可能です。

友達ノリで接客できる

ガールズバーの料金設定は一般的に手頃であるため、若いお客様が多く訪れます。

キャバクラのように自分より年齢が上の人が多くないので、「無知だと思われたらどうしよう!」というような、プレッシャーを感じることなく、友達感覚で楽しい会話を楽しむことができます。

ルールがゆるい

ガールズバーでは、お酒の濃さを自分で調整できる上に、お客様への積極的な営業活動を強要されることもありません。

このような柔軟なルールのもとで、多くのキャストが本業や学業と掛け持ちしながら、効率よく稼ぐことができます。

ガールズバーで働くデメリット

ガールズバーで働くキャストが悲し気な表情で店内にいる様子

ガールズバーはナイトワークの中でも比較的低リスクで働きやすいとされる職業の一つですが、その一方でデメリットも存在します。

以下、ガールズバーでの仕事におけるデメリットについて詳しく見ていきましょう。

体が疲れやすい

ガールズバーの仕事はほとんどが立ち仕事です。そのため、足や腰を中心に体の負担が大きく、特に足の疲れを強く感じることが多いです。

さらに、呼び込みのために店外に出てチラシを配布したり、お客様を誘導する活動も求められることがあります。そのため、お客様をお店に連れてくるまで店内に戻れない時間が長くなることも。

また、深夜から早朝にかけての営業が主流となっているガールズバーも少なくなく、昼夜逆転の生活リズムになりやすいのもデメリットの一つです。

大金を稼ぎにくい

ガールズバーは他のナイトワークに比べて、時給が低めであることが一般的です。

収入の主体となるのは「ドリンクバック」となるため、大金を期待して働くのは難しい状況です。しかし、昼間のアルバイトやパートと比較すると、やはり収入は高めとなっています。

働ける年齢層が若め

ガールズバーに勤務するキャストの平均年齢は大体18歳から25歳前後となっています。

この年齢層が主流となるため、それを超える年齢の女性が働く場合、よほど若く見える人じゃないと採用されないケースが多く、働けたとしても他のキャストとの年齢差で居心地が悪く感じることもあるかもしれません。

結局、キャバクラとガールズバーどちらがいい?

クエスチョンマーク

キャバクラとガールズバー、両者はナイトワークの代表例として多くの人に知られていますが、それぞれの特性や働く上でのメリット、デメリットが異なります。

一概にどちらが良いかを決めるのは難しいのですが、自分自身の求めるものや適性によって最適な選択が変わるでしょう。

ザックリまとめるとそれぞれ以下の方におすすめとなっています。

キャバクラ・高収入を目指す方
・お酒との相性が良い方
・人との会話を楽しむことが得意な方
・多くの人との交流を通じて人脈を広げたいと考える方
・承認欲求が強く、ちやほやされたい願望が強い方
ガールズバー・ナイトワークが初めての方
・友人との会話のようなカジュアルな接客を好む方
・将来的にバーテンダーを目指している方
・本業ではなくバイトとして副業をしたい方

両者の特徴を理解した上で、どちらの職場が自分に合っているかを判断するためには、実際に体験入店してみるのが最も効果的です。

キャバクラで働くキャバ嬢とクラブで働くホステスの違いを知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

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