キャバ嬢の給料はどれくらい?給料の仕組みや売上を増やす方法!

キャバ嬢と給料袋
もくじ

キャバ嬢の給料平均は?

たくさんの一万円札

キャバクラでの一般的な時給は、だいたい3,000円~5,000円の間になることが多いです。この金額が業界全体での平均的な相場と言えるでしょう。

しかしキャバ嬢の給料は、多岐にわたって変動する要素があるため、一概に「〇〇円がキャバ嬢の給料だ」と断定することは難しい面があります。

なぜなら、お店のランクや立地、さらにはキャバ嬢のスキルなど、多くの要素が影響するからです。

以下はキャバ嬢の給料の一例になります。

一般的な価格帯のキャバクラでの勤務

このケースでは、平均的な時給は4,000円程度とされることが多いです。

レギュラーのキャバ嬢として週5日、1日4時間働くとすると、月収は320,000円になります。
(4,000円 × 4時間 × 20日)

都内の高級キャバクラでのアルバイト勤務

都内の一流のエリアでは、時給は8,000円を超えることも少なくありません。

週2日、1日4時間のアルバイトとして勤務した場合、月収は256,000円になります。
(8,000円 × 4時間 × 8日 )

このように、同じキャバ嬢でも働くお店や勤務体系によって収入は大きく変わります。

キャバクラでの時給は、一般のアルバイトに比べて高いことが多く、東京都の最低賃金1,072円(※2023年9月時点)と比較しても、最低賃金の倍以上の時給で働くことが可能です。

エリア別のキャバクラの平均時給

エリア時給
北海道4,500円
東北3,500円
東京23区6,000円
関東5,000円
関西5,500円
東海4,000円
九州4,000円

キャバ嬢の給料の仕組み

表彰されるキャバ嬢

キャバ嬢の給料の仕組みは、『(時給+バック)-(引かれもの)-(源泉徴収)=手取り』という形が一般的です。

時給基本的な時間給
バック指名料やドリンクの売上などから得られる追加の収入
引かれものドレスや化粧品などの費用や、その他必要な経費
源泉徴収所得税など、給料から法定で引かれるべき税金

これらによってキャバ嬢が実際に手にする金額(手取り)が求められます。

もちろん、各店舗や契約内容によって、具体的な計算式や扱いが異なることもありえるため、自身の状況に応じて確認することが重要です。

キャバ嬢の給料は何で決まる?

クエスチョンマーク

キャバ嬢の給料は、固定給ではなく実績に応じて収入が大きく変わることが特徴です。

給料を左右する主な要素としては、「キャバ嬢としての経験・キャリア」「お客様からの人気」「勤務地域やエリアの特性」「店舗ごとの給与体系」などの4点が挙げられます。

経験・キャリア

キャバクラ業界では、日本の普通の会社のように年数が経つほど自動的に給料が上がるというルールは一般的ではありません。しかし、それでも自分の経験やキャリアがしっかりと収入に反映されることが多いです。

例えば、デビューしたばかりのキャバ嬢は、お客様のニーズに応じた適切な対応ができないことが多く、その結果、指名が少なくなる傾向があります。

一方、経験を積んできたキャバ嬢は、多岐にわたるお客様の要望に対応できる技術と知識を持っているため、指名が集まりやすくなります。

新人キャバ嬢時代に比べて、月収が3倍以上に跳ね上がったというケースも存在します。キャバ嬢としての「経験・キャリア」はキャバ嬢の技術や知識を高めるための大切な要素で、それが給料にも影響するということです。

未経験者がすぐに高収入を得るのは難しいかもしれませんが、努力と成長によって収入を増やすチャンスは十分にあります。

お客様からの人気

キャバクラ業界において「お客様からの人気」は、キャバ嬢の給料に大きく影響を与える要素の一つです。人気キャバ嬢になれば、多くの指名を受けることが可能になり、それが給料へ直結します。

自分の魅力を最大限に発揮し、お客様からの人気を勝ち取ることが、高収入への近道と言えるでしょう。

勤務地域やエリアの特性

キャバクラの給料は、その店舗の所在地域やエリアの特性に大きく影響されます。

例えば、東京のような都心部ではお客様の平均年収が高いため、1人のお客様が支出する金額も多くなります。これが給料に反映され、都心部のキャバ嬢は地方都市と比べて給料が高い傾向にあります。

