キャバクラをクビになる人は多い!主な6つの原因から対策を考えよう

黒いレースのドレスを着たキャバ嬢が困惑した表情でこちらを見つけている

キャバクラでは「明日から来なくていいよと言われた」など、クビになる人は意外と多いです。

稀に即日解雇されるケースもあり、これからキャバクラで働く人は「私もクビになったらどうしよう・・・」と不安になるかもしれません。

しかし、普通に働いていれば即日解雇されることはまずありませんし、事前の対策で急なクビも十分避けられます。

今回は、キャバクラをクビになる主な原因6つと、それらの対策方法についてくわしく解説していきます。

もくじ

キャバクラをクビになることはある!

歌舞伎町の夜の街

キャバクラに入店後、良かれと思ってお客様の聞き役に徹していたところ、「指名を取ろうとしていない」と見なされてクビになったというケースがあります。実際に、キャバクラでは指名を取ることが非常に重要です。

現在の経済状況の影響で、客単価が以前よりも低くなっているため、お客様を呼べないキャバ嬢はお店への貢献度が低いと判断されることがあります。その結果、クビになる可能性が高くなります。

キャバクラでクビにならずに長く働くには、お店のルールを守りながら、積極的に売上を伸ばしてお店に貢献する姿勢が求められます。

キャバクラを即日解雇になった場合は違法?

弁護士が書き物をしている

キャバ嬢が即日解雇を言い渡された場合、その解雇が違法かどうかは、キャバ嬢が「従業員」として働いているのか、「個人事業主」として働いているのかによって異なります。

以下に、それぞれのケースについて説明します。

キャバ嬢がお店の従業員として働いている場合

キャバ嬢がキャバクラと「雇用契約」を結び従業員として働いている場合、即日解雇は基本的に違法です。

  1. 解雇の予告
    法律では、解雇する場合は少なくとも30日前に通知する必要があります。もし通知がない場合は、30日分の給料を支払う必要があります。
  2. 正当な理由
    解雇には正当な理由が必要です。例えば、重大なミスや違反がない限り、簡単に解雇することはできません。

また、「労働契約」を結んだつもりでも、実際の仕事の内容が「業務委託契約」と同じ場合、不当解雇で裁判をしてもお店側が勝つことがあるため注意が必要です。

キャバ嬢が個人事業主として働いている場合

キャバ嬢が「個人事業主」として働いている場合、即日解雇は違法ではありません。
個人事業主は通常の従業員とは違い、働くための契約が異なります。「個人事業主」の場合、キャバクラとキャバ嬢との間で雇用契約が結ばれていません。

  1. 契約に基づく解雇
    個人事業主として働く場合、仕事をやめさせられる条件が契約に書かれています。その契約に従えば、即日解雇が可能です。

ただし、キャバ嬢が個人事業主として働いている場合でも、お店側が契約内容に違反して即日解雇を行った場合は違法になります。以下のような不当な扱いを受けた場合は法的な助言を求めることが重要です◎

具体例
  • キャバ嬢がセクハラの苦情を申し立てた直後に解雇された場合。
  • 個人事業主としての契約でありながら、実質的に労働者として扱われ、労働者保護法規に違反して解雇された場合。

キャバ嬢の即日解雇は違法にならないケースが多いと理解しておこう

キャバ嬢が即日解雇された場合の違法性は、その働き方によって異なります。

実際には、雇用契約を結んでいるキャバ嬢は少なく、多くのキャバ嬢が個人事業主として働いています。そのため、「明日から来なくていいよ」と言われ、即日解雇されても違法ではない場合が多いです。

自分の契約内容をよく確認し、不当な扱いを受けないように注意しましょう!

