知らないとヤバイ!キャバクラで働く時のルールやテーブルマナーは?

グラスに氷を入れる女性
もくじ

キャバクラ独自のルールやマナーがある!

ピンクのドレスを着た女性

近年キャバ嬢がメディアで取り上げられることが増え、「キャバクラで働きたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?

キャバクラで働く上では、社会人としてのマナーは必須です。またキャバクラ独自のルールも多くあるので、お客様に不快感を与えないためにしっかりと覚える必要があります。

ルールやマナーをしっかり身につけていないと、お客様から気に入られるチャンスを逃してしまうかもしれません。

そこで今回は、キャバクラで働く時のルールやマナーについてご紹介します。

席についてから抜けるまでの流れや会話の内容についても詳しく解説するので、これからキャバクラで働きたい方はぜひ最後までご覧ください。

キャバクラで働く時のルール

シャンパングラスを差し出すドレスを着た女性

キャバクラにはさまざまなシチュエーションがあります。

例えば席に着く前や席についている最中、席を抜けるといった一連の流れのルール。またヘルプの時など、キャバクラならではのマナーもあります。

ほとんどのルールは一般的なビジネスマンの知識でも通用しますが、キャバクラならではのルールもあるので、しっかりと覚える必要がありますよ。

ここからはシチュエーション別でキャバクラのルール・マナーを詳しく解説していきます。

キャバクラでの会話の内容についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。

キャバクラのルール:席に着く前編

キャバクラは接客がメインのお仕事です。

そもそもキャバクラに来るお客様の種類は以下の3種類があります。

フリーキャストを指名せずに来店するお客様
本指名来店する前から特定のキャストを指名しているお客様
場内指名来店後、店内でキャストを選んで指名するお客様

フリーとして入店したお客様であっても、キャバ嬢を指名したお客様であっても、お客様の席に着く際のルールは同じです。

ここからは、キャバクラで席に着く前のルールについてご紹介します。

1.席に座る前は必ず挨拶

お客様の席に座る前には、必ず挨拶をするようにしましょう。第一印象は指名をもらう上で非常に重要です。

また挨拶をする際には、挨拶しながら席につくのではなく、しっかりと立ち止まりお辞儀をしてから着席するのがマナーです。

お辞儀をしたら、自分の源氏名をきちんと伝えてから「お隣失礼してもいいですか?」とお伺いを立てましょう。ときどき隣に座ってもいいか聞いたときに「ダメ」というお客様もいます。

このときは冗談なのか本気なのかをしっかりと見極めるようにしてください。必ず隣に座る必要はないので、本気で隣をNGにしているお客様だった場合は対面で座るなど工夫する必要があります。

また、お客様がフリーでも指名でも「来てくれてありがとう」の意思を示すようにしてください。感謝の気持ちを最初に伝えることで印象がグッと良くなります

2.お客様にお尻を向けない

席に座る際にはお客様にお尻を向けないようにしましょう。

お客様によっては酔っ払った勢いでお尻を触ろうとしてくる方もいます。またドレスが短い場合、スカートの中が見えてしまうかもしれません。お尻を向けないことでこのような危険性がなくなりますよ。

