キャバクラの裏引きとは?禁止理由やメリット・デメリット、断り方も解説!

男性の肩越しにこちらを見つめる女性

キャバクラにおいて裏引きはタブー行為で、ほとんどのお店で禁止されています。

この記事では、キャバクラの裏引きが禁止されている理由やメリット・デメリット、断り方を詳しく解説します。

キャバクラの裏引きについて詳しく知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

もくじ

キャバクラの裏引きとは?

積み重なっているたくさんのクエスチョンマーク

キャバクラの裏引きとは、お店を介さずにお客様からお金を受け取ることです。

キャバクラ・ラウンジ・クラブ・コンカフェ・風俗など、女性がキャストとして働くお店で頻繁に使われる言葉で、「直引き(じかびき)」と言われることもあります。

具体的には、以下のように定義されます。

  1. 同伴やアフターでの行為
    客との食事やタクシー代を支払ってもらうことは、これらが一般的な接客の範囲内である限り、裏引きとは見なされません。
  2. 金銭の受け取り
    食事や店外デートの代わりに金銭を受け取る場合、これは裏引きと見なされる可能性が高いです。
  3. プレゼントの受け取り
    お客様からの好意でプレゼントを受け取ること自体は、基本的に裏引きには該当しません。
    しかし、女性がお客様に対して積極的にプレゼントを要求する場合、これはお店の方針によって裏引きとみなされることがあります。

裏引きの境界線がわからないときは、キャバクラの店長や黒服に直接確認してみてくださいね。

裏引きと店外デートの違い

裏引きと店外デートは何が違うのか気になる人もいるでしょう。

店外デートとは、お店に行く前や休みの日にお客様と会うことです。

裏引きは基本的に金銭目的で行います。しかし、店外デートは純粋にデートが目的で、金銭のやり取りは積極的に行わないという違いがあります。

店外デートについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

キャバクラで裏引きが禁止されている理由

アイディアを表現する電球

裏引きはナイトワーク業界のタブーであり、ほとんどのお店でやってはいけません。ここでは、キャバクラで裏引きが禁止されている理由を解説します。

お店の売り上げが下がるから

キャバクラで裏引きがNGな一番の理由は、お店の売り上げが下がるからです。

キャバクラはお客様が支払ったお金でお店を経営しています。しかし、女性がお客様から直接お金を受け取ってしまうと、キャバクラにお金が入ってきません。

さらに、裏引きを始めたキャバ嬢は「お店で働くよりも外でお客様と会った方が得じゃん!」と考え、出勤ペースが落ちる傾向があります。

出勤ペースが低下すると、その女性を目当てにして来店する他のお客様も来なくなってしまいます。同じお店で他に好きなキャバ嬢ができればいいのですが、すぐにお気に入りの女性が見つかることは少ないのです。

お店に対する裏切り行為だから

キャバ嬢はお店があるからこそお金を稼ぐことができます。少し言い方は悪いかもしれませんが、女性はお店の商品です。

商品という立場であるから、お店はお客様を紹介してくれたり、売り上げをアップさせる手伝いをしてくれたりするのです。

裏引きをすることは、そういったお店の好意や努力を裏切ることになります。

お店の信用が落ちるから

キャストから裏引きに誘われたお客様は、「お店が十分に給料を渡していないのでは?」「他のキャストも当たり前に裏引きをしているのかも」とお店に対して不信感を募らせてしまいます。

お客様からすると、一度募らせた不信感はなかなか消えないものです。通っていくうちにお店に対する信用がゼロになり、二度とお店を利用しなくなってしまうでしょう。

キャバ嬢が裏引きを行うメリット

日本人の若い女性

禁止されている裏引きを行うキャバ嬢がいるのは、それだけメリットがあるからです。ここでは、キャバ嬢が裏引きを行うメリットを紹介します。

貰えるお金が増える

キャバクラでは、お客様がお店に払ったお金の一部がキャバ嬢の給料になっています。つまり、お客様の払ったお金すべてが女性に入ってくるわけではありません。

しかし、裏引きをすれば、希望する金額すべてをお客様から受け取ることができます。お客様はお店に指名料やサービス料を払う必要がないので、交渉が上手くいけば高額なお金を惜しまずに出してくれるでしょう。

自分の都合の良いときにお客様と会える

キャバクラで働いている場合、基本的にいつも決まった時間にお店に行く必要があります。キャバ嬢は夜に働くのが基本なので、昼夜逆転の生活でストレスを抱え、メンタルを病んでしまう女性も少なくありません。

