キャバクラの付け回しの優先順位って?売れるキャストになる秘訣!

キャバクラでシャンパンを飲む男性客と二人のキャバ嬢
もくじ

付け回し(つけまわし)とは?

青い複数のクエスチョンマークと光る電球

付け回しとは、キャバクラ業界特有の言葉で、お客様のテーブルにキャストを配置することを指します。

一般的に「付け回し」は上級職の黒服が担当します。

この「付け回し」は、お店の売上やキャストとお客様の関係性を形成する上で非常に重要な役割を持っています。

キャストとお客様の相性や、お客様の要望をしっかりとキャッチし、最適なキャストを選ぶことで、お客様に満足感を得てもらうことが可能となります。

また、キャストにとっては優先的にフリー席に付けてもらえれば、接客のチャンスが増え、売上を伸ばすことができます。

付け回しで呼ばれなくて悩んでいる人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

一般的なセット時間とキャストの配分

キャバクラ経験者にとっては当たり前のことですが、おさらいとして解説します。

キャバクラでの1セットは通常50~60分です。この間、3名のキャストが順番にテーブルを訪れ、15~20分間隔でお客様の接客をします。

これにより、お客様は複数のキャストと交流することができ、キャスト同士の競争も生まれます。このシステムは、お客様にさまざまなキャストとの時間を楽しんでもらうための工夫として取り入れられています。

これを取り仕切っているのが、「付け回し」なのです。

付け回しは熟練スタッフが担当

付け回しは非常にデリケートな作業であり、熟練のスタッフが担当します。

長く店舗に在籍しているスタッフだからこそ、キャストの性格や得意分野、お客様との相性など、さまざまな情報を持っています。

この知識を活かし、最適なキャストを選ぶことで、お店全体の売上やキャストの評価を高める役割を果たしています。

売上を左右する付け回し

キャバクラ店の売上は、フリーのお客様に満足いただける状況を作れるかによって大きく左右されます。

付け回しの采配によって、お客様が満足してお金を使ってもらえるかが変わり、引いては店の評価に直結する重要な役割を持ちます。

適切なキャストの配置やお客様のリクエストへの応え方など、さまざまな要素を考慮しながら最適な接客を目指します。

出勤キャストの特徴を把握している

付け回しのスタッフは、在籍キャストの情報をしっかりと把握しています。

そして、その日に出勤するキャストの特徴、得意分野、指名の有無など、さまざまな情報を頭の中に入れ付け回しの業務に従事します。

これにより、お客様に合わせて適切なキャストの順番を決定し、お客様にとって最も満足度の高い時間を提供することが可能となります。

付け回しに深く関係するキャストのタイプ

振り向きざまに微笑む緑のドレスの女性

付け回しは、キャバクラの店舗で顧客の満足度を高め、売上を伸ばすための重要な役割です。

その際に深く関係するのは、キャストのタイプや特徴です。大半の付け回しが大まかにキャストのタイプを区分し、状況に応じて案内する席やタイミングををコントロールしています。

付け回しが、キャストをどのように分けているかを知ることで、自分自身のポジションをより明確にすることができるでしょう。

以下は、ある店舗で付け回しを経験したことのある方に伺った大まかなキャストのタイプです。

キャストのタイプ

  • Aタイプ:容姿が良く接客スキルの高いキャスト
  • Bタイプ:容姿はまずまず、接客は人並み
  • Cタイプ:容姿・接客ともに人並みキャスト

続けて、それぞれのタイプを深堀りしていきます。

Aタイプ:容姿が良く接客スキルの高いキャスト

一言で言えば「No入りするキャスト」がAタイプです。

店内での売上ランキングの上位を走るキャストを指します。彼女たちはただ容姿が良いだけでなく、接客スキルもトップクラス。

どんなお客様にも臨機応変に対応し、高いリピート率を持っています。一緒に過ごす時間が楽しいと感じさせることで、多くの指名を集めるのです。このタイプのキャストは、その存在だけでお店のブランドを高める効果もあります。

Aタイプのキャストは、指名客との予定が重なっているとフリーに付くことはあまりないのですが、「フリーに付ければ指名を取る」といった結果を出せるタイプのキャストで、付け回しから絶大な信頼を置かれているキャストです。

