「お客様へ営業LINEを送っても来店につながらない」「営業LINEに時間ばかりとられて疲れる」と感じていませんか?
すべてのお客様に全力で営業LINEをしても、来店や指名につながらず無駄に終わる可能性は高いです。なかには友達感覚でLINEを送ってくるお客様もいるためです。
今回は、お客様からの返信LINEを分析して良客になりそうか見極めるポイントを解説したうえで、返信がないときの対応についても紹介します。
この記事を読めば、LINEの返信内容で来店や指名につながるお客様かどうかが見極められ、無駄なく効率的な営業ができるようになります。
営業LINEにかける時間をなるべく抑えつつ、売上を伸ばしたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
お客様からのLINEの返信内容で手応えを見極めよう!


今後の来店や指名につながりそうな手応えがないお客様へのLINEに時間を使いすぎるのは、非効率的です。手応えのあるお客様に絞って営業LINEをすることで、無駄な時間と労力を使うことなく売上アップを目指せます。
リピーターになりそうな手応えのアリ・ナシは、お客様からの返信内容を分析すればある程度見当がつけられます。
この章では「手応えアリの返信内容」と「手応えナシの返信内容」を紹介します。お客様から返ってきたLINEの文面を見ながら、手応えアリかナシかを見極めましょう。
手応えアリなお客様からのLINEの返信内容


手応えアリなお客様からのLINE返信文には、以下のような内容があります。
- 出勤予定・スケジュール確認
- 食事への誘い
- どのくらい人気なのかの確認
- 話し足りない・物足りないといった内容
場合によっては手応えナシと判断すべき内容もありますが、上記の内容がお客様から来たら、ひとまず「手応えアリかも」と思っておきましょう。
本当に手応えアリと判断して良いのか、お客様へどのように返信して確かめるのかなど、例文を交えつつより詳しい見極め方を解説します。
1.出勤予定・スケジュール確認
キャバクラで遊び慣れている人は、キャストが常にいるわけではないことを知っています。気に入った女の子が確実にいる日に遊びに行きたいという考えから、出勤スケジュールについて聞くのです。
「次は何日に出勤する?」「何曜日ならお店にいる?」などお客様からLINEで出勤予定を確認されたら、スケジュールを教えたうえで、お店のホームページにある出勤情報のURLもあわせて案内してあげると好印象です。
2.食事への誘い
「ご飯でも行こうよ」と誘われた場合は、来店や指名につながるかさらに見極めが必要です。
同伴したくて食事に誘っている場合と、プライベートで食事をしたくて誘っている場合があるからです。
もし、出勤日ではない休日に食事へ誘ってきた場合は、今後の来店や指名にはつながりにくいと考えられます。
プライベートな関係を期待している可能性が高いため、早めに見切りをつけましょう。食事の誘いは丁寧に断りつつ「またお店に遊びに来てくださいね!」と来店を促せば「仕事以外では会わない」という意思表示ができます。


3.どのくらい人気なのかの確認
「○○ちゃんって、ナンバー入りしてる?」など、人気度を聞かれたときも来店や指名につながる可能性がありますが、より慎重に見極めが必要です。
人気度を聞いてくるお客様のタイプは、大きく分けると次の3つです。
- 自分の力でお気に入りの女の子をナンバー入りさせたいタイプ
- 人気度の高いキャバ嬢を独り占めしたいタイプ
- 人気のあるキャバ嬢を避けたいタイプ
「ナンバー入りしてると思う?」「そのときによるかな」など曖昧な返信をしつつ、お客様のタイプを見極めましょう。そのうえで、お客様のタイプに合わせた返信ができるとリピートにつながりやすいはずです。
1タイプのお客様
「もう少しでナンバー入りできそうなんだけど、なかなか難しくて!」「いつもあとちょっとのところなんだよね~」など、「俺があとひと押しすればナンバー入りさせられる」という期待感をお客様にもたせる返信がベターです。
2タイプのお客様
ナンバー入りしていることをアピールしたり、ナンバー入りしていなくても「最近成績上がってきたんだ♪」といった返信をしたりしましょう。
3タイプのお客様
ナンバー入りしているかどうかを聞きたいわけではなく、お気に入りのキャバ嬢とゆっくり過ごせるのかを知りたいがゆえの質問です。
ナンバー入りについてはあいまいにしておき「○○さんとはじっくり話したいですね^^」といった返信がこのタイプのお客様には効果的ですよ。
4.話し足りない・物足りないといった内容
社交辞令的に返信される場合もありますが、好感を持っていることはほぼ間違いありません。なるべく早く返信し、お客様の熱が冷めないうちに次の約束を取り付けるのがポイントです。
「私ももっと話したかったです。今度同伴でご飯いきませんか?」「出勤前にカフェでゆっくり話しましょう!」など自分から同伴に誘ってみてもよいでしょう。




