キャバ嬢は贈与税を払う必要あり！？プレゼントやチップに注意

お客様から高価なプレゼントやチップをいただいたら「ラッキー☆」で終わってはいけません。実は、もらったプレゼントやチップには贈与税という税金がかかってくることがあるのです！

贈与税は、自分で申告して納税する必要があります。確定申告とは異なり「聞いたことないけど？」と思う人も多いでしょう。

もし、お客様からプレゼントやチップをいただく機会が多かったり、高額な贈り物を受け取る機会があったりするキャバ嬢は、贈与税について必ず知っておくべきです☆

この記事では、キャバ嬢が知っておくべき贈与税の知識を解説します！売れっ子キャバ嬢として成功するためにも、贈与税について学んでおきましょう♡

キャバ嬢が受け取るプレゼントやチップは贈与税の課税対象になる

キャバ嬢がお客様からプレゼントやチップを受け取った場合、一定金額を超えると贈与税が課税されます。そもそも贈与税ってなに？誰が払うものなの？といった疑問もあるでしょう。

贈与税とはどのような税金で、誰が払うものなのか、どのように計算されて、どうやって払えばいいのかまで丁寧に解説します☆

贈与税とは？

贈与税とは、無償で財産（お金やモノ）を受け取ったときに課せられる税金です。

キャバ嬢として働いている人は、お店からの給料や報酬以外に、お客様からプレゼントやチップを受け取る機会も多いでしょう。

プレゼントやチップは贈与税の対象となるため、年間110万円を超える金額を受け取った場合は贈与税の申告と納税が必要です☆

ここで注意したいのは「もらった金額の合計が年間110万円を超える」という意味についてです！

たとえば、お客様A さんから50万円のバッグ、Bさんから20万円のチップ、Cさんから60万円のアクセサリーをもらったとします。

Aさん、Bさん、Cさん、それぞれからもらった金額は110万円以下になるため、贈与税がかからないという考え方は間違いです！

Aさん、Bさん、Cさんからもらった金額を合算すると130万円になります。この場合、贈与を受けた金額が110万円を超えているため、贈与税が発生すると考えるのが正しいです☆

贈与税は誰が払う？

贈与税を払うのは、贈与を受けた側の人です。

たとえば、お客様からプレゼントやチップをもらったら、もらった側のキャバ嬢が申告して納めることになります！

プレゼントやチップをあげた側のお客様が払うものではないため、注意しましょう☆

反対に、キャバ嬢からお客様へ高額なプレゼントをあげると、お客様側に贈与税の支払い義務が発生する可能性があります！

プレゼントやチップを受け取ったら「贈与税を払う必要がでてくるかも」と思っておきましょう☆

贈与税の計算方法

贈与税は、プレゼントやチップなどで受け取った金額が年間110万円を超えると発生します。もらった金額が年間110万円以下であれば贈与税は発生しません☆

一般的な贈与税の計算（暦年課税制度）では、もらった金額から基礎控除分である110万円を引き算します（①）。

引き算したあとの金額に応じて、所定の税率（②）をかけ、さらに控除額（③）をひいて計算します。

110万円を引いたあとの金額（基礎控除後の金額）…①	200万円以下	300万円以下	400万円以下	600万円以下	1,000万円以下	1,500万円以下	3,000万円以下	3,000万円超
税率…②	10％	15％	20％	30％	40％	45％	50％	55％
控除額…③（①に②をかけたあとに引く金額）	なし	10万円	25万円	65万円	125万円	175万円	250万円	400万円

たとえば、お客様から1年間で150万円分のプレゼントをもらったら、150万円-110万円＝40万円（①）となり、40万円の部分に贈与税がかかってくることになります。

基礎控除を引いたあとの金額が200万円以下のときの税率は10%です（②）。

さらに、控除額は0円（③）なので、40万円×10 ％-0円＝4万円となり、4万円を贈与税として申告する必要があります。

贈与税の申告・納税方法

贈与税の申告には期限があり、贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までの間に済ませなければいけません。

贈与税の申告・納税の大まかな流れは以下のとおりです。

申告書は国税庁のホームページから入手できます。税務署に提出する方法は、郵送や窓口に持参するほか、電子申告（e-Tax）があります。書類の書き方や電子申告は難しく感じる人が多いでしょう。

また、手間もかかるためキャバ嬢として勤務しながら申告するのは面倒と感じるかもしれません。そのような場合は、専門家である税理士のサポートを受けるのがベストです☆

税金を払う場合は、金融機関やコンビニなどで納付したり、クレジットカードで払ったりすることもできます。e-Taxが使える人であれば、e-Taxでそのまま納付することも可能です☆

贈与税の申告は、確定申告とは異なります。確定申告は所得税の申告であり、確定申告をおこなっても贈与税を申告したことにはなりません！

キャバ嬢として働く人は、確定申告で所得税の申告をおこない、さらに贈与税の申告も必要になるケースがあることをおさえておきましょう☆

確定申告のサポートはナイトワーク専門税務申告サポート「Zeimu（ゼイム）」がおすすめです！ナイトワーク事情に詳しいスタッフが担当するので、適切なサポートを受けることができますよ！