Bタイプ:容姿はまずまず、接客は人並みのキャスト

Bタイプのキャストは、容姿も接客もまずまず、無難なタイプです。

No入りできるほどの結果は残せないものの、安定してお客様に楽しい時間を提供できるキャストです。

売上トップを目指すというよりは、幅広いお客様に指名をもらえる万能タイプです。彼女たちは、フリーのお客様にしっかりとアピールすることで、店の売上に貢献しています。

容姿は良いが指名客で予定が埋まることは多くないので、頻繁にフリー客に回される特徴があります。

Cタイプ:容姿・接客ともに人並みキャスト

Cタイプは、キャストの中でも平凡なタイプです。

目立った特徴は少ないかもしれませんが、それが逆に安心感を与え、お客様がリラックスして楽しむための存在として、Cタイプのキャストは重要な役割を果たします。

大きなトラブルも少なく、安定してお店の運営に貢献することができるのが、このタイプの特徴です。

とあるキャバクラ店の付け回しを紹介

上を向いて考える様子のスーツをきた若い男性

ここでは、あるキャバクラ店で付け回しの経験をしたことがある方から伺った「基本的な付け回しの順番」についてご紹介していきます。

付け回しの考え方や順番は、店によって異なりますが、具体的な考え方を知っておくことで適切な立ち回り方を実践でき、他キャストの優位に立てるでしょう。

売上を伸ばすチャンスを得たいキャストの方は、ぜひ参考にしてみてください。

付け回しで付ける優先順位はB→C→A

前述したキャストのタイプに基づき、そのお店ではB→C→Aの順でキャストをお客様の席に案内していたそうです。

順番

STEP
はじめはBタイプ

容姿はまずまず、接客は人並み

STEP
次にCタイプ

容姿・接客ともに人並みキャスト

STEP
最後の時間にAタイプ

容姿が良く接客スキルの高いキャスト

なぜこの順番なのでしょうか。少し深堀して説明していきます。

はじめはBタイプ

はじめに席に座るキャストはBタイプのキャストです。

見た目が重要なため、お店のレベルの高さをお客様に伝えるため、Bタイプを先に案内します。

また、入店間もないタイミングでもあるので、盛り上げ役としても期待をされており、一定の接客スキルが求められます。

お客様は容姿が綺麗なキャストが最初に席に付くことで、その後の時間に期待を膨らませるようになります。

相性が良い場合、この時点で場内指名が取れて、その後にはドリンクなどの注文も入りやすく、延長もしやすくなります。

次にCタイプ

続いてCタイプのキャストを案内します。

Bタイプの時点で指名を取らなかったお客様なので、1セットの素伝票でお帰りになる可能性があり、過度なサービスをしても売上に期待が持てないのでCタイプで時間を繋ぎます。

Cタイプが付くと、お客様は盛り上がりを欠いて、消極的過ぎたと感じるようになり、次にチャンスがあったら何か振舞おうと考えたりしています。

最後の時間にAタイプ

そして、最後の時間でAタイプのキャストを案内します。

お客様は残された時間があと僅かで、最後のチャンスになることを分かっており、その時間をどう過ごせるかで延長するかどうかの判断をします。

お店としても長く残ってもらい伝票を伸ばしたいので、力を発揮してくれるAタイプのキャストを案内します。場を最大限に盛り上げ、ドリンクや指名・延長を取ったりと成果を残してくれるのです。

なぜ、はじめにAタイプではないかというと、Aタイプは指名客の来店が控えていたりするので、フリーで時間を取られてしまっては、キャストの予定が台無しになってしまうからです。