手応えナシなお客様からのLINEの返信内容


手応えナシのお客様からのLINE返信文には、以下のような内容があります。
- 当日にアフターの誘い
- 休み・オフの日を確認
- いきなり旅行への誘い
- プライベートに関する質問
キャバクラでの遊び方を知らないお客様や、キャバ嬢のプライベートを詮索して個人的な付き合いへ発展させたいと考えているお客様が上記の内容を返信してくることもあります。
来店や指名につながらないだけでなく、答え方を間違えるとトラブルになる可能性もあるため気をつけたいですね。
ここからは、手応えナシなお客様からのLINEの返信内容について例を交えながら解説します。
1.当日にアフターの誘い
当日にアフターに誘われた場合は、来店や指名につながる可能性は低いと考えましょう。
あくまで接客であり友達ではないということを理解できていないため、女友達を仕事終わりの飲みに誘うノリで返信していると考えられます。来店したり指名をしたりと、お店でお金を使ってくれる可能性は低いでしょう。
「昼の仕事があるから、ごめんね」「またお店で一緒に飲もうね!」など波風を立てない内容で返信しましょう。
「今度ね」など期待を抱かせる内容は送らず、あくまでキャバ嬢であり友達ではないということが暗にわかるようにしたほうが、あとあと面倒なことになりにくいですよ。


2.休み・オフの日を確認
お客様からすると、キャバ嬢としてではなく「合コンで知り合った女の子」や「飲み屋でたまたま知り合った女の子」くらいの認識なのかもしれません。
「お店のオフは○日だけど、別のバイトしてるから休みがないんだよね。」「他の仕事と掛け持ちしててプライベートな時間がなくて。お店に会いに来てくれると嬉しいな。」など、忙しいアピールをして距離をおきましょう。
3.いきなり旅行への誘い
「もっと仲良くなってから」といってかわす方法もありますが、お客様がしびれを切らしたり、あとで「騙された」と逆恨みをされるもとになったりするリスクもあります。
また、具体的に「○回来てくれたら良いよ」などの条件を出してしまうと本当に行かざるを得なくなるため注意が必要です。
旅行へ行くつもりがないなら「仕事が忙しすぎて難しいよ」「自宅以外だと眠れないから旅行自体苦手で…」と、最初から断ってしまうのもひとつの方法です。
「誘ってくれてありがとう」「お誘いは嬉しいけど…」とクッション言葉をいれると、お客様を傷つけずに断れます。
4.プライベートに関する質問
来店や指名につながらないどころか、情報をつなぎ合わせて住所や学校、勤務先などを特定して待ち伏せされる可能性もあります。
優しそうなお客様であっても、プライベートな情報は教えないようにしましょう。ストーカー化すると危険です。


嘘も方便と考えて「本名は源氏名に近いですよ。そういえばこの前…」と適当に回答して話を変えたり「大した大学(勤務先)じゃないですよ。ところで〇〇さんは学生時代どんなことしていたんですか?」とお客様へ逆に質問したりしてやりすごしましょう。




お客様からLINEの返信がない場合はどう対応する?


お客様にLINEを送っても返信がない場合の対応は迷いますよね。未読の状態が続いたり、既読になっても放置されたりすると「どうして返事がないの?」と気になるかもしれません。
この章では、お客様からLINEの返信がない場合の対応についてNGな対応とOKな対応に分けて解説します。
お客様からLINEの返信がないときのNG対応
「どうしてお返事くれないの?」と返信がない理由を詮索したり、お客様が怒っていると決まったわけではないのに「失礼なこと言ったかな?ごめんね」と先に謝ったりしていませんか?
お客様からの返信がないときに詮索やネガティブなLINEを送ると「この子、面倒くさいな」と思われる可能性が高いためNGです。
また、返信がないからといってキャバ嬢から立て続けに何回もメッセージを送るのも控えましょう。「このキャバ嬢は俺に気がある」と捉えられる可能性があります。
お客様からLINEの返信がないときのOK対応
返事がなければしばらく間をあけておいてもかまいません。ひとりのお客様に対して時間を割きすぎたり、お客様に対して気があると思い込まれたりしては損です。
「キャバ嬢側にもある程度の駆け引きは必要」と心得て、返信がなくても気にしないスタンスでいるほうがよいでしょう。
お客様からの返信がどうしても必要な場合は「お返事がないので心配しています。」など気遣う内容を入れながら、ストレートに「そろそろ○○についてお返事が欲しいです!」と返信が必要なことを入れましょう。それで返信がなければ、送った側も諦めがつくはずです。




