キャバクラは短時間勤務が可能で給与水準も高いので、シングルマザーに向いており、実際にキャストとして活躍する方が多くいます。
とはいえ、夜間に子どもを預ける必要があったりお酒の調整が必要だったりとデメリットや注意点もあります。
本記事では、シングルマザーがこれからキャバクラで働く場合のメリットやお店の選び方のポイントを詳しく解説します。
実際にキャバクラで働くシングルマザーの声もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
シングルマザーがキャバクラで働く時のメリットは?


キャバクラはシングルマザーでも働くことができ、子育てと仕事の両立がしやすいです。高収入で短時間勤務が可能なので人気があります。
まずは、シングルマザーがキャバクラで働くメリットを4つ紹介します。
短時間勤務OK
シングルマザーになりたての頃は、まずは短時間から仕事に出て生活に慣れる時間が必要。
キャバクラなら1日3時間ほどの短時間OKのお店も多く、短時間だけ親に預ける、託児所に預けるなどが可能です。
短時間で働けるので、生活に慣れさせるだけではなく子どもとの時間、自分の体も大切にできる点がメリットです。
給与水準が高い
キャバクラでの仕事は、高収入が魅力的です。
短い時間での勤務でも、しっかりとした収入が得られるため、生計の悩みが少なく、生活にゆとりが持てます。
また、パートなどの時給制と違い、自分が頑張った分だけ給料が上がるバックもあるのでやる気も出しやすいといえます。
柔軟なシフト
シングルマザーは自分だけではなく子どもの1週間単位でシフトを出すキャバクラも多く、自分の予定や体調と相談しながら勤務ができます。
もし子どもが体調不良になってしまっても、欠勤に柔軟なお店が多いのもキャバクラで働くメリットです。
即日勤務も可能
体験入店を終えた後、すぐに働けるお店が多いのがキャバクラの一つの魅力です。
給与の日払い制度もあるため、急な出費があっても心配無用です。
さらに、キャバクラでの勤務では履歴書の提出が不要な場合が多く、応募から採用までのスピードが速いのも大きな利点です。




シングルマザーがキャバクラで働く時のデメリットは?


シングルマザーがキャバ嬢として働くメリットはたくさんありますが、子どもとの生活を1番に考えることが大切です。
シングルマザーがキャバクラで働くときのデメリットや、どのような点に注意したらいいか紹介します。
子どもを夜間に預ける事になる
基本的にキャバクラの営業時間は20時頃〜翌1時頃までです。
子どもを夜間の託児所もしくは身内に預けることになるため、同伴やアフターの予定が入ると子どもと一緒にいれない場合もあります。
子どもを預けられる身内がいないと、昼も夜も託児所へ行かせることになりかねません。
夜間に預けるのが無理な人は朝キャバ・昼キャバもアリ!
キャバクラは夜間だけではなく、「朝キャバ・昼キャバ」と呼ばれる店舗も存在します。昼間の保育園・幼稚園に行っている間に働くことができるので、通常の昼職と差はほとんどありません。
時給は夜のキャバクラ勤務に比べて多少下がることがありますが、通常のパートの2〜3倍は稼ぐことができます。
お酒の調整が必要
家に帰ってから何時間後かには子どもが起きるので、勤務時間内は飲みすぎないようにお酒の調整が必要です。
「飲みすぎてお店で寝てしまった」というような場合、子どものお迎えが遅くなり延長料金が発生するだけではなく最悪の場合、役所へ電話をされることにもなりかねません。
仕事とはいえ、飲み過ぎないよう注意しましょう。
お客様への説明
最近は、シングルマザーのキャバ嬢に対して寛容な人が増えてきました。
とはいえ疑似恋愛の場としてキャバクラに通う人も多く、子持ちのキャバ嬢に嫌悪感を抱くお客様もいます。
お客様へ子持ちであることをカミングアウトしていない場合、子どもと一緒のときは電話に出れないこともあるため、嘘をつかなくてはいけません。
働き続ける事は出来ない
キャバ嬢の年齢は20〜30代までが一般的です。
若い女性を求めて来店するお客様がほとんどなので、いつまでも働ける職業ではありません。
特にシングルマザーの女性の場合、子供との生活を考慮すると、「この期間まで!」とキャバクラで働く期限を明確に決めておくことが重要です。
その期間内に、将来のための資格取得などの準備をして、キャバクラを辞めた後も子供と自分の生活が安定して続けられるように計画することが求められます。
シングルマザー目線のキャバクラ選びポイント!


シングルマザーで「キャバクラで働きたい!」という人に向けて、どのような選び方をしたらいいのか、ポイントを解説します。
生活の為に働くということを忘れず、どうしたら生活が整えられるか考えて選ぶ必要があります。自分がシングルマザーであることは、事前にお店へ伝えておきましょう。
1.シフトの融通が効く・罰金が無いキャバクラを選ぶ
自分もしくは子どもの体調不良で欠勤する時(当欠)に、罰金を取るお店も多いです。
子どもの体調不良や身内に預けられないときのために、シフトの融通が効くか、罰金はないか事前に確認しましょう。出勤ノルマがきつめの店舗も子どもの事情を考慮してくれるか確認するのがおすすめです。
どうしてもやむを得ず、当日欠勤をする場合の伝え方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。