また、はじめにAタイプが席に付き、盛り上がらずに指名も取れない場合、その席で次のキャストが挽回できなくなってしまうからです。

付け回しがキャストに期待すること

付け回しは、キャストに対してもいくつかの期待を持っています。それは、お客様の伝票を伸ばすことや、多くの指名を取ることです。

お店としては、フリーの売上もキャストの売上もどちらも同じ売上ですが、キャストが稼げないお店には長く在籍してくれません。

付け回しは、どうせならフリーのお客様が指名になりお客様・キャスト・お店もWin-Winになる関係性を築いてもらいたいのです。

そのために、お店の期待に応えてくれる有能なキャストを適切なタイミングで優先的に席に付けるのです。

フリー席に優先的に付けてもらうために

ここまで付け回しについて解説してきましたが、中にはどうすればフリー客に優先的に付けてもらえるのか悩んでいるキャストもいらっしゃるでしょう。

フリー席に優先的に付けてもらえるためのポイントを解説します。

前述した付け回しの順番ごとへの期待に応えることができれば、フリーのお客様の席に優先的に案内されるチャンスが増えるでしょう。

そのためには、席に付く前に付け回しの担当者から、自分が付けられる順番やお客様の情報を確認し、すぐに場を盛り上げられるよう事前準備をして臨みましょう。

そして、もらったチャンスではきっちり成果を残せるよう全力を尽くしましょう。また、結果に関わらず、チャンスをくれた付け回しやボーイへの感謝も忘れずにしましょう。

キャバクラで売上をあげたいキャストが取るべき行動

ピンク色のドレスを着た茶髪の女性

売上を伸ばすことは、キャストのプライドや自己実現のため、そしてもちろん収入を増やすためにも非常に重要ですよね。

もし売上をなんとか上げたいとお考えなら、まずは「付け回し」の仕組みや意味をしっかりと理解することから始めると良いでしょう。

その上で、自分がどのようにお店で活躍できるかを模索し、日々の努力を怠らないことが大切です。

具体的に重要な行動を3つ挙げていきますので意識してみましょう。

容姿を磨く

まずは容姿を磨きましょう。人は見た目に最初に惹かれるもので、キャバクラの世界も例外ではありません。

そのためには、店内できれいに見られるメイクを覚えたり、日々の身体作りも疎かにしてはいけません。

容姿はキャストの一番の武器と言っても過言ではありません。しかし、ただきれいであるだけでは十分ではなく、他のキャストと被らない個性や特色を持つことも大切です

セクシー系キャストが多い店なら可愛い系を狙ってみたり、ロングドレスを着るキャストが多い場合は、思い切ってミニドレスを来てみるのも良いでしょう。ヘアスタイルやメイク、服装など、自分らしいスタイルを確立することで、お客様に強く印象付けることができるでしょう。

在籍キャストの中で容姿が突出していくと、付け回しは積極的にそのキャストを席に付かせるようになります。

接客スキルを向上させる

容姿だけではなく、接客スキルもまた重要な要素です。

お客様とのコミュニケーション能力や、気配り、おもてなしの心を大切にし、常に自分自身を磨き続けることが求められます。

例えば、お客様との会話から共通点を見つけることが出来れば打ち解けやすくなるので、幅広く知識を付けておくのも有効です。

お客様がどんなことに興味を持っているかを丁寧に質問し共通点を見つけたら、「実は興味があるけど、まだチャレンジしていない。どうすればいい?」といったアドバイスを求めていくと自然と会話が盛り上がっていくものです。

接客スキルを高めることで、お客様はあなたと過ごす時間をより楽しむことができ、それが売上に繋がるでしょう。

まずは場内指名を取る

接客スキルや容姿を磨いた上で、まず実際の席で取るべき行動は「場内指名」です。

場内指名は、お客様がその場で自分を指名してくれることを指し、キャストからすれば歩合の一部程度の理解かもしれませんが、付け回しにとっての場内指名は少し違います。

付け回しは、ここぞというタイミングで指名を取れるキャストを席に案内します。そして、その席で成果を作ることは、とてつもない信頼の証になるのです。

付け回しに「あのキャストはフリーに付けたら場内を取ってくれる」と認識されれば、店内での自分の立ち位置が上がります。

そのため、場内指名を積極的に取ることは、キャストとしての成果を上げるための重要なステップとなるでしょう。

まとめ:付け回しとの信頼関係を築き売上を伸ばそう

付け回しはキャストに対して、フリーの席で伝票を伸ばしたり、指名を取ってほしいと期待しています。この期待に応えるキャストは、フリー席に優先的に案内されます。

キャストとして成功するためには、まず在籍店舗の付け回しの仕組みを理解し、自らが活躍するチャンスを見つけることが必要です。

そしてチャンスをくれる付け回しとの信頼関係を築くことは、売上を伸ばすための大きなステップとなります。

しかし、その過程で一番大切なのは感謝の気持ちを忘れないこと。付け回しには日々の努力を感謝し、それを元に信頼関係を深めていきましょう。

付け回しとの信頼関係を築けたら、売上を伸ばすチャンスが今以上に舞い込んでくることでしょう。

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