基本的なことですが、お客様の前を通らなくてはいけない場合もできるだけ距離を開けて通るようにしてください。

ただし、お客様と正面で近すぎるのも失礼なので、なるべく距離を開けて通るようにしましょう。

キャバクラのルール:席に着いている時編

接客中は、ついているテーブルをしっかり守ることを意識するようにしてください。「このテーブルは自分が回すんだ」という気持ちくらいで臨みましょう。

またお客様が楽しんでくれれば指名につながるので、お客様の目を見て会話をしつつ、場が楽しくなるように心がけてくださいね。

続いて、席についている最中の詳しいルールについて解説していきます。

1.名刺を渡す

名刺は自分のことを覚えてもらう大切な1つのツールです。フリーで来店されたお客様には、挨拶をした後に必ず名刺を渡しましょう。

お客様の中には名刺を受け取らない方もいますが、断られた場合でもすぐに下げるのではなく、接客中はテーブルに上に置いておくようにするのがおすすめです。

また自分の名前を伝えた後にお客様の名前をお伺いするようにしてください。ささいな会話の中でも「〇〇さん」と名前や愛称で呼ぶことで距離を縮められます。

お客様から名刺をもらった際には、すぐにしまわずに名刺入れの上に置いておくようにしましょう。

2.お客様に向かって身体を斜めにする

席に座る際には、お客様に向かって身体を斜めに向けて座るようにしてください。しっかりとお客様に向き合う座り方をすることで、過剰なお触りも回避できます。

目安はお客様の膝に軽く触れるくらいです。ただし、ヘルプの場合はお客様に触れすぎないように注意してくださいね。

またお客様の前を通ってドリンク・灰皿などの物を取りたい場合は「失礼します」と声をかけ、お客様から遠い方の手で取るようにしてください。

なるべくお客様から距離を空けて行うのが良いでしょう。

3.席に着いたらまずテーブルをチェックする

席に着いたら、まずテーブルが綺麗な状態になっているかを確認しましょう。

テーブルが汚いと見栄えも良くありませんし、お客様から「この子は気配りができない・しっかりしていないキャストだな…」と思われてしまう場合があります。

テーブルマナーはこの後の項目で詳しく説明していくので、気になる方はページの後半をチェックしてみてください。

4.お客様がトイレに行くときは着いていく

キャバクラでは、お客様がトイレで席を外すときは一緒についていく必要があります。

トイレのドア前で待ち、新しいおしぼりを渡すルールがあるので覚えるようにしてくださいね。

たまについてこなくてもいいというお客様もいます。その場合は無理やりついていくのではなく、席で新しいおしぼりを準備して待つようにしましょう。

キャバクラのルール:会話内容編

ここまではキャバクラでの基本的な席での振る舞いについてご紹介しました。

先述したようにキャバクラは接客業なので、テーブルマナーだけでなく会話の内容も重要です。

非日常空間を求めているお客様に楽しい空間・時間を提供することで指名も増やせます。ただ話してればいいと思って自分の話ばかりするのはNGです。

ここからはキャバクラの会話内容についてのルールをご紹介します。

1.NGワードの会話はしない

キャバクラにはNGワードがあります。特に仕事・家族・野球・宗教・政治の話は初対面のお客様には絶対に触れないようにしてください。

お客様の中には現実を忘れたくてキャバクラに遊びにきている方も多くいます。日常を忘れたいのに仕事や家族の話をされると一気に萎えてしまいますよね。

また、野球・宗教・政治といった、意見が分かれやすいトピックも避けるようにしてください。

会話の内容に困った場合は、お客様の趣味の話から広げていくのがおすすめです。相手の好きなことについて話してもらうようにすれば、心地よく過ごしてもらえますよ。相手の持ち物から話を広げるのもGOODです。