逆に地方都市では、最低賃金が都心部よりも低かったり、客層が異なることから給料がやや低くなることが一般的です。

都心部地方都市
お客様平均年収が高い平均年収が都心部に比べて低い
キャバ嬢平均時給が高い平均時給が都心部に比べて低い

東京の歌舞伎町は、全国から人気キャバ嬢が集まるエリアです。これは、そのエリアで働くことによって収入が上がる可能性が高いため、多くのキャバ嬢が都心部のキャバクラを目指す背景になっています。

結局、地域の経済水準やお客様の消費傾向が、キャバ嬢の給料に大きく影響するのです。同じ業務内容でも、エリアによって給与に差が出ることを理解することは、キャバクラで働く上で重要なポイントと言えるでしょう。

店舗ごとの給与体系

キャバ嬢の給料はお店ごとに違います。それは、各キャバクラごとに異なる給料の仕組みを持っているからです。つまり、どのお店でどれくらいもらえるかは、その店が“どういう給与体系を採用しているか”によるのです。

給与体系(給料の計算方法)としては、主に以下の5つのシステムがあります。

  • ポイントスライド制
  • 売上スライド制
  • 指名本数スライド制
  • 給率制
  • 売り上げ折半制

自分の働き方や収入の目標に合うキャバクラを見つけるためには、これらの給与の仕組みをよく理解しておくと良いでしょう。

ポイントスライド制

「ポイントスライド制」とは、キャバクラで働くキャバ嬢の給料を計算する際に広く採用されている方式で、キャバ嬢が日々の業務で集めたさまざまな「ポイント」に応じて時給を定める、直感的で公平な方法です。

例えば、一人のお客様がキャバ嬢を指名すること(本指名)、お店の中で一緒に楽しむこと(場内指名)、外でのデート(同伴)など、これらの活動にポイントが割り当てられます。さらに、お客様が注文するドリンクやボトルにもポイントが付くことがあるお店もあります。

ポイントは、キャバ嬢の働きぶりを数値化する方法で、これによりその月の給料が計算されます。

各店舗ごとにキャバ嬢が働く中で得られるポイントの基準が定められています。以下は、ポイントスライド制の計算方法の一例です。

【ポイントの付与基準】

対象ポイント
同伴4P
本指名3P
場内指名2P
ドリンク1P
ボトル6P

ポイントの合計に応じて時給が決まります。ポイントが高いほど時給も上がります。

ポイント時給
0~4P2,600円
5P2,700円
50~59P5,000円

一ヶ月の間に以下のようなポイントが得られたと仮定します。

  • 同伴 4P × 2本 = 8P
  • 本指名 3P × 4本 = 12P
  • 場内指名 2P × 6本 = 12P
  • ドリンク 1P × 15杯 = 15P
  • ボトル 6P × 1本 = 6P

合計ポイントは 53P となり、上の表から時給は 5,000円 となります。

月に 18日間、1日 5時間働いたと仮定すると、月給は 『18日 × 5時間 × 5,000円 = 450,000円』 になります。この金額から雑費や税金などを引かれた金額がキャバ嬢の実際のお給料として支払われます。

この「ポイントスライド制」の例からもわかるように、ポイントの種類と量に応じて時給が変動し、それに基づいて月給も計算されます。

売上スライド制

「売上スライド制」はキャバクラ業界で一般的に採用される給与体系の一つで、売上と直結する形で給料が決まるシステムです。

また、売上スライド制は単独で採用されることもあれば、ポイントスライド制と組み合わせて使用されるお店も少なくありません。

このシステムでは、キャバ嬢が単価の高いお客様を獲得すればするほど、お給料も大きくなります。これにより、たとえお客様が1人でも大きなお給料を得るチャンスがあります。

以下は、「売上スライド制」の具体的な例としての表です。

売上範囲時給
0 ~ 10万円3,000円
11 ~ 25万円3,300円
26 ~ 40万円3,600円
41 ~ 55万円4,000円
56 ~ 70万円4,300円
71 ~ 85万円4,600円
86 ~ 100万円5,000円

査定期間が一ヶ月間で売上が87万円だった場合、時給は5,000円になります。

月に18日間、1日5時間働いたとすると、月給は 『18日 × 5時間 × 5,000円 = 450,000円』 になります。

この給与体系のメリットは、特定のお客様からの高額な売上が給料に直結する点にあります。したがって、一人でも高額な売上を上げるお客様(太客)を確保できれば、それだけで高いお給料を得ることが可能です。

