キャバクラで長く在籍していると仕事にも慣れ、お客様も増え、収入も安定しますが、人間関係に悩むことってありますよね。
色恋管理について調べている方は、もしかして担当ボーイとの人間関係に悩んでいませんか？
この記事では、
- 担当のボーイが馴れ馴れしくなってきて嫌だ
- キャバクラの担当ボーイと良い雰囲気になってきた
- 担当のボーイがすごく気になって仕方ない
このような担当ボーイとの人間関係に悩み始めているキャストに向けた「色恋管理」についてのまとめ記事です。
キャバクラ業界で使われる色恋管理とは？
これによって、ボーイはキャストのモチベーションや勤務日数をコントロールし、引いては売上を伸ばす効果を期待します。
次章では風紀との違いやメリットデメリットについて解説していきます。
風紀とは何が違うの？
色恋管理と風紀は、似ているようで異なる概念です。
言い換えれば、風紀は「お店全体のルールや規律」、色恋管理は「ボーイとキャスト間の関係性の管理」に重点を置いた考え方となります。
色恋管理と風紀の違いは、第三者から見て違いは分かりにくく、当人同士にしか分からないものです。
風紀は双方が規律を破っている認識をしており、最悪な場合、罰を受けることも覚悟しているものです。
一方で、色恋管理はボーイ側は非常に冷静で割り切っているのに対し、キャスト側は冷静に状況を判断できていないものです。
色恋管理のメリット・デメリットについて
色恋管理には、明確なメリットとデメリットが存在します。
メリットとしては、キャストのモチベーション向上、お店での雰囲気作りが挙げられます。一方、デメリットとしては、過度な色恋管理による人間関係のトラブルや、業務上の判断の曖昧さなどが考えられます。
これらのメリット・デメリットについて、次章で詳しく解説していきます。
色恋管理はボーイ側のメリットが多い
色恋管理のメリットは、主にボーイ側に集中しています。
この関係性が出来上がると、キャストは好きな人の頼みだからと毎日欠かさず出勤し、嫌なお客様への接客も我慢できるようになります。
この状態が続くと、結果的にはキャストの売上が上がり、在籍しているキャバクラにも貢献するため、ボーイ自身の評価も上がるという好循環が生まれます。
収入面が増える点はキャスト側のメリットでもあるのですが、キャストには精神的にも身体的にも負担がかかり疲弊するため短期的なメリットしか生まれません。
色恋管理はキャスト・店舗へのデメリットが大きい
一方で色恋管理のデメリットは、キャスト自身や店舗にまで広範囲に影響します。
例えば、前述した通りキャストは相当な負荷をかけるため体調不良や精神障害を引き起こしてしまうこともあります。
出勤もままならない状態になったり、不調な中で勤務することも求められるため、ストレスが溜まり他のキャストやボーイとトラブルを起こしやすくなります。
また、店舗側としても、色恋管理で状態が悪化したキャストはパフォーマンスが著しく下がるため、キャバクラに来店するお客様へのサービスの質が低下するリスクも考えられます。
キャバクラ自体の評価も下がり、他のスタッフにも影響が及ぶため、深刻な状態に陥ってしまいます。
なぜボーイはキャバ嬢を色恋管理をしようとするのか？
色恋管理という言葉を耳にすると、なんだか複雑な気持ちになりますよね。
実は、ボーイがキャバ嬢を色恋管理しようとする背景には、彼ら自身の成績や立場が関わっているんです。
キャストの売上は、担当ボーイの評価や成績に影響する場合があります。だから、彼らはキャストの売上を上げるため、そして自分たちの成果を示すために、色恋管理を試みることがあるのです。
ただ、ここで大事なのは、色恋管理をするようなボーイは、「ごく一部のボーイ」に限った話であり、全てのボーイがこのような考えを持っているわけではないことを理解してくださいね。
色恋管理をしようとするボーイが見据えている結果は、どんなものかを解説していきますね。
出勤を増やして欲しい
ボーイから出勤を増やして欲しいと相談されたことはありませんか？
キャバクラに勤務するキャストというのは、容姿や接客スキルは素晴らしい人ばかりですが、スタッフにとっては少し扱いが難しい存在でもあります。
一般的なスタッフでは、出勤日数を増やしてもらいたいと伝えても、なかなか首を縦に振ってもらえないものです。
しかし、担当ボーイが色恋管理をしている場合、その要望にも応じてもらえることが多いんです。
「出勤、増やして」という要求は、疲れやストレスから拒否されることも多いですが、色恋管理の関係性があれば、要望に柔軟に応じやすくなるのです。
指名・売上を増やして欲しい
出勤するだけではキャバクラは成り立ちませんので、お店としては相応の接客や指名売上をキャストに求めます。
