キャバ嬢が知るべき!ストーカー被害の対処方法と予防策

スマホを手に持ち不安そうな女性
もくじ

キャバ嬢が受けるストーカー被害の深刻さ

女性を背後から掴もうとする様子

女性にとってストーカー行為は、精神的に負担がかかり仕事にも影響するため、絶対に避けたいトラブルですよね。特に、キャバ嬢は、男性客とのトラブルに発展しやすいです。

本記事では、キャバ嬢がストーカー被害を受けた際の対処法や予防策について解説していきます。

キャバ嬢はストーカー被害を受けやすい職業

キャバクラで働く女性にとって、ストーカー被害は非常に深刻な問題です。

キャバ嬢という職業は、お客様との距離が近く、時に疑似的に恋愛を体験させるような行動が求められます。

そのため、お客様によっては誤解を招き、エスカレートするとストーカーに変貌してしまうため、ストーカー被害に遭いやすい職業と言えます。

お客様との関係を築く中で、自分の安全を守るための対策を講じることが非常に重要です。

ストーカー被害の影響とリスク

ストーカー被害は、精神的な苦痛だけでなく、日常生活や仕事にも大きく影響します。

ストーカーによる執拗な追跡や連絡は、不安や恐怖を引き起こし、精神的なストレスを増大させることがあります。

また、被害者のプライバシーが侵害され、自由な生活が制限されることもあります。

具体的なストーカーの行動

執拗な連絡営業連絡以外の内容を電話、メール、SNSなどを通じて、しつこく連絡してくる。
物品の送付キャバ嬢が望まない物品や手紙を送りつける。
SNSでの監視SNSの投稿内容から行動を監視し、コメントやメッセージを送る。
待ち伏せ店前、自宅、よく行く場所で待ち伏せをする。
尾行キャバ嬢を尾行し自宅を突き止める。
プライバシーの侵害キャバ嬢の個人情報を収集し、それを利用する。
嫌がらせ脅迫メッセージを送る、仕事に支障がでるような噂を流す、物理的な嫌がらせを行う。
家族や友人への接触家族や友人に接触し、情報を得ようとする。

このようにストーカーの行動はどんどんエスカレートしてしまうので、早めの対応が求められます。

知っておくべきストーカー規制法

ストーカー規制法とは、ストーカー行為を防止し、被害者を保護するための日本の法律です。ストーカー行為に該当する行動も記載するので、キャバ嬢は事前に詳細を把握しておきましょう。

ストーカー行為の具体例:

  • LINE、メール、電話でのしつこい連絡
  • 交際の強要
  • 店の外や帰宅途中での待ち伏せや尾行
  • プライベートの監視
  • SNSや掲示板への誹謗中傷の投稿

特定の方に、このような行動が確認されている場合、証拠を集め・明確に拒否の意思表示をしましょう。

それでも収まらない場合は、警察または弁護士に相談しましょう。

ストーカー被害に遭っている場合の対処法

警察官の後ろ姿

それでは、実際にストーカー被害に遭っている場合、どんな行動をすべきかを解説していきます。身の安全を確保するため、行動は早い方が好ましいです。

被害の証拠を集める

まずは、被害に遭っていることが証明できるものを集めてください。

頻繁に連絡がきている場合、着信履歴や留守電のメッセージ、LINEやショートメールのメッセージ内容を保存しておきましょう。特にメッセージ内容に、以下の内容が含まれている場合は明確な被害の証拠になります。