このため、売上スライド制は高額な売上を上げるスキルを持つキャバ嬢には特に魅力的な給与体系と言えるでしょう。

指名本数スライド制

指名本数スライド制は、キャバクラなどの夜の接客業界でよく見られる給与体系で、指名の本数に応じて時給が変動します。

指名本数スライド制は主に2つの方式が存在します。

本指名のみでカウントする方式本指名だけがカウントされるため、お客様との特別な関係を築く努力が報われるシステムです。
本指名と場内指名両方でカウントする方式本指名に加えて場内指名もカウントされるため、多くのお客様に声をかけることが重視されるシステムです。

【本指名のみの例】
以下の表は、本指名のみをカウントする方式の場合の時給を示しています。

指名本数時給
0本2,500円
1~9本2,800円
10~19本3,300円
20~29本3,800円
30~39本4,300円
40~49本4,800円
50~59本5,000円
60~69本5,500円

指名本数が50本だったと仮定すると、時給は5,000円になります。

【本指名と場内指名両方の例】
以下の表は、本指名と場内指名両方をカウントする方式の場合の時給を示しています。

指名本数時給
0本2,500円
1~19本2,700円
20~39本3,000円
40~79本3,500円
80~119本4,000円
120~149本4,500円
150~179本5,000円
180~209本5,500円

こちらの方式では、本指名が1セットで2本、場内指名が1セットで1本とカウントされることが一般的です。指名本数が150本の場合、時給は5,000円になります。

この指名本数スライド制は、キャバ嬢が頑張った分だけ報われる仕組みで、お客様と良い関係を築くことが重要になります。だから、働くキャバ嬢にとっては、自分の努力が直接給料に反映されるため、やりがいを感じやすく、報酬も納得のいくものになります。

給率制

給率制は、特定の地域におけるキャバクラで使われる給料の計算方法です。このシステムでは、時間による給料ではなく、売り上げに対する割合で給料が決まります。つまり、売り上げが多ければ多いほど、給料も増えます。逆に、売り上げが少ないと給料も減ります。

このシステムは主に経験豊富なキャバ嬢向けであるとされることが多いです。

給率制の計算方法は非常にシンプルで、『給率=給料÷本指名売り上げ×100』の式に基づいて計算されます。具体的に見てみましょう。

【給料28万円・売上30万円の場合】

給料売り上げ給率状態
28万円30万円93%黒字

【給料45万円・売上36万円の場合】

給料売り上げ給率状態
45万円36万円125%赤字

この表からわかるように、給率制では給率が100%を下回る場合、給料がアップする「黒字」となります。一方で、100%を超える場合は「赤字」となり、給料カットやバック無しのペナルティが発生します。

一般的に80%程度が基準とされており、80%を下回ると給料アップ、100%を超えるとペナルティが発生します。この割合はキャバクラによって異なることがあるため、実際の給料計算にはお店のルールを確認する必要があります。

売り上げ折半制

売上折半制とは、キャバクラ業界で用いられる給料システムの一つで、売上の一定の割合が給料となります。このシステムは、売上に応じて給料が変動するため、経験豊富で成績優秀なキャバ嬢向けとされています。売上がなければ給料は0円となるため、初心者にとっては厳しいシステムと言えます。

計算方法は通常、『給料 = 売上小計 × 歩合率(通常50%など)』です。一部のキャバクラでは歩合率が60%~70%に設定されることもあります。

以下の表では、売上小計が120,000円、ボトル原価が6,000円、歩合率が55%と仮定した場合の日給計算を示しています。

売上小計ボトル原価歩合率日給
120,000円6,000円55%53,700円(12万円 – 6,000円 × 0.55)

この計算からわかるように、売上折半制は売上に応じた給料が得られるため、実力を発揮できるキャバ嬢にとって魅力的なシステムであると言えるでしょう。

キャバ嬢の給料から天引きされるもの

落ちこむキャバ嬢

キャバ嬢として働く際、給料から自動的に引かれる費用がいくつか存在します。これらの費用は、業界標準のものからお店ごとの特別な規定に基づくものまでさまざまです。

ここでは、キャバクラで一般的に給料から引かれる主な項目について詳しく解説します。

源泉徴収

源泉徴収は、給料から一定割合(通常10%)の税金が引かれるシステムです。給料の総支給額に応じて、この割合に基づく金額が税金として支払われます。日本国内で働くすべての人々に対して適用されるため、キャバクラ業界においても例外ではありません。

稼げば稼ぐほど、源泉徴収によって引かれる金額も増えます。しかし、源泉徴収された税金が多すぎた場合、確定申告をすることで過払い分が戻ってくることがあります。

一部のキャバクラでは、源泉徴収の名目で通常の割合よりも多く引かれている場合があります。15%や20%など通常よりも高い割合で引かれている場合は、不正にピンハネされている可能性があるため注意が必要です。

