スナックとキャバクラは何が違う?働き方や給料の違いを徹底比較!

スナックで働くホステスとキャバクラで働くキャバ嬢

「スナックとキャバクラは何が違うの?」
「私にはどっちが向いているんだろう?」

ナイトワークにはさまざまな種類があるので、このような疑問を持つ方も多いと思います。

そこで今回はスナックとキャバクラの違いについて、働き方や給料、服装などの面からくわしく解説していきます。

ナイトワークを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

もくじ

スナックとキャバクラの大きな違い

スナックとキャバクラの店内

スナックとキャバクラは「お客様の隣に座って接客をするかどうか」という点が大きく異なります。

「深夜酒類飲食提供許可」を得ているスナックの場合は、接待行為が法律で禁止されているため、カウンター越しの接客が基本です。

一方、キャバクラは「風俗営業許可」を得ているためお客様の隣に座っての接待が基本となります。

なお「風俗営業許可」を得ているスナックの場合は、お客様の隣に座っての接客・接待ができますが、午前0時以降の営業はできません。

そのほか、スナックとキャバクラの主な違いを表にまとめました。

スクロールできます
スナックキャバクラ
営業方法基本は飲食営業
店舗によっては風俗営業
風俗営業
営業時間・深夜営業許可店の場合は午前0~6時の営業も可能
・風俗営業許可店の場合は午前0時まで(地域や条件により午前1時まで)
午前0時まで
お客様の年齢層30~60代20~70代
働く女性の年齢層20代後半~60代18歳~30歳前後
利用料金6,000~15,000円10,000~25,000円
お店の雰囲気アットホームで親しみやすい華やかで非日常的

キャバクラは、華やかで非日常的な空間を楽しめるのが特徴で、20代の若者から高齢者まで、幅広い年代のお客様が来店します。キャバ嬢の年齢制限はお店により異なりますが、若さと外見を重視する傾向にあります。

一方、スナックはアットホームな雰囲気が特徴で、落ち着いて会話を楽しみたい中高年のお客様が多いです。ホステスの年齢層もキャバ嬢より高めで、50代・60代で活躍中の女性も珍しくありません。

スナックとキャバクラの接客方法の違い

ナイトワークを検討する際は、お店の雰囲気や接客スタイルについても知っておきたいですよね。

スナックとキャバクラのシステムや接客方法の違いについて、以下にまとめました。

スナックキャバクラ
お客様対応の方法バーカウンター越しにお酒を提供する

※風営法の許可を得ているスナックの場合は、お客様の隣に座っての接待も可能
お客様の隣に座って接待する
指名制度なしあり
同伴・アフターなしあり
服装私服のお店が多いドレス・ワンピース

キャバクラではお客様の隣に座ってお酒を作ったり、タバコに火をつけたりする接待行為を行うのがスナックとの大きな違いです。

キャバ嬢は、お店のゴージャスな雰囲気に相応しい、ある程度露出のあるドレススタイルや華やかなヘアメイクが求められます。

スナックはママがいるお店がほとんどで、ママのお客様をホステスが接客するイメージです。

風営法の許可を得ていないお店の場合は接待行為ができないため、カウンター越しに接客するなど、お客様とは一定の距離を保って接することになります。

スナックのホステスは、キャバ嬢ほど露出の高い服装をする必要はありません。とは言え「女性らしいワンピースやスカートを着る方が男性客に好評」という点は覚えておきましょう。

スナックでの主な仕事内容

お酒がたくさんならぶスナックで働く女性

ここからは、スナックでの主な仕事内容を3つ紹介します。

  • お酒を提供する
  • お客様と会話する
  • 一緒にカラオケする

お酒を提供する

スナックでは、お客様のお酒と自分が飲むお酒を自分で作ります。お客様にお酒を提供する際は、カウンター越しに立ってお出しするのが一般的です。

お酒を作ると言ってもバーテンダーのような高度なテクニックは必要ありません。「水割り・お湯割り・ロック」といった基本的なものが作れれば問題ないでしょう。

お客様と会話する

スナックは、ママやホステスとの会話を楽しみに来店するお客様が多いです。常連のお客様が多いので、基本的には明るく笑顔で会話できれば喜ばれます。

中高年のお客様が多い傾向にあるので、ある程度の教養や社会情勢などの知識も身につけておくと、一目置かれる存在になりやすいです。

一緒にカラオケする

スナックの仕事の中には、お客様と一緒にカラオケすることが含まれるケースがあります。とはいえ、お店がどのような許可を取得しているかによって接客方法は異なります。

深夜営業許可店の場合・カラオケ機器の設置
・カラオケ機器(デンモク)の管理をする
風俗営業許可店の場合・カラオケ機器の設置
・カラオケ機器(デンモク)の管理をする
・お客様と一緒に唄を歌う(デュエット)
・お客様の唄に手拍子をする