実はお客様から返信がなくてもOK


LINEでの営業に対して、お客様からの返信がないと「嫌われている?」「何か怒らせるようなことを言ったかな?」と心配になるかもしれません。しかし、お客様から返信がなくても落ち込む必要はありません。
お客様によって営業LINEに対する考え方はさまざまだからです。単純に忙しいという人もいれば、キャバ嬢のことを気遣ってあえて返信しない人もいます。
ここからは、お客様からの返信がない理由や、返信がこなくてもよい理由、返信をくれないお客様へどのような営業LINEを送るべきかを紹介します。
お客様が営業のLINEに返信しない理由
キャバ嬢の営業LINEに返信しない理由はお客様によって異なり、必ずしもネガティブな心情から既読あるいは未読スルーになっているとは限りません。
お客様が返信しない理由の例を以下に挙げます。
- 営業LINEだと分かっていて返信不要だと思っているから
- 仕事などで忙しくて返す時間がないから
- キャバクラにハマらないよう自制しているから
- 奥さん、家族、彼女などにバレたくないから
- 1人のキャバ嬢にとらわれたくなく回遊したいから
- 返信するとキャバ嬢が大変だと思って気遣っているから
- 返信するとラリーが続いて時間をとられるから
単純にお客様の都合やキャバ嬢への気遣いから返信をしていないだけのことが多いでしょう。「嫌われたのかな」「失礼な内容だったかな」と気にしすぎないようにしてください。
営業LINEに返信がこなくてもよい理由
営業LINEに対して返信がこなくても気にする必要はありません。
なぜなら、営業LINEの大きな目的は以下の2つだからです。
- お客様に思い出してもらう
- 再来店や指名につなげる
返信をもらうことが目的ではないため、以上の目的が達成できれば十分です。たとえば、営業LINEに対して返事がなくても、LINEを見て思い出して再来店してくれたら営業LINEの目的は達成できています。
「営業LINE=企業のDMやメルマガ」ととらえると、返信が来なくても大丈夫だと割り切れるでしょう。
お客様が返信する必要がないLINEを送る


返信をなかなかくれないお客様へは、はじめから返信が要らないLINEを送りましょう。
返信しないお客様のなかには、本当は返信したいけれど忙しくてできない人や、返信できないことに対してキャバ嬢に嫌われるのではないかと気にしている人もいます。
返信したいけれどできないお客様にとって、返信が必要な内容の営業LINEは負担になってしまいます。お客様が返信しない理由を察して、あえて返信が必要ないLINEを送ることができれば「気遣いができる子」「思いやりのある子」という印象を与えられるでしょう。
お客様に負担をかけない、返信不要の営業LINEを作成するコツを3つ紹介します。参考にしてください。
1.メルマガや手紙のようなLINEを送る
メルマガのようにスキマ時間に気楽に見られるようなLINEを送ると、楽しみにしてもらえます。
来店してくれることへの感謝など、手紙のようなメッセージを送ってもよいでしょう。
2.内容に疑問文を入れない
「~ですか?」など質問を入れると、返信せざるを得なくなり負担感がでてしまいます。
疑問文を入れないLINE文章を考えましょう。
3.返信がいらない旨を伝える
返信がいらないことをストレートに添えておきましょう。ただし、「返信不要です」「返信はいりません」という表現はぶっきらぼうです。
「お忙しいと思うので、ご返信はお気遣いなく」「返信は無理しないでくださいね」などの表現ができると、他のキャバ嬢と差をつけられます。
まとめ
LINEの返信内容がお客様本位の内容である場合は、来店や指名にはつながりにくいため、ある程度のところで見切りをつけましょう。
反対に、出勤のスケジュールを聞いてくれたり、もっと話したいという好意を伝えてくれたりした場合は良客になる手応えアリと考えられます。
ただし、手応えアリのように見えても慎重に判断したほうがよい返信内容もあります。以下の記事も参考にしながら、お客様とのやりとりのなかで見極めていきましょう。


お客様から返信がない場合も、落ち込む必要はありません。
お客様がなぜ返信しないのか理由を察したうえで、返信が要らないメッセージを送るなどの心遣いができればお客様から好かれるキャバ嬢になれるはずです。