  • しつこく交際を迫る内容
  • いつも見ている、監視しているといった発言
  • 教えていないプライベートな情報についての発言

望まないプレゼントや手紙などが送りつけてくる場合は、気分は悪いでしょうけど、捨てずに取っておいてください。

お店に相談する

次は、お店に相談することです。

特定の証拠を持って、被害に遭っていること、協力して欲しい旨を伝えましょう。

具体的にお店が取れる行動

  • 口裏を合わせる:欠勤・長期休暇中など出勤していないと伝えてもらう
  • 退店・移籍したことにする:お店を辞めた、別店舗に移籍したと伝えてもらう
  • 出禁にする:直接お客様に出禁にする旨を伝えてもらう
  • セキュリティ強化:専属セキュリティがボディーガードしてもらう
  • 送迎の工夫:車で送迎時に遠回りをしてもらうなどの配慮
  • 弁護士に相談:専属の弁護士がいる場合、利用させてもらう

予防措置の範囲ではありますが、すぐに相談して協力してもらいましょう。

警察や公的機関に相談する

お店への相談と並行して警察や公的な支援機関にも相談してください。

関連する連絡先やWEBサイトの情報を掲載しておきますので、まず相談するところから始めてください。

警察:

ストーカー被害を未然に防ぐことを目的とした警察庁の情報発信ポータルサイト

  • 電話:#9110 又は 電話:03-3501-0110(代表)
  • 危険が迫っているときは緊急ダイヤル「110番」

女性の人権ホットライン: ストーカー被害の相談窓口(0570-070-810)

婦人相談所: 全国の婦人相談所一覧

民間シェルター: 暴力を受けている際の一時避難場所

弁護士に相談をする

「警察に相談しても状況が変わらない」「何とか穏便に済ませたい」という方は、ご自身で弁護士に相談しましょう。

警察への相談と同様に証拠を持参し、相談をするのが好ましいです。

ストーカー本人に対して、代理人として交渉してもらうことで被害が鎮静化させることができるでしょう。

ストーカー化しやすいお客様の特徴

暗闇でフードを被り顔を隠している男性

キャバクラで働くと、さまざまなお客様との出会いがあります。

売上を伸ばし、指名を増やすためには、お客様一人ひとりに全力で接客することが求められます。しかし、中には残念ながら、徐々にストーカー化してしまうお客様も存在します。

重要なのは、お客様が最初からストーカーであることはほとんどなく、関係が続く中で行動がエスカレートしていくことを理解することです。また、キャバ嬢自身の行動が、お客様のストーカー化に影響を与えている可能性もあります。

お客様の発言や行動に注意深く目を向け、その変化を感じ取ることが非常に重要です。

ストーカーの特徴や前兆となる行動を把握し、「これは危険かも?」と感じた瞬間に、迅速に対処できるようにしておくことが、自己防衛の鍵となります。

以下に、ストーカー化しやすいお客様の特徴や前兆となる行動をいくつか挙げます。これらを参考に、自分自身の安全を守るための対策を講じてください。

ひとりで来店する

初回から一人で来店されるお客様は、定期的に来店してくれる可能性が高い反面、本気になり過ぎて粘着する傾向があります。特に若い男性の傾向が高いです。

そして、おひとり様に好まれやすいのは、見た目も行動も大人しいキャバ嬢です。

恋愛経験が少ない

恋愛経験が少ない男性は、女性に対する免疫がなく、色恋営業が効く反面、真に受けて異常な行動をしやすいです。

年齢が比較的若く、ひとりで来店する方にも同様の傾向があります。

彼氏面をする

色恋営業をしていない場合でも、付き合っていると勘違いし、周囲に彼氏面をするような方がいます。はじめは大人しくても次第に行動がエスカレートしていきます。

「〇〇さんの考え方、素敵」「尊敬する」といった内面を褒めているだけでも、自分のことが好きなんだと勘違いをしてしまう方もいます。

プレゼント攻撃をする

はじめは、彼氏が彼女を喜ばせようとサプライズをする程度の感覚ですが、お客様が頻繁に、または高価なプレゼントを贈り始めた場合、過度な期待や見返りを求めはじめるサインになります。

プレゼントではなく、お店でお金を使って欲しいという意思表示をすると良いでしょう。

連絡がしつこい

しつこく連絡をしてくるお客様は、ストーカー気質があります。営業連絡のために、定期的に連絡を入れていくと、親密な関係になっていると勘違いをして、強い恋愛感情に変化していきます。