2.ネガティブな発言はしない

お客様は楽しい気分になるためにキャバクラに遊びにきています。キャストの愚痴を聞きたくてお金を払っているわけではないのでネガティブな発言はしないようにしましょう。

ネガティブな発言や悪口を言ってしまうと、お客様から「普段からこういう性格をしているんだな」と判断されてしまい、悪い印象を与えてしまいます。

いつもニコニコでご機嫌な女の子の方が楽しい時間を過ごせるので、お客様から選ばれやすい傾向にあります。

その日嫌なことがあったとしてもグッと押さえ込んで、お客様の前ではポジティブな自分を演じてください。

キャバクラのルール:席を抜ける時

キャバクラではフリーのお客様についている場合、ボーイ(黒服)から交代の声かけをされたときに席を抜けます。

席を抜ける際に場内交渉をするのはもちろんですが、その他にもいくつかルールがあります。

例えば仮に場内がもらえなかった場合でも、一緒に過ごせたことへの感謝の気持ちを伝えたり、連絡先を交換したりすることが大切です。

ここからは席を抜けるときの基本的なルールについてご紹介します。

1.「ご馳走様でした」はグラスを近づける

ドリンクを頂いた際には「ご馳走様でした」と席を抜ける時に必ず言いましょう。

この時グラスはお客様より低い位置で乾杯するようにしてください。もちろん頂いたお酒は飲み干すことを忘れずに。

乾杯のタイミングで、お客様のドリンクが残っているかどうかもきちんと確認するようにしてください。

もしドリンクが残り少ない場合は、抜けた際にボーイに伝えるようにしましょう。

2.自分の飲んだグラスは自分で下げる

席を抜ける際には、自分の飲んだグラスは自分で下げるようにしましょう。

自分が飲んだグラスが席に残っていると、次のキャストがボーイに下げるように頼まなくてはいけなくなります。

飲み終わったグラスは一旦洗い場まで持っていくかボーイに渡すようにしてくださいね。

3.連絡先を交換する

キャバクラでは、お客様との連絡先交換もルールの1つといえます。キャバクラ=連絡先を聞かれると思っているお客様も少なくありません。

またお店としても連絡先交換を推奨しているので、忘れずに連絡先は聞くようにしましょう。お客様の中には連絡先交換を断ってくる方もいます。その場合は無理して聞く必要はありません。

名刺の裏などに連絡先を書いて渡して、相手が連絡してくるのを待つのもひとつの手ですよ。

キャバクラのルール:ヘルプ編

キャバクラのヘルプとは、お客様の指名嬢が他の席に行っている間に、その指名嬢に代わってそのお客様の接待をすることです。

ヘルプだからといって気を抜くのはNG。お客様の知り合いが指名してくれたりと、ヘルプでしっかりしておくと良いこともありますよ。

キャバクラのヘルプについてもっと詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

キャバクラのテーブルマナーは?

マドラーでウイスキーを混ぜる男性

お酒を提供するキャバクラにおいて、テーブルマナーは必須です。さまざまな所で飲み慣れているお客様だと、テーブルマナーができているキャバ嬢に一目置く方も一定数います。

1人でも多くのお客様から指名してもらうためにはしっかりとテーブルマナーを覚える必要がありますよ。

ここからはキャバクラでの基本的なテーブルマナーについて解説していきます。

キャバクラのテーブルマナー:お酒作り

キャバクラはお酒を飲む場所なので、お酒作りは一番大切です。スムーズなお酒作りをすることで、お客様に気持ちよく飲んでもらえます。

また、自分がついているお客様だけではなく、テーブル内の他のお客様のことも見ていられると「この子できるな」とお客様に思ってもらえますよ。

ここからはお酒作りのマナーについて詳しく解説していきます。

1.必要なものを揃える

まずはお酒を作る上で足りないものがないかどうかをしっかり確認しましょう。

常にテーブルにはお酒を作るためのボトル・アイス・トング・マドラー・割りもの飲料のセットが必要です。

無くなってきたらボーイに合図を出して、随時補充してもらうようにしてください。

ハウスボトルは、基本的に焼酎やウイスキーの場合がほとんどです。お店によっては割りものに値段を取っているキャバクラもあるので、自分のお店のルールを確認する必要がありますよ。

2.お客様のドリンクを作る

キャバクラでのお酒作りは以下の手順で行うようにしてください。

  • グラスいっぱいにアイスを入れる
  • マドラーでアイスを混ぜる
  • 焼酎またはウイスキーをグラスに入れる(焼酎は指2本分・ウイスキーは指1本分)
  • 水を入れる(グラスの7~8割ほど)
  • マドラーで混ぜる
  • グラスが濡れていたらハンカチで水滴を拭き取る
  • 完成

お酒を作る際には、マドラーは反時計回りで回すようにしてください。

お水の世界では「時計回り=時間が進む」という意味になり、時計回りに回してしまうと「早く時間が経って欲しい」という意味になります。そのため、マドラーは必ず反時計回りに回すようにしてくださいね。