贈与税の対象になるもの・ならないもの

贈与税の対象になる可能性が高いものは以下のとおりです。

高価なものは贈与税の対象となると考えておいたほうがよいでしょう。

反対に、贈与税の対象にならない可能性が高いものは以下のとおりです。

社会常識から考えて、お付き合いのなかでいただくプレゼントなどは贈与税の対象になりません。ただし、金額が大きい場合は「社会常識から外れている」とみなされて課税の対象になる可能性があります。

「これくらいなら贈与税の対象にならないから大丈夫」と自分で早合点してしまうのは危険です！贈与税の対象になるかならないか判断に迷ったときは、税務署や税理士さんに相談するようにしましょう☆

キャバ嬢が贈与税を申告・納税しない場合のペナルティ

贈与税を適切に申告・納税しなかった場合には、以下のようなペナルティが課されます。

贈与税の申告や納税が漏れていることが発覚しなければ、ペナルティを受けなくても済むと思うかもしれませんが、税務調査に入られて上記のようなペナルティの対象になる可能性があります！

ペナルティを受けるということは、本来の税額よりも多くのお金を支払わなければなりません。

はじめから正しく贈与税の申告や納税をしておけば、たとえ税務調査に入られたとしてもペナルティを受けずに済みます。税理士さんのサポートを受けるなどして、適切に贈与税の申告や納税をしましょう☆

「税理士さんのサポートを受けたいけど、どうしたらいいかわからない」という方には、ナイトワーク専門税務申告会計事務サポート「Zeimu（ゼイム）」がおすすめです！

Zeimuを使えば、大変な確定申告もわずか５ステップで完了！夜間も対応してくれるので、夜型生活のキャバ嬢にとって心強いですよね。

Zeimuのサービス内容について詳しくは以下をご覧ください。

プレゼントを売却したら贈与税はかからない？

複数のお客様から同じプレゼントをいただいたとき、1つを残して後はフリマアプリやオークション、質屋に売るといったことをしたことがあるキャバ嬢もいるでしょう。

プレゼントを売却すれば贈与税を払わなくていいと思うかもしれませんが、贈与をうけた時点で贈与税の対象となります！

その後、売却するか、手元に残すかどうかで贈与税が課税されるかどうかが変わるものではありません。

なお、もしもプレゼントを売ってお金を得た場合は、譲渡所得や雑所得とみなされ、所得税の課税対象になる可能性があります☆

プレゼントをもらって売却するときにも、税金の問題からは逃れられません！どのような場合に、どのような税金が発生するリスクがあるのか、税理士さんなどにその都度相談できるようにしておくと安心です♡

キャバ嬢の贈与税対策

プレゼントやチップをもらう機会が多いキャバ嬢の場合、どのように贈与税と向き合えばよいのでしょうか。

キャバ嬢の贈与税対策として以下の2つが考えられます。

プレゼントやチップはお客様の気持ちでもらうものなので、断りづらいこともあるでしょう。税金の知識や、さまざまな事例を知っている税理士さんのサポートを受けるのがもっともおすすめです♡

もらうプレゼントの金額を年間110万円以下に抑える

贈与税の基礎控除額である110万円以下であれば、贈与税はかかりません。

年間110万円を超えない範囲でプレゼントやチップを受け取ることができれば、贈与税を申告・納税する必要はありません♡

とはいえ、お客様が「あげるよ」と言っているものを無碍に断るわけにもいかないですよね！「身に余るプレゼントで受け取るわけにはいきません」「たくさんいただいているので、遠慮させてください」など上手に断れるのが理想です。

しかし、お客様のタイプによっては「せっかくあげるといっているのに」とご機嫌を損ねてしまう人もいるので、よくお客様を見極めてくださいね☆

税理士に相談して正しく申告・納税する

もっともベストな贈与税対策は税理士さんに相談して正しく申告や納税をおこなうことです☆税理士さんに相談することで、効果的な節税方法をアドバイスしてもらえるメリットもあります。

税理士さんのサポートを受けながら贈与税を正しく申告して納めることができれば「年間110万円に抑えなきゃ」と考える必要もありません♡

お客様からのプレゼントやチップをこころおきなく受け取れるため、接客もしやすくなるでしょう☆

税理士に気軽に相談したい方にはナイトワーク専門税務申告会計事務サービス「Zeimu（ゼイム）」がおすすめです！

ナイトワーク事情に詳しいスタッフが夜間もサポートしてくれます。安心してプレゼントやチップを受け取れるようになりましょう♪

まとめ：プレゼントやチップを安心して受け取るためにも贈与税を正しく申告・納税しよう

キャバ嬢がお客様からもらうことが多いプレゼントやチップ。年間110万円を超えると、贈与税の対象となり申告や納税が必要になります。

多く人が知っている確定申告とは異なり、贈与税の申告や納税が必要であることを知らない人が多いのも事実です。

税務調査で申告漏れが発覚すれば、ペナルティを受けてより多くのお金を支払う必要もでてきます！

プレゼントなどで受け取る金額を年間110万円以内にコントロールできれば贈与税はかかりませんが、お客様からの厚意を断るのも気が引けますよね！

税理士さんのサポートを受けて、贈与税を正しく申告・納税できれば、上限額を気にすることなくプレゼントを受け取れます☆