特に、返信の強要・行動を束縛するような発言は警戒が必要です。

また「お店以外で会いたい」「キャバクラで働いて欲しくない」といった発言が出てきた場合は、きっぱり引いていくのが良いでしょう。

指名かぶりに怒る

他のお客様との指名が重なった際に怒るお客様は、独占欲が強く、ストーカーになるリスクが高いです。

はじめは被っていても優しく送り出してくれますが、次第に不満を露わにします。

放置されていることに対してではなく、他のお客様と楽しむ姿に嫉妬しているような発言は危険信号かもしれません。

急に細客になる

高額な支払いを続けていたお客様が、突然、使う額が減った場合、ストーカー化する前兆とも考えられます。

はじめは気に入られたい一心で、高額な支払いを許してしまいますが、資金が尽きると「最近、冷たいから使いたくない」「俺に使わせるの?」といった違和感のある発言をし始めます。

同業者・スタッフにも用心

ストーカー化してしまうのは、何もお客様だけではありません。同業者やスタッフだからといって安心して良いとは限りません。

主に、付け入る隙がありそうな態度や行動をしてしまう女性は、お客様だけでなく同業者やスタッフにも気をつけましょう。

魅力的な女性に男性が引かれるのは自然なことです。しかし、スタッフだから、同業者だからと安心せず、節度を持った関係を心がけましょう

キャバ嬢がストーカー被害を未然に防ぐ対策

スマホを持ちながら考える女性

キャバ嬢なら、ご自身の接客スタイルがあるでしょう。

友達営業、色恋営業、オラオラ営業などスタイルは様々ですが、お客様のストーカー化を防ぐには、自身の行動を改める必要があります。

ここではキャバ嬢自身が取るべき行動、お店に協力してもらう行動を記載します。

キャバ嬢自身が取るべき行動

主に、お客様に勘違いをさせない・一定の距離を保てるような行動が対策になってきます。

キャバ嬢が取るべき行動

  • 色恋営業をやめる
  • 過度なボディータッチをしない
  • 泥酔した姿を見せない
  • プライベートな情報を話さない
  • お客様を信用しきってはいけない
  • 無理な支払いをさせない
  • SNSには時差投稿をする
  • 防犯グッズを携帯する
  • 必ず送りを使う

売れているキャバ嬢ほど、お客様に固執しない人が多いです。適度な距離感を保ち、過度な要求があった場合、絶対に応じない姿勢を見せます。

また、売上の作り方も一人のお客様に頼るのではなく、多くのお客様から指名をもらえるように努力しています。

お店に協力を依頼する行動

キャバ嬢が全てひとりで対策する必要はありません。協力者がいれば、事前に防ぐことも可能ですし、被害を大きくしないようにもできるでしょう。

お店に協力してもらえる行動

  • 要注意なお客様として行動を監視してもらう
  • 直接、会話をしてもらう
  • なるべく一対一にしない(ヘルプを付けてもらう)
  • アフターに同席してもらう

ストーカー化してしまうお客様は、目当てのキャバ嬢しか見ていない状態になっています。

そこで、特定のお客様が勘違いをしないよう、お店の大切なお客様である点、キャバ嬢とお客様の関係性である点を伝えてもらうのが良いでしょう。

キャバクラにおけるストーカー問題のまとめ

キャバ嬢が直面するストーカー問題は深刻ですが、適切な予防策と対処法を知ることでリスクを抑えられます。

異常な行動を見せるお客様には早急に対応し、必要に応じて警察や専門機関に相談することが重要です。

また、キャバ嬢自身も過度な色恋営業を避け、プライベートな情報を守ることで自己防衛を図りましょう。安全で快適な職場環境を維持するために、この記事で紹介した対策を活用してくださいね。

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