キャバクラのテーブルマナー:おしぼり

キャバクラではおしぼりも高頻度で使われます。おしぼりはお客様のおもてなしをする上で重要なので、使い方をしっかり押さえておく必要がありますよ。

おしぼりには以下のような種類があります。

あつしぼ(熱いおしぼり)来店時・トイレ終わりなどに渡す
かわしぼ(乾いたおしぼり)飲み物をこぼした際などに使う
つめしぼ(冷たいおしぼり)お客様に冷たいおしぼりが欲しいと言われた時や暑そうな時

ここからはおしぼりの具体的なルールについて解説していきます。

1.おしぼりは定期的に交換

おしぼりは定期的に交換するようにしてください。汚れているものを使うのはマナー違反なので、汚れた際には新しいものを準備しておきましょう。

お客様の中にはコースターではなくおしぼりの上にグラスを置きたい方もいるので、その際は2個準備しておくなど、臨機応変な対応をすると良いですよ。

またキャバクラでは、グラスの水滴をおしぼりで拭くのはNGです。自分のハンカチを用意してグラスを拭くようにしてくださいね。

2.使い終わったおしぼりは畳み方がある

使い終わったおしぼりは「△折り」にしてテーブルの端に置くと、ボーイが持って行ってくれます。折っておかないといつまでも片付けてもらえずに、テーブルの上が汚くなってしまうので注意してくださいね。

「△折り」した際には折り目を内側に向けるようにしましょう。割れている方を内側に向けてしまうと「早く帰れ」という意味になってしまうので気をつけてください。

キャバクラのテーブルマナー:タバコ

キャバクラでは、タバコは基本的にキャストが火をつけるようにします。お客様が気持ちよく過ごせるように、いつでも火をつけられるようにしておきましょう。ライターは、テーブルか膝の上に準備しておくのがおすすめです。

またキャバクラによっては指名席以外はタバコを吸ってはいけないルールもあるので、お店にしっかり確認するようにしてくださいね。

ここからは、タバコのテーブルマナーについて詳しく解説していきます。

1.灰皿交換は1~2本溜まったら

灰皿は基本的にタバコが1〜2本溜まったら交換するようにしてください。ただし大きい灰皿を使っているキャバクラもあるので、お店に確認するのがおすすめです。

またお客様から灰皿を変えなくてもいいと言われた場合でも、1回は「変えます」と言うようにしましょう。しっかりしているという姿勢を見せることが、好感度UPにつながります。

特にタバコを頻繁に吸われるお客様だと頻繁に灰皿を変えることになるので、テーブルの上には常に4個以上はある状態にしておくのがスムーズです。

テーブルについた際に灰皿の残りの数を確認し、早めにボーイに頼んでおくと安心です。

2.自分もタバコを吸う際は確認してから

お店によってフリー席でもお客様がいいと言ったらタバコを吸える場合や、指名席以外はタバコNGの場合があります。

店舗によってルールはさまざまなので、お店にきちんと確認するようにしてください。

またタバコを吸う際には、当たり前ですがお客様に事前に確認を取ってから吸うのがマナーです。いつもはタバコOKでも、お連れ様によっては今日はNGということもあります。

フリーでも指名でも関係なく、都度吸ってもいいか確認することでトラブルを防げますよ。

まとめ

今回はキャバクラの基本的なルール・マナーについて解説しました。

お店によってルールはさまざまですが、基本的なマナーを知っておくことでスムーズにキャバクラで働けます。

今回ご紹介したルールは基本中の基本なので、しっかり覚えるようにしてください。

基本的な作法を押さえた上で、慣れてきたら+αの気遣いをできるようにしていきましょう。そうすることで指名本数も一気に増えること間違いなしですよ。

キャバクラのルール・マナーをマスターして売れっ子キャバ嬢を目指しましょう!

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