2.提携の託児所があるキャバクラを選ぶ
お店と提携している託児所の有無は、シングルマザーにとって重要なお店選びのポイントです。
託児所が提携されていれば、子どもを見てくれる人がいない場合にも預けることができます。割引で託児所を使えたりするキャバクラもあるため、生活を圧迫することもありません。
3.アフターの強制がないキャバクラを選ぶ
アフターがあると、子どものお迎えの時間も遅くなってしまうので、極力行かない方が良いですよね。
お迎えの時間が遅くなると延長保育料が発生するだけではなく、子どもに寂しい思いをさせてしまいます。さらに、アフター強制の店舗で働くと自身の睡眠時間も減ってしまい体調を崩しやすくなってしまいます。
アフターの強制がないキャバクラを選びましょう。
4.シングルマザーが在籍しているキャバクラを選ぶ
すでにシングルマザーのキャバ嬢が在籍している店舗で働くのもおすすめです。同じ境遇の人がいる=店舗の理解もあるといえます。
シングルマザーならではの悩みを相談しやすい環境が整っており、先輩シングルマザーの接客を学びながらお客様との距離も掴みやすくなりますよ。
5.就労証明が出せるキャバクラを選ぶ
昼間の保育園は『就労証明』がないと保育してもらえないことがあります。
雇用形態や店舗の方針によって就労証明を出してくれるかどうかが異なるため、朝・昼キャバで働く場合、店舗に事前に確認することが重要です。




有名キャバ嬢にもシングルマザーは多い!


キャバクラ業界は華やかで厳しいところもありますが、そこで活躍する女性たちの中には、シングルマザーとして子育てと仕事を一生懸命こなしている人も少なくありません。
以下に紹介するのは、そんな有名キャバ嬢の中でも特に注目されるシングルマザーたちです。彼女たちの生き方は、多くの人にとって大きな刺激となることでしょう。
天使かれん
天使かれんさんは、2019年に男児を出産しお子さんは4歳です。(※2023年12月時点)
彼女の電撃引退とその後の復帰は多くの話題を呼びました。特に、妊娠が当時の太客によって暴露され、ネット上で広く知られることとなりました。子供の父親であるホストは子供を認知していません。
妊娠中に受けた厳しい言葉や、多くの批判的なDMにも負けず、母としてさらにメンタルが強くなったといいます。2021年10月には現役に復帰し、現在はシングルマザーとして1人息子を育てながら、キャバクラで働いています。


ゆめ
ゆめさんは、高校2年生のときに妊娠し、17歳で男児を出産しました。
19歳で離婚し、その後キャバクラでの勤務を始めた彼女は、現在もシングルマザーとして日々頑張っています。2023年12月時点で、彼女のお子さんは13歳になります。
ゆめさんはお母さんに子供の面倒を見てもらっており、その支えがあって今の仕事を続けられています。彼女はお客様にシングルマザーであることを隠さず、オープンにしています。
子供を最優先に考え、仕事は週1回、主に金曜日に出勤するという生活を送っています。ゆめさんはキャバ嬢としても、母としても、息子が憧れるような自立した女性を目指しているそうです。


愛咲マリン
愛咲マリンさんは、18歳で妊娠を機に2014年に結婚し、男児を出産しましたが、2年後の2016年に離婚しました。
彼女がキャバクラで働くことを選んだのは、しっかりとした収入を得ることができるからです。現在、彼女のお子さんは8歳(2023年12月時点)で、愛咲マリンさんは母親としての役割を全うしながらキャバクラで活躍しています。
愛咲マリンさんは、お子さんを育てるために保育所と託児所の両方を利用しています。そうすることで母親としての責任を果たしながら、仕事も続けることができています。
さらに、彼女はお客様に対して自分がシングルマザーであることを隠すことなく公言しており、自分の立場を肯定的に受け入れています。


小林香菜
小林香菜さんは元AKB48のメンバーで、現在は銀座の高級クラブで働いています。結婚、出産後に離婚し、シングルマザーとして貯金ゼロから生活をスタートさせました。
子供を育てながら、ラウンジ嬢、キャバ嬢を経験し、多忙ながらも子育てと仕事を両立しています。小林さんは自分と子供を守るため、強い意志と努力で日々を送っていることが伺えます。






シングルマザーでキャバクラ勤務を選んだ人の本音


シングルマザーでキャバクラ勤務を選んだ人の本音を紹介します。
【シングルマザーのキャバ嬢Jさんの声】
子供が生まれてすぐ離婚する事になったので、すぐに働く場所が必要でした。
結婚する前に少しキャバ嬢経験があったので、時給も高いしっていう理由で始めました。
シングルマザーでキャバ嬢って…って思ったけどビックリ!同じお店にもシンママの先輩が多くて、お店も子供がいることを理解してくれるので最高!子供と2人でやっていく自信が付きました。
【シングルマザーのキャバ嬢Fさんの声】
子どもと一緒に過ごす時間を増やしたいため昼の時間帯のキャバクラに在籍しています。
メンバー出勤という形で、お客様が来た時だけ1〜2時間の出勤をしています。
子どもが熱出してたときも、シンママということを伝えてれば早退やお休みもしやすいです。
子どもの事情なら罰金を取られることもないので働きやすい環境です。
【シングルマザーのキャバ嬢Yさんの声】
保育園や親の協力のもと、昼職(OL)と夜職(キャバクラ)を掛け持ちして働いています。
正直今はそこまで無理して働かなくても食べていけるけど、シンママは将来の不安しかありません。
漠然とした不安を抱えているから、夜もキャバで働くしかない。働かないともう金銭的に無理です。
まとめ:シングルマザーはキャバクラ勤務に向いている!
シングルマザーは、キャバ嬢に向いていることがわかりました。
- 短時間勤務、即日勤務が可能
- 給与水準が高い
- 柔軟なシフト
- 子どもを夜間に預ける必要がある
- 短時間で多くのお金が稼げる
ただし、キャバクラは長く働き続けることができない、子どもを夜間に預ける必要があるなど、デメリットや注意点もあります。
キャバクラ選びのポイントや、実際にシングルマザーでキャバクラ勤務を選んだ人の本音を参考に、子育てに理解あるお店を選びましょう。