真面目に出勤してくれるのは有難いけど、もっと売り上げを伸ばして欲しいと思われているキャストもいることでしょう。
ただし、「指名や売上を上げる」＝「もっと働け」と聞こえてしまうため、普通の関係性だとプレッシャーに感じ、なかなか受け入れにくいものですよね。
でも、色恋管理を行っている場合、そのような要望も受け入れやすく、さらに担当ボーイのためにと奮闘できるので、驚くような成果もあげられる場合があります。
無理難題も言いやすい関係を築きたい
皆さんも経験あるかもしれませんが、嫌がらせかと思えるような要求をされることありますよね。
例えば、飲み卓に着かされたり、厳しいノルマを課されたり、欠勤したキャストの穴埋めをさせられたりが該当します。
こういった無理難題を、通常のボーイとキャストの関係ではなかなか言い出しにくいものですが、色恋管理の関係性があると、そういった要望もスムーズに伝えられ、しかも不満を言わず応じてもらえる可能性が高まります。
キャバクラのボーイによる色恋管理のサイン10個
皆さん、担当ボーイとの関係性で少し不安を感じること、ありますよね。
以下に、そのサインを10個紹介します。これに当てはまる場合、ちょっと注意が必要かもしれません。
- 過度な褒め言葉：突然、自分のことを褒められることが多くなる
- 特別な対応をしてくる：「他の子には内緒だよ」と特別な対応をする
- 体調不良に過度に心配する：体調が悪い時、家まで看病に来ようとする
- ミスをした時の態度が不自然：ものすごく怒った後で優しくする
- 状況によって態度が変わる：売上が良い時は優しいが、不調だとそっけなくなる
- プライベートな話題が増える：プライベートなことを聞いてくる
- 休日の予定を頻繁に聞かれる：「週末は何してるの？」と、度々聞かれる
- SNSのやりとりが増える：LINEやインスタなどで、仕事以外のやりとりが増える
- プレゼントやご飯の誘い：これまでなかった行動が増える
- 他のキャストとの関係性を質問する：「あの子と仲いいの？」というような質問が増える
これらのサインに気付いたら、「色恋管理をしようとしているのかも」と疑うようにして、正常な関係性を保つよう努めてください。
色恋管理のお悩み対処法
担当ボーイとの関係に違和感を感じたら、色恋管理かもしれませんね。
このような場合、ただ放っておくだけでは状況は改善しない可能性があります。
そこで、適切に対処する方法をいくつかご紹介します。
特定の人物に相談して、一緒に解決の道を模索しましょう。
キャストに相談する
同じキャバクラで働くキャストたちは、似たような経験をしている可能性があります。
彼女たちはその経験から、あなたにとって有益なアドバイスを持っているかもしれません。
また、長くNo入りしているキャスト、在籍が長いキャストは、セルフコントロールが上手に出来ている可能性がありますので、的確なアドバイスをもらえる可能性があります。
相談相手として、キャストはとても適任です。
店長や上級職の黒服に相談する
色恋管理は担当ボーイの独断によるものである可能性があるので、店長や上級職の黒服に相談すると良いでしょう。
お店としては、色恋管理が常習的に行われているような状態を快く思わないものです。
色恋管理が及ぼす影響を店長やマネージャーといった上級職は理解しているため、最善を尽くしてくれることでしょう。
例えば、担当ボーイに注意を促したり、担当を変えるといった配慮もしてくれる可能性があります。
彼らは全体の調和を取る役割も持っているので、解決の一助となるでしょう。
キャバクラを移る（グループ店や他店）
時には、物理的な距離を置くことが最善の策となることもあるでしょう。
店長や上級職の黒服に取り持ってもらったにも関わらず状況が改善をしない場合は、系列のグループ店に移るという選択肢も考えてみましょう。
グループ店がない場合は、いっそのこと新しいキャバクラを探すのも良い選択肢です。
在籍するキャバクラを変えることで、環境や給料も働き方も変わってくるものですが、不健全な関係が続き、仕事がやりにくい状況よりはマシでしょう。
まとめ：色恋管理かもと感じたら周囲に相談しよう
本記事でお伝えしたように、キャバクラ業界で耳にする色恋管理は一時的な売上向上などメリットも得られるかもしれませんが、長期的に見るとデメリットの方が大きいものです。
また、上手くいかなくなった時の喪失感は計り知れません。
継続的な成功のためには、ボーイとは健全な関係性の中での働き方を選択することをおすすめします。
加えて、渦中の人は違和感を感じていない可能性もありますので、他のキャストと担当ボーイの関係性に違和感を持った場合は、それとなく心配していることを伝えるのも良いかもしれません。
