キャバクラで働いていると、色々な接客スタイルを耳にしますよね。その中でも特に話題になるのが「オラオラ営業」です。お客様に対して強気な態度で接する営業方法なのですが、使いこなせば売上アップにつながる一方で、失敗するとお客様を失ってしまうリスクもあります。
この記事では、オラオラ営業の基本から、メリットとデメリット、実践する時のポイントまで詳しく解説していきます。自分の接客スタイルに取り入れるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャバクラで使う「オラオラ営業」とは


オラオラ営業とは、お客様に対して強気で上から目線の態度を取る接客方法のことです。通常のキャバクラ接客では、お客様を立てて優しく接するのが基本ですが、オラオラ営業では逆にキャバ嬢が主導権を握ります。
具体的には、お客様の要望を軽くあしらったり、冗談交じりに命令口調で話したりする接客スタイルです。「もっと飲みなさいよ」「次はいつ来るの?ちゃんと予定開けておいてね」といった、少し偉そうな言い方をするのが特徴になります。
ただし、本当に失礼な態度を取るわけではありません。あくまでお客様との信頼関係があってこそ成立する営業方法で、キャバ嬢の魅力や個性を武器にした高度なテクニックといえるでしょう。
キャバ嬢がオラオラ営業を使うメリット


オラオラ営業には以下のようなメリットがあります。
- 自分の思い通りにオーダーが受けられる
- お客様との関係性に特別感が生まれる
- お客様の本音が聞きやすくなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分の思い通りにオーダーが受けられる
オラオラ営業の大きなメリットは、お客様からのオーダーを自分主導でコントロールできることです。通常の接客では、お客様の希望を優先して対応しますが、オラオラ営業では逆にこちらから提案して決めていけます。
また、指名や同伴、アフターなどの誘いも、お客様の都合を伺うのではなく「次は○日に来てね」「明日同伴するから準備しておいて」と、こちらから予定を決めていけます。お客様にとっては、キャバ嬢に必要とされている感覚が嬉しく、むしろ喜んで応じてくれることも多いですよ。
お客様との間に特別な上下関係ができる
オラオラ営業を使うことで、お客様との間に独特な主従関係が生まれ、特別感を演出できるのも魅力です。普段は会社や家庭で責任ある立場にいる男性ほど、キャバクラでは女性にリードされたいという願望を持っていることがあります。
強気な態度で接することで、お客様は「この子にだけは逆らえない」「この子の前では素直になれる」という特別な感情を抱きやすくなります。他のキャバ嬢には見せない一面を引き出せるため、関係性がより深まるのです。
お客様の本音を引き出しやすくなる
オラオラ営業を使うと、お客様が本音を話しやすくなるというメリットもあります。通常の丁寧な接客では、お客様も気を使ってしまい、本当の悩みや弱音を言いづらいことがあります。
しかし、強気な態度で「何隠してるの?正直に言いなさいよ」「そんなこと気にしてたの?意外と可愛いとこあるじゃん」と接することで、お客様は心を開きやすくなります。まるで幼馴染や姉のような存在として、普段は誰にも言えない悩みを打ち明けてくれるようになるのです。
お客様の本音が分かれば、より的確なフォローができますし、信頼関係も深まります。結果的に長く通ってくれる太客になってくれる可能性が高まるでしょう。




キャバ嬢がオラオラ営業を使うデメリット


一方で、オラオラ営業には注意すべきデメリットもあります。
- お客様によっては不快になる
- 関係性を間違えるとトラブルになる
- 新規のお客様には使いづらい
メリットだけでなく、リスクもしっかり理解しておきましょう。
お客様によっては不快になる
オラオラ営業の最大のデメリットは、お客様の性格や好みによっては逆効果になってしまうことです。すべてのお客様が強気な態度を好むわけではなく、むしろ不快に感じる方も少なくありません。
また、年配のお客様や真面目な性格の方も、オラオラ営業を受け入れにくい傾向があります。一度不快な思いをさせてしまうと、二度と来店してもらえなくなる可能性もあるため、お客様の見極めが非常に重要になるのです。
度が過ぎると本当に嫌われる
オラオラ営業は、加減を間違えると本当に失礼な態度になってしまう危険性があります。信頼関係があるお客様に対して軽い冗談として使う分には問題ありませんが、度が過ぎると単なる横柄な女性になってしまいます。
例えば、お客様が真剣に話している時に茶化したり、本当に嫌がることを強要したりすると、関係が一気に壊れてしまいます。「あの子は調子に乗っている」「金づるとしか見られていない」と思われてしまえば、指名はもちろん、お店全体の評判を下げることにもなりかねません。
また、黒服や他のキャバ嬢の前でお客様を軽く扱うような態度を取ると、お客様のプライドを傷つけることにもなります。オラオラ営業はあくまで二人だけの空間で、お客様が楽しめる範囲で行うことが大切です。
他のキャバ嬢との比較でマイナスになることも
オラオラ営業を使っていると、他の優しいキャバ嬢と比較されて不利になる場合があるのもデメリットです。お客様が複数のキャバ嬢と接する中で、「あの子は優しく接してくれるのに、この子は命令ばかりする」と感じてしまうことがあります。
特に、まだ関係性が浅い段階でオラオラ営業を使ってしまうと、単に感じが悪いキャバ嬢だと思われて終わってしまいます。他のキャバ嬢が丁寧に接客している中で、自分だけが強気に出ていると、お客様は自然と優しい子の方に流れていくでしょう。
キャバ嬢がオラオラ営業を使う時のポイント