キャバクラをクビになる主な6つの原因と対策

赤いネオンの光がピンボケしている

きちんとした雇用契約を交わしているキャバクラで、クビを言い渡される場合はキャバ嬢側になんらかの原因があるケースも多いです。

ここからクビになる主な原因6つと、対策方法を解説していきます。

  1. トラブルを起こすから
  2. お店のルールや規則を守らないから
  3. 勤務態度が悪いから
  4. 指名を取れないから
  5. 不正行為をしたから
  6. お店のイメージを損なう行為をしたから

キャバクラで長く定着して働くために、この6つはしてはいけないこととして覚えておきましょう。

クビになる原因1. トラブルを起こすから

お客様はもちろん、黒服などのスタッフやほかのキャバ嬢とトラブルばかり起こすキャストは、場の空気を乱すためクビになりやすいです。トラブルを誘発する行動として、以下のものが挙げられます。

  • ほかのキャバ嬢の指名客を、キャバ嬢自らが奪う(爆弾行為)
  • お客様の指名替え、指名被り
  • キャバ嬢同士の派閥争いに巻き込まれる

お客様の意思による指名替えは、キャバクラではよくあることですが、元の指名先だったキャバ嬢は複雑な気分になるものです。自分に指名替えされた場合は、元のキャバ嬢に忘れずフォローを入れておきましょう。

ほかのキャストの指名客を自分から奪いに行く「爆弾行為」は、絶対にしてはいけません。

また、複数のお客様であなたへの指名が被った場合「高い指名料を払ってるのに長時間待たされた!」と、お客様が不機嫌になることがあります。待たせているお客様に好みの女の子を付けておくなど、配慮を忘れないようにしましょう。

仲の良いお客様なら「〇日の△時なら絶対に付けるよ♡」と、余裕のある日を伝えておくのもおすすめです。

同じキャバクラで働くキャバ嬢は、仕事仲間でありライバル関係でもあります。特定のキャバ嬢と仲良くし過ぎたり、誰かの悪口を言ったりせず、適度な距離感を保ちましょう。

キャバ嬢同士の派閥が気になる場合は、まず体験入店してお店の雰囲気を確かめておくと入店後の後悔を防げますよ!

トラブル回避についてくわしく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

クビになる原因2. お店のルールや規則を守らないから

お店のルールや規則を守らないキャバ嬢は、店側の不利益になると見なされクビになることが多いです。一般的にキャバクラでNGとされる行為として、以下のものが挙げられます。

  • 風紀をする・・・キャバ嬢と黒服などのスタッフが付き合うこと。
  • 爆弾行為・・・他のキャバ嬢のお客様を取る・枕営業・勝手にお店を移籍するなどのタブー行為のこと。
  • 裏引き・・・お店を介さずにお客様からお金を受け取ること。

これらのNG行為はお店の信用を落とすだけでなく、法律違反にあたる危険性もあります。さらにはお客様との思わぬトラブルに発展する恐れもあるので絶対に止めましょう。

対策としては、まずお店のルールや規則をしっかり把握することです。また、裏引きに関してはお店によって定義が異なるため、判断に迷う場合は事前にお店に相談するとトラブルを防げます。

お客様から裏引きや枕営業を求められた際は、上手にかわして断りましょう。しつこい場合はお店に相談し、一人で抱え込まないことも大切です。

くわしく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

クビになる原因3. 勤務態度が悪いから

「当日欠勤が多い」「頻繁な遅刻など、時間を守らない」といった勤務態度の悪いキャバ嬢はクビになりやすいです。急な欠勤や遅刻が多いと売上も上がりませんし、お客様やスタッフからの信用も得られません。

一般的な会社員と同様に、無断欠勤や遅刻をしない、笑顔で挨拶を心がけるなど節度ある振る舞いを心がけましょう。

また、人気キャバ嬢は「週6出勤」を徹底している方が多いです。出勤日数の多いキャストは、お客様も「いつ行っても会える」と感じてふらっと立ち寄ることもあり、指名をもらいやすくなります。

お店側も「この子はやる気があるな」という印象を抱くので、クビのリスクを減らせます。

クビになる原因4. 指名を取れないから

キャバクラの経営を考えると、指名が取れないキャバ嬢は売上も少ないため、必然的に需要が低くなります。特に2月と8月の閑散期に時給だけ払い続けるのをお店側は嫌うので、最悪の場合クビになることも珍しくありません。