なお「深夜営業許可」と「風俗営業許可」はどちらかひとつしか取得できません。つまり、お客様とデュエットできるスナックは、深夜0時以降の営業が法律で禁止されています。

スナックでの仕事に興味があり詳細が気になる方は、お店が「風俗営業許可」を取得しているかどうかを事前に確認しておきましょう。

キャバクラでの主な仕事内容

キラキラの背景の前に立つヘアセットした若い女性

ここからは、キャバクラでの主な仕事内容を4つ紹介します。

  • お酒を作る
  • お客様と会話する
  • 同伴やアフターに行く
  • お客様と直接連絡を取る

お酒を作る

キャバクラで提供するお酒は、男性スタッフが作るお酒とキャバ嬢がテーブルで作るお酒の2種類あり、キャバ嬢が作るお酒は「ボトル」と呼ばれています。

キャバクラではお客様と近い距離でお酒を作るため「ビール・ワイン・シャンパン」などの注ぎ方や、所作のマナーを把握することが大切です。

「この子はお酒のマナーをわかっている」とお客様に思われると、高級なお酒を入れてもらいやすくなり、売上アップにもつながります。

お客様と会話する

お酒を飲みながら、お客様と楽しく会話することもキャバ嬢の大切な仕事のひとつです。また、会話の合間にお客様のタバコに火をつけるなど、さり気ない気遣いができると非常に喜ばれます。

「お客様とどんな話をしたらいいのかわからない・・・」という方は、まずは聞き上手になって、お客様の話を引き出すことを意識しましょう。

こちらでキャバ嬢が身につけたい会話テクニックをくわしく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

同伴やアフターに行く

キャバクラでは、同伴やアフターも大切です。それぞれについて簡単に解説します。

同伴出勤前にお客様と店外デートをして入店すること。
同伴で入店したお客様は本指名となり、店内でも一緒にお酒を楽しむ。
アフターお店の営業時間終了後に、お客様と店外デートすること。

同伴はキャバ嬢に同伴料や指名料のバックが入るのに対し、アフターにはそのようなバックがありません。

その一方で、アフターはお客様の負担が少ないためキャバ嬢からも誘いやすく、お客様と仲良くなりやすいメリットもあります。

いずれも営業時間外の対応ですが、上手く使えばキャバ嬢への本指名や収入アップにつながります。

お客様と連絡を取る

お店でお客様と連絡先を交換して、営業時間以外にもLINEなどでやり取りするのもキャバ嬢の仕事です。

連絡の内容は多岐に渡りますが、代表的なものを以下に紹介します。

  • 「今日は来てくれてありがとう」「プレゼントありがとう」などのお礼
  • 「好きなお酒が入荷したよ」「今度、こんなイベントがあるから来てほしいな」などの営業
  • 「お誕生日おめでとう」「昇進おめでとう」などのお祝い

お客様とのLINEのやり取りは、単なる営業目的ではなく、お客様との信頼関係を築くための重要なツールです。

お客様との連絡の取り方については、こちらの記事でもくわしく解説しています。

あなたはスナックとキャバクラどっち向き?チェックリスト

チェックマークとクエスチョンマークと人の手

最後に、ナイトワークを検討中の方に向けて「スナックとキャバクラのどちらに向いているか」のチェックリストを作りました。

チェックがたくさんついた方が、よりおすすめの仕事です。ぜひ参考にしてくださいね。

スナック
キャバクラ

まとめ:スナックとキャバクラの違いを知って自分に合ったお店に入店しよう 

スナックとキャバクラには、それぞれ異なる特徴と魅力があります。

スナックは、アットホームな雰囲気で、お客様と一定の距離を保ちながら接客します。年齢関係なく働きたい方や、プライベートの時間を大切にしたい女性におすすめです。

対して、キャバクラは華やかな雰囲気で、お客様を近い距離で接待します。外見に自信のある方や、プライベートを削ってでも多くの収入を得たい女性におすすめです。

それぞれの違いを把握して、自分にピッタリなお店を選びましょう。

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