キャバクラに集客し、太客やリピーターを増やしていくうえで、お客さんへのプレゼントは欠かせないものです。
とは言え、キャバ嬢初心者の方は「どのようなプレゼントを贈ればお客さんに喜んでもらえるの?」と疑問が沸きますよね。
また、ベテランのキャバ嬢の方はお客さんにプレゼントを渡す機会が多いため、ネタが尽きてくるという悩みもよく聞きます。
そこで今回は、お客さんに喜ばれるプレゼントの選び方と注意点、プレゼントのベストな相場についてくわしく解説します。
お客さんのプレゼント選びに悩んでいるキャバ嬢の方は、ぜひ最後までお読みください。
そもそもどういうお客さんにプレゼントを渡すの?
キャバ嬢からお客さんへ贈るプレゼントは、手当たり次第、誰にでも渡せば良いものではありません。
ここでは、プレゼントを渡すべきお客さんと、喜ばれる渡し方を4つのタイプに分けて解説します。
- 高頻度・指名で通ってくれるお客さん
- たくさんお金を使ってくれるお客さん
- あまり来てくれなくなったお客さん
- 太客になりそうなお客さん
高頻度・指名でキャバクラに通ってくれるお客さん
いつも指名してくれるお客さんや高頻度で来店してくれるお客さんは、もっともプレゼントを渡すべき相手です。
この場合、日頃の感謝を伝えつつ、これからも来店し続けてもらえるように、お客さんの心をグッと掴む目的で贈り物をします。
高頻度で来店してくれるお客さんには、誕生日やクリスマスなどの節目ごとにプレゼントを贈りましょう。
キャバクラでたくさんお金を使ってくれるお客さん
来店する頻度は少なくても、一回でたくさんのお金を使ってくれるお客さんへも、プレゼントを渡すと良いでしょう。
このタイプのお客さんは不定期で来店し、夜のお店で遊び慣れている方が多い傾向があります。ただし「渡したいものがあるから来てほしい」と、前もってお願いすると集客の意図を見透かされる可能性も……。
プレゼントを餌に来店を促すのは避け、お客さんが来店されたときにサプライズでプレゼントを渡してみてください。
それなら相手も気兼ねなく受け取れます。
誕生日などのイベントを過ぎていたとしても、後祝いという形で渡せば喜ばれることがほとんどなので安心してくださいね。
あまりキャバクラに来てくれなくなったお客さん
お店にあまり来てくれなくなったお客さんには「プレゼントを渡したいので、来てほしい」と連絡してみましょう。
「旅行のお土産を買ってきたので、お渡ししたいです」など、来店のきっかけを作って集客につなげます。
冗談の通じるお客さんなら「○○さんに来てもらおうと思って、旅行先でお土産買ってきちゃいました!受け取りに来てね♪」と、伝えるのもアリです。
誕生日やクリスマスなどのイベントを狙うと、あからさまな集客に思われて逆効果になることも。ささやかなプレゼントを用意して、さり気なさを演出するのがおすすめです。
太客になりそうなお客さん
まだそこまで親しくないけれど、太客になる見込みがありそうなお客さんには、プレゼントを贈って来店回数の増加を促しましょう。
実はお金が使えるお客さんかどうかは、以下のポイントを観察するとある程度見極められます。
- 職業
- 服装や腕時計
- 言葉遣いや食事のマナー
- お客さんがこれまでに使った金額の合計
「○○さんが来てくれるといつも楽しいので、お礼代わりに」と、添えてプレゼントを贈れば、喜んで受け取ってくれるお客さんがほとんどですよ。
どういう時にお客さんへプレゼントを贈るの?
キャバクラでお客さんにプレゼントを渡すタイミングは、主に3つあります。
すべてのタイミングで渡しているキャバ嬢も多く、お客さんのハートを鷲掴みにしていますよ。
- 誕生日やイベント
- 普段のお礼
- お客さんとの間で作った記念日
誕生日やイベント
誕生日などのイベント時は、キャバ嬢からお客さんにプレゼントを贈る最適なタイミングのひとつです。
誕生日以外のイベントの例を以下にまとめました。
- バレンタイン
- クリスマス
- 昇進祝い
キャバクラ初心者で接客が不慣れな方も、イベントがあれば「もうすぐバレンタインなので」と、プレゼントを渡すきっかけを作れます。ぜひチャレンジしてくださいね。
普段のお礼
常連や太客のお客さんには「いつも良くしていただいているお礼です」と、記念日以外の日にプレゼントを贈るのも喜ばれます。
何でもない日に不意打ちでプレゼントをもらえると、お客さん側としてはサプライズ感もあって、さらに喜びが増すことも!