オラオラ営業を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
- 初めは普通の接客をする
- お客様の性格を見極める
- 冗談として受け取れる雰囲気を作る
- 時には優しさも見せる
それぞれ詳しく解説していきます。
初めは普通の接客をする
オラオラ営業を使う際の大前提は、最初から強気に出るのではなく、まずは普通の丁寧な接客から始めることです。初対面や関係が浅い段階でいきなりオラオラ営業をしても、単に失礼な人だと思われて終わってしまいます。
信頼関係ができてきたら、少しずつ冗談交じりに強気な発言を混ぜていきましょう。お客様の反応を見ながら、徐々にオラオラ営業の度合いを上げていくのがコツです。焦らずに段階を踏むことで、失敗のリスクを減らせますよ。
お客様のタイプを正確に見極める
オラオラ営業が効果的なのは、特定のタイプのお客様に対してのみです。見極めを間違えると大きな失敗につながるため、お客様の性格や好みをしっかり把握することが重要になります。
オラオラ営業が向いているのは、普段から責任ある立場で頑張っている方、少しマゾっ気がある方、年下の女性に可愛がられたい方などです。こういったお客様は、強気な態度を新鮮に感じたり、リードされることに喜びを感じたりします。
逆に、年配で真面目な方、プライドが高い方、優しさや癒しを求めている方には向きません。お客様の話す内容、表情、反応などから総合的に判断して、オラオラ営業を使うかどうか決めましょう。迷った時は使わない方が安全です。
笑顔とユーモアを忘れない
オラオラ営業を成功させる鍵は、あくまで冗談として楽しんでもらえる雰囲気を作ることです。本気で怒っているような態度や、冷たい表情で命令口調になってしまうと、お客様は楽しめません。
強気な発言をする時も、笑顔を絶やさず、明るいトーンで話すことが大切です。「もう、しょうがないわね」「次はちゃんと来てよね」といった言葉も、笑顔で言えばお客様は可愛らしさを感じてくれます。
また、お客様が冗談として受け取れるように、時には自分でツッコミを入れたり、「なんて偉そうなこと言っちゃった」と笑ったりするのも効果的です。お客様と一緒に楽しむ姿勢を見せることで、オラオラ営業もエンターテイメントの一部として成立するのです。
時には甘えたり感謝を伝えたりする
オラオラ営業だけでなく、時には素直に甘えたり感謝を伝えたりするギャップも大切です。ずっと強気な態度だけでは、お客様も疲れてしまいますし、本当の気持ちが伝わりません。
例えば、高額なボトルを入れてもらった後に「ありがとう、嬉しい」と素直に喜んだり、プレゼントをもらった時に「こんなに良いもの、本当にいいの」と照れたりするシーンを作りましょう。普段は強気なのに、時々見せる素直な一面が、お客様の心を掴むのです。
このギャップがあることで、お客様は「普段は強気だけど、本当は可愛い子なんだ」と感じてくれます。オラオラ営業と甘え上手のバランスを取ることが、長く愛される秘訣といえるでしょう。




まとめ:キャバ嬢がオラオラ営業を使うのは難しい!お客様をきちんと見分けよう
オラオラ営業は、使いこなせば売上アップや他のキャバ嬢との差別化につながる強力な武器です。しかし、お客様の性格や好みを間違えると、逆に嫌われてしまうリスクもあります。
大切なのは、最初から強気に出るのではなく、お客様との信頼関係を築いてから少しずつ取り入れていくことです。お客様のタイプをしっかり見極めて、冗談として楽しんでもらえる雰囲気を作りましょう。
また、オラオラ営業だけに頼らず、時には素直に甘えたり感謝を伝えたりするギャップも忘れずに。自分に合った接客スタイルを見つけて、楽しく働いていきましょう。
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