レンタルドレス代

キャバクラ業界では、キャバ嬢が着用するドレスはその店のイメージやブランドに合わせて特別に選ばれることが一般的です。

そのため、多くの店舗では、キャバ嬢が毎晩着用する華やかなドレスをレンタルするシステムが採用されています。この際、そのレンタル料がキャバ嬢の給料から天引きされることが一般的で、「レンタルドレス代」と呼ばれます。

ドレスのレンタル代はお店によって異なりますが、一般的に1回のレンタルで500円~1,000円が相場です。

ヘアセット・メイクの代金

キャバ嬢は、毎晩、お客様に対して最高の印象を提供する必要があります。そのため、プロの技術を受けたヘアセットやメイクが求められることが一般的です。

ヘアセット・メイク代は、キャバ嬢の給与から直接差し引かれることがよくあり、これを「ヘアセット・メイク代」と称します。

その代金は1回あたり1,000円~3,000円が通常の範囲ですが、このサービスを無料で提供するお店も少なくありません。

送り代

キャバクラ業界では「送り代」とは、キャバ嬢が勤務を終えた後、店舗から自宅へ安全に帰るための交通費用を指します。

多くのキャバ嬢が深夜に仕事を終えるため、公共交通機関が利用できない時間帯や安全の確保のために、専用車やタクシーを使うことが主流です。この送り代は給料から天引きされるケースが多いです。

お店によって送り代は異なり、多くは1回の送りで500円~1,500円程度です。ただし、距離によっては料金が変わることもありますし、一部のお店では送り代が無料となることもあります。

寮の家賃

キャバクラ業界において、一部の店舗では従業員(特にキャバ嬢)のために寮を提供していることがあります。

これは都心部での住居確保が困難な場合や、遠方からの通勤が厳しい場合に適用されることが一般的です。「寮の家賃」は、この寮に住むキャバ嬢が支払う住居費のことを指します。

また、寮の家賃には、通常の家賃費用だけでなく、水道光熱費やインターネット料金などが含まれる場合もあります。キャバクラによっては、家賃を大幅に割引するなどの特典があることもあります。

寮と言っても一棟まるごとキャバクラが借り上げていて、そこを従業員用の寮として貸し出しているケースもあれば、一般的なマンションの1室だけを借りて、そこを寮としているケースもあります。

“寮完備”と言っても費用はピンキリなので、事前にしっかり確認をしましょう。

罰金

キャバクラ業界では、店舗のルールや規則を遵守することが強調されることが多くあります。

ルールの違反に対しては、いわゆる「罰金」として給料から一定の金額が引かれることがあるシステムが存在します。

罰金は、遅刻、無断欠勤、風紀違反など、店舗で定められた規則の違反時に課されることが一般的です。

天引きされるもの以外の出費

出費に苦い顔をするキャバ嬢

キャバクラで働く上で、給料から直接引かれるものだけでなく、自己投資として必要になる出費もあります。これらの出費はキャバ嬢のプロフェッショナリズムやキャリアを支える重要な要素となることが多いです。

ここでは、キャバ嬢として働く上で予想されるその他の主な出費について説明します。

仕事用のドレス・靴代

キャバクラ業界において、華やかな外見はプロフェッショナルとしての重要な要素の一つです。そのため、キャバ嬢として働く上で、ドレスや靴などの専用の衣装の購入は避けられない出費となることが多いです。

一般的には1着あたり5,000円~30,000円程度のドレスが多く、高級ブランドのものになると10万円近くもすることがあります。靴は1足あたり5,000円~20,000円程度で、デザインやブランドによります。

シーズンごとやトレンドに合わせて新しいドレスを購入することもあるため、年間で数十万円の出費が発生することが珍しくありません。また、靴は履きつぶしてしまうこともあるため、数足の準備や年間での新調が必要な場合もあります。

美容・健康維持のための費用

キャバ嬢にとって美しい外見と健康な体は非常に重要な要素です。

お客様の目を引き、長時間の接客に耐えるために、美容と健康維持への投資は欠かせません。以下は、美容と健康維持のための主な出費項目とその金額の概要です。

【美容関連費用】

ヘアサロンカットやカラーリング、トリートメントなど、1回の来店で5,000円~20,000円程度
ネイルサロン1回のネイルケアで3,000円~10,000円程度
エステ・マッサージ顔や体のケアで1回の施術で5,000円~30,000円程度
化粧品クオリティの高い化粧品の月額費用は10,000円~30,000円程度

合計: 月間で約50,000円~100,000円程度の美容関連費用が発生することが一般的です。

【健康維持費用】

フィットネスクラブ月額会費7,000円~15,000円程度
栄養補助食品サプリメントや健康食品など月間2,000円~5,000円程度
マッサージ・整体体調管理のための定期的な施術で、1回あたり5,000円~15,000円程度

合計: 月間で約20,000円~50,000円程度の健康維持費用が発生することが一般的です。

売上を上げて給料を増やすには?