お客さんとの間で作った記念日
いつも指名してくれる、よく同伴するなど付き合いの深いお客さんとは、2人だけの記念日を作ってプレゼントを渡すのもおすすめです。
たとえば「はじめて指名してくれた日」「はじめてシャンパンをおろしてくれた日」など、覚えやすければ何でも構いません。
お客さんに渡すプレゼントの相場は?
お客さんに渡すプレゼントの金額は、お客さんが来店する回数や、使ってくれる金額によって相場が変わります。
一般的な相場は以下の通りです。
お客さんのタイプ | プレゼントの相場 |
---|---|
常連・よくお金を使ってくれるお客さん | 15,000円~20,000円 |
週1回ほど来店するお客さん | 10,000円前後 |
たまに来るお客さん | 3,000円~5,000円 |
キャバクラに来るお客さんは金銭的に余裕のある方も多く、キャバ嬢からのプレゼントで見返りを求めている方はほぼいません。
とは言え、相場に見合ったプレゼントを贈る方が気持ちよく受け取れますし「この子はちゃんとしているな」と、あなたへの印象もアップします。
プレゼント選びの際は、ぜひ相場も意識してみてくださいね。
お客さんに喜んでもらえるプレゼントベスト8
「何を選べば良いの?」「プレゼントのネタが尽きてきた」とお悩みのキャバ嬢の方へ、お客さんに喜んでもらえるプレゼントベスト8を紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
- ハンカチ・ネクタイ・靴下
- 名刺入れ・ペン
- グラス
- タバコグッズ
- 各種チケット
- お酒
- 趣味のアイテム
- メンズ用スキンケア用品・香水
ハンカチ・ネクタイ・靴下
「ハンカチ・ネクタイ・靴下」は、定番で、どのような方にも渡しやすいプレゼントです。
有名ブランドでも比較的お手頃価格で購入できますし、消耗品でたくさんあっても困らない品でもあります。
単品では価格的に物足りない場合は「靴下+ハンカチ」「ネクタイ+ネクタイピン」などのセットで贈るのもおすすめです。
ただし、ネクタイはセンスや好みが分かれるためプレゼントの難易度があがります。
お客さんの好みが分からない場合は、靴下やハンカチを贈るのが無難ですよ。
名刺入れ・ペン・仕事で使うもの
名刺入れ・ペン・キーケースなど、お客さんが仕事で使うものもプレゼントに好評です。
お客さんと接する際に、さり気なく小物をチェックして「ちょっと古くなってきているな」というタイミングで渡すと喜ばれますよ。
また、現場作業の多い方なら作業着など、お客さんの職業に合わせて選ぶと「僕のことを知ってくれているな」と、印象に残りやすいでしょう。
グラス
グラスを贈る場合、お店で使うか自宅で使うかによって、選び方が異なります。
自宅用に贈る場合
自宅用のグラスなら、耐久性のある実用的なもので、お客さんの好きなお酒に合うグラスを贈ると良いでしょう。
お店用に贈る場合
常連さんなら、お店で使える専用グラスを贈るのがおすすめです。
シャンパンを良く入れてくれるお客さんなら、あなたと一緒に使えるペアのシャンパングラスが喜ばれますよ。
グラスに名前を彫刻してくれるサービスも利用すると、さらに特別感が出て、お互いの距離が縮まったように感じるお客さんも!
タバコグッズ
お客さんが喫煙者なら、以下のタバコに関する品物もおすすめです。
- 電子タバコやアイコス本体
- おしゃれなライター
- ブランド物のシガレットケース
もう少し金額を上げたい方は、お客さんが好きなタバコのカートンとセットにして渡すと「気の利く子だな」と喜ばれますよ。
各種チケット
知り合って間もないお客さんで、好みが分からない場合はフードやドリンクのチケットがおすすめです。
スターバックスなどのLINEで贈れるデジタルチケットも増えており、手元に残る品物を渡せないお客さんにも渡しやすいでしょう。
カフェをあまり利用しないお客さんには、マッサージやスパのチケットを贈ると喜ばれます。
お酒
お酒が好きなお客さんには、お酒を贈ると喜ばれます。
お客さんの好みに合わせて、生まれ年に関連するワインや、名入りの商品を選ぶと特別感があってかなり好評です。
趣味のアイテム
お客さんの趣味を把握できているなら、趣味で使える品物を贈るとお客さんの心を掴めます。
キャンプ好きならアウトドアグッズ、ゴルフ好きならゴルフボールやゴルフウェアなど。ただし、お客さんが既に持っている可能性もあるので、事前にリサーチしたうえで贈るものを選びましょう。
リサーチが難しい場合は、消耗品や限定品、何個あっても困らないものを贈ると安心です。
メンズ用スキンケア用品・香水
近年は美容意識の高い男性も増えており、化粧品や香水のプレゼントは「美容にくわしいキャバ嬢が選んでくれた」と喜んでもらえます。