しかし、裏引きなら、自分の都合の良いときにお客様と会ってお金を貰えます。自由なスケジュールを組めるので、組織に縛られないフリーランスのような働き方が目指せます。

お客様を選べる

キャバクラで働く場合、キャストは基本的にお客様を選べません。しかし、裏引きなら、今まで接客したお客様の中からお気に入りの男性を選べます。

例えば、「いつもシャンパンを入れてくれる」「セクハラ発言をしないで紳士的な対応をしてくれる」といった良客のみを相手にできるのです。

わざわざ嫌いなお客様の相手をする必要はありません。ある程度お互いを知っている状態なので、気まずい雰囲気になることもないでしょう。

キャバ嬢が裏引きを行うデメリット

×と書かれたプラカードを持つ日本人女性

裏引きはキャバ嬢にとって大きなメリットがありますが、当然良いことばかりではありません。ここでは、キャバ嬢が裏引き行うデメリットを解説します。

お客様とのトラブルは自分で解決しなければいけない

キャバクラでは、色恋営業をしてお客様を獲得する女の子も少なくありません。そのため、お客様から一方的な恋愛感情を向けられてトラブルになってしまうこともあります。

お店を通している場合は、トラブルに発展しても店長や黒服がキャストを守ってくれます。

しかし、お店を通さずに行う裏引きでは、万が一トラブルが起きたとしてもお店は守ってくれません。例えば、返金を求めてきたり、ストーカーになったりするなど、お客様の行動がエスカレートしても誰も助けてはくれないのです。

裏引きは完全に自己責任になるので、トラブルは未然に防ぎ、起こってしまった場合は自分で解決する必要があります。

罰金または解雇の可能性がある

裏引きをされたお店は獲得したお客様を取られることになり、大きな損失になります。そのため、裏引きがバレた場合は、高額な罰金を課されたり、解雇されたりします。

罰金がすぐに用意できないなら、支払いのためにお店で働いてもらうこともあるでしょう。

裏引きをすることで、お店で働くよりも楽にお金を受け取れることは間違いないです。しかし、ペナルティやトラブルで、裏引きで稼いだ以上に損をすることも少なくありません。

バレた後にキャバ嬢として働きづらくなる

ナイトワーク業界は意外と狭いです。そのため、働いていたキャバクラに裏引きがバレると、他のお店にも噂が広がってしまい働けなくなる可能性があります。

お店側からしても、裏引きという裏切り行為をする女の子はできれば雇いたくないと思うはず。キャバ嬢を続けたいなら、バレて働けなくなる行為は避けましょう。

法律違反になる危険性がある

裏引きを行うと、業務上横領罪や背任罪になる危険性があります。

業務上横領罪の場合は10年以下の懲役、背任罪の場合は5年以下の懲役または50万円以下の罰金です。

キャストだけでなく、裏引きをしたお客様も一緒に罪に問われることもあります。

キャバクラのお客様に裏引きを持ちかけられたときの断り方

驚いた表情の若い日本人女性

裏引きを行うと、お客様はキャバクラで指名料やサービス料を支払う必要がありません。そのため、お客様の方からキャストに裏引きを持ちかけるケースもあります。

しかし、裏引きはキャバクラにおいてタブー行為なので、絶対に断らなければいけません。かといって相手はお客様なので、失礼のないように断ることが大切です。

まずはキャバクラで裏引きが禁止されていることをキッパリと言いましょう。自分の意志ではなくお店から禁止されていることを伝えると、お客様がキャストの対応に不満を持つことは少なくなります。

禁止されていると言っても相手が納得しないなら、忙しいことを理由に断りましょう。例えば、「学業が忙しい」「昼の仕事と掛け持ちしてて残業が多い」などの理由がオススメです。

多くのお客様は、上記の理由を女性から言われたら引き下がります。それでも懲りずに誘ってくる場合は、お店に相談するようにしましょう。

まとめ:裏引きはリスクがある行為なので、絶対にやってはダメ!

この記事では、キャバクラの裏引きが禁止されている理由やキャバ嬢が裏引きを行うメリット・デメリット、誘われたときの断り方を解説しました。

裏引きは貰えるお金が増えたり、お客様を選べたりするので、魅力を感じる人は多いかもしれません。

しかし、裏引きは非常にリスクがある行為なので絶対にやらないようにしましょう。

たとえ裏引きをしなくても、コツコツ頑張っていれば人気キャバ嬢になって大金を稼ぐのは夢ではありません。リスクを犯さずに地道に働くことが、キャバ嬢として成功するために大切なことです。

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