収入が増えて喜ぶキャバ嬢

キャバ嬢としての売上は働くお店やシフト時間、そして何より自分の努力によって大きく変動します。

成功するキャバ嬢となるために、ただ単に時間を過ごすのではなく、お客様に喜んでいただくための戦略が求められます。

以下は、売上を上げて給料を増やすための具体的な方法です。これらの方法を取り入れて、自分のスキルと収入を次のレベルへと引き上げましょう。

ヘルプ時の接客でリピーター客を増やす

キャバ嬢の仕事において、「ヘルプ時の接客」は単なる付随的な業務ではなく、将来の給料アップへの重要なステップとなることがあります。ここでの接客スキルと姿勢が、お客様からの指名に直結する可能性を秘めているからです。

ヘルプとは、他のキャバ嬢が担当しているお客様の友人や同僚などに対して一時的に接客をすることを指します。この時間は、新たなお客様との初対面でもあるため、自分をアピールする貴重な機会となります。

一見、他人のお客様への接客と感じるかもしれませんが、そのお客様が次回あなたに直接指名をしてくれるチャンスがあります。本指名が増えることで、自身の給料も自然とアップするでしょう。

お客様とマメに連絡をとる

キャバ嬢として成功を収めるためには、お客様との信頼関係の構築が欠かせません。その一環として「お客様とマメに連絡を取る」ことが重要とされています。

たしかに、連絡を取ることは時に大変であり、面倒に感じることもあるでしょう。しかし、お客様に対する適切なコミュニケーションは、長期的な関係を築く上で不可欠なものです。

お客様と連絡する際、重要なのはその気持ちです。

単なる「営業」としてではなく、友人や大切な人へのメッセージと同様の心遣いで接することが求められます。営業の連絡だと感じさせないよう、親しみやすい言葉遣いや、週一程度の程よい間隔でのメッセージが効果的です。

短くても心のこもったメッセージは、お客様の心に響きます。そして、次回の来店へとつながり、給料アップに貢献することでしょう。

SNSで発信して知名度を上げる

キャバ嬢の給料をアップさせる戦略として、SNSでの発信が有効です。自分のスタイルや趣味をSNS上で表現し、自分自身をブランドとして築くことで、ファンを増やすことができます。

親しみやすさを演出するために日常の一コマも共有し、業界の舞台裏を垣間見せる投稿も効果的です。ただし、プライバシーと倫理的な配慮が必要であり、品位を保ちつつ定期的な更新を心がけることが重要です。

SNSを使うと、自分の魅力をたくさんの人に広めることができます。これによって新しいお客様がお店に来るようになり、結果として給料も上がることが期待できるでしょう

お客様の趣味や嗜好を覚える

売れっ子キャバ嬢に共通する特徴の一つは、お客様の個人的な情報を細かく覚えていることです。

名前や仕事、お酒の好みだけでなく、以前の会話の内容までしっかりと記憶しているのです。お客様は、キャバ嬢が自分のことを細かく覚えていることに気付くと、特別に思いやられていると感じるものです。この感覚は、そのキャバ嬢を再び指名したいと思う気持ちを強くします。

給料を上げるためには、接客が終わった後にお客様のプロフィールや特徴をメモしておくなどの工夫が必要です。

まとめ

キャバ嬢の時給は、働くエリアや店舗のランク、給与体系、個人のスキルによって変わりますが、多くの場合、平均時給は3,000円から5,000円の間になることが一般的です。

キャバ嬢の給料からは、源泉徴収やドレス代などの費用が天引きされることもあるため、純粋に手取りとして受け取れる金額は異なることがあります。また、自身でかかる美容や健康維持の費用も考慮する必要があります。

しかし、努力次第で給料を上げることは可能です。接客スキルを高めること、お客様との良好なコミュニケーションを築くこと、自分をブランド化してSNSなどで積極的に発信することなど、給料をアップさせる手段は無限に広がっています。

キャバクラ業界は競争が激しいだけに、個人の努力と戦略が直接給料に反映される面白い分野であると言えるでしょう。

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