閑散期にも指名を獲得して売上を安定させる主な方法は、以下の4つです。

  • 10月〜2月頃までの繁忙期に指名を作っておく。
  • バレンタインや夏祭りイベントを利用して来店につなげる。
  • 日頃から、LINEなどでこまめに営業する。
  • 「来店してくれたらアフターに行けるよ」と誘う。

閑散期と言われる2月には「バレンタイン」、8月には「夏祭り」イベントを行うお店が多いです。「チョコを用意したから渡したいな」「浴衣姿を見に来てほしい♡」などの切り口で、来店のきっかけをつかみましょう。

フリーで席についたお客様にも丁寧な接客で連絡先を聞き出すなど、地道な営業が新たな指名客の獲得につながります。

クビになる原因5. 不正行為をしたから

明らかに法律違反となる不正行為をした場合は、当然クビになりますし、即日解雇される可能性も高いです。主な不正行為を以下に紹介します。

  • お店の売上を横領する
  • 不正な手段で売上を操作する
  • 薬物使用
  • 年齢を詐称してお酒を飲む

これらの不正行為は、普通に働いていれば避けられるものばかりです。また、未成年のキャバ嬢で、お酒をまったく飲まずにランキング上位にのぼり詰めたキャストは大勢います。

不正行為はせず、自分の個性を活かして堂々と接客しましょう。

クビになる原因6. お店のイメージを損なう行為をしたから

不正行為とは行かないまでも、お店のイメージを著しく損なう行為をしたキャバ嬢はクビになることがあります。主な行為として、以下のものが挙げられます。

  • SNSでの不適切な発言や投稿
    お客様や同僚の個人情報やプライベートな出来事を暴露する、お店の内部の情報を外部に漏らすなど
  • 外部での問題行動
    犯罪行為に関与など

最近では、個人のSNSアカウントを持つキャバ嬢が非常に多いです。SNS発信はお店の宣伝にもなり、プラスに働くことが多い一方で、不適切な発言が一気に拡散され炎上するリスクもあります。

SNSで発信する際は、所属するキャバクラの看板を背負っている自覚を持ち、不用意な発言をしていないか投稿する前に確認しましょう。

キャバクラをクビになった場合に覚えておくべきこと

男性が女性に一万円札をたくさん手渡ししている

キャバクラでクビや即日解雇を言い渡された場合でも、働いた分の給料を受け取る権利があります。解雇されるまでに働いた期間の給料は、お店側に支払う義務があります。

経営に問題があるお店では、稀に即日解雇を言い渡し、給料を渡さないまま終わらせてしまうケースもあります。

「明日から来なくていいよ」と言われた場合でも、辞める前に以下の点を確認し、給料を取りに行く日をしっかり決めてから辞めるようにしましょう。

  1. 給料の支払い日
    給料を取りに行く日をお店側と話し合って決める。
  2. 退職理由の確認
    退職理由を明確にしてもらい、できれば書面や文章で残るようにしてもらう。
  3. 私物の回収
    お店に置いている私物を忘れずに回収する。

まとめ:キャバクラでクビにならないためにルールを守って働こう

キャバクラでクビになる主な理由は、キャバ嬢自身の売上が低いことです。

それ以外にも、スタッフやお客様とのトラブルが多い、お店のルールを守らないなど場の空気を乱すキャバ嬢がクビになりやすいです。

当然ながら、法律違反や不正行為が発覚したキャストは、即日解雇されることもあります。

契約がきちんとしていなかったり、経営に問題があったりするお店からクビにされたときは、潔く辞めて他のお店に移るほうが賢明です。

しかし、キャストとの契約や経営状態がきちんとしているお店なら、誠実な仕事ぶりでクビのリスクを下げることが収入の安定にもつながります。

お店のルールや社会人としてのマナーを守りながら、売上に貢献してキャバ嬢として長く働いていきましょう。

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