「美容に興味があるけど、何を使えば良いのか分からない」と、悩んでいるお客さんにおすすめです。
ただし、化粧品や香水を贈ることで「俺、臭いってこと?」「肌が汚いと思われたのかな」と、ネガティブに受け取るお客さんもいます。
以下の記事はキャバ嬢向けの記事ですが、男性が使っても違和感ないユニセックスの香水も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
お客さんへのプレゼント選びで注意すべき3つのポイント
お客さんとの距離をグッと縮められるプレゼントですが、贈る際に注意すべきポイントが3つあります。
知らずにいると、かえってお客さんの心が離れてしまう原因にもなるので、ぜひチェックしてくださいね。
- 好みが分かれるものは選ばない
- 既婚者・彼女持ちには配慮して渡す
- 高すぎる・安すぎるプレゼントは選ばない
好みが分かれるものは選ばない
香水・化粧品など、人によって好みがはっきり分かれるものは注意が必要です。
好みに合わないものを贈ってもお客さんは使えませんし、化粧品は肌質に合わないと肌トラブルを起こす恐れもあります。
もちろん、お客さんとの会話で香水や化粧品が好きだと分かれば、好みや肌質をリサーチして贈って構いません。しかし、相手の好みが分からなければ別のものを贈ると失敗がなく、安心です。
既婚者・彼女持ちには配慮して渡す
自分が贈ったプレゼントが原因で、お客さんが配偶者やパートナーとトラブルになる場合があります。
トラブルになると相手に迷惑がかかりますし、最悪お店に来てくれなくなる恐れもあるため、相手に配慮したプレゼント選びを心がけましょう。
たとえば、このような点を意識するだけでもトラブルを回避しやすくなります。
- かわいらしいラッピングは避けてシックなものにする
- 下着など、異性を連想させるものは贈らない
- 「誕生日にプレゼントを渡しても良いですか?」と、あらかじめ聞いておく
- チケットなどの残らないものや、お店で使えるグラスやお酒をプレゼントする
お客さんの事情に配慮したプレゼント選びで「いつも気遣ってくれてありがとう」と、あなたへの感謝と信頼も増すはずです。
高すぎる・安すぎるプレゼントは選ばない
お客さんのキャバクラへの来店回数や、使う金額に対してプレゼントが安すぎると「自分はこの程度なのか」と、かえってマイナスに捉えられます。
逆に、高すぎるプレゼントは受け取りにくく、元々高級志向のお客さんはむしろ白けてしまうことも・・・・・・。
相場に見合ったプレゼントを贈ることで、キャバ嬢としても無理なく感謝を伝えられて、お客さんと気持ちの良いお付き合いを続けられます。
プレゼントをラッピングして渡す
キャバ嬢の仕事は忙しく、プレゼントを用意するのは大変な場合も多いですよね。
しかし、商品を包装せずに渡すと「ラッピング代をケチったのかな?」「適当に買ったものなのかな?」と、お客さんに思われてしまう可能性もあります。
逆に、ラッピングのひと手間をかけるだけで「丁寧に用意してくれたんだな」と、お客さんがあなたに抱く印象はガラッと変わるのです。
プレゼントの購入はなるべく公式通販か百貨店などを利用し、きちんとラッピングしたものを贈るようにしましょう。
キャバ嬢がお客さんへプレゼントを渡す4つのタイミング
「いつお客さんにプレゼントを渡せば良いの?」と、悩むキャバ嬢の方も多いと思います。
ここでは、お客さんに喜ばれるプレゼントを渡すタイミングを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 0時ちょうど
- 同伴中
- ケーキを出すタイミング
- 帰り際
0時ちょうど
誕生日にLINEギフトを贈る場合は、お客さんの誕生日の午前0時ちょうどに贈りましょう。
「お誕生日おめでとう」のメッセージに、スターバックスなどのデジタルギフトを添えるのもおすすめです。
キャバクラに来るお客さんは、普段仕事の事務的なメールしかしない方も。そのため、誕生日のお祝いLINEは「覚えててくれたんだ!」と、非常に喜ばれます。
後日「先日はありがとう」と、お礼に来店してくれることもありますよ。
同伴中
お客さんとの同伴中にプレゼントを渡すと、お店に行く前から良い雰囲気を作れます。
そのまま入店すると、お返しとしていつもより長く滞在してくれたり、たくさんお金を使ってくれたりする場合も!
同伴中は2人きりで落ち着いて話せるので、キャバクラ初心者でもプレゼントを渡しやすいでしょう。
ケーキを出す時
キャバクラで盛大に誕生日を祝ってほしいお客さんには、ケーキを出すタイミングで渡すのがおすすめです。
誕生日イベントの中でも一番盛りあがる時に、サプライズ的にプレゼントを渡すことで、お客さんの気分もさらに高揚します。
事前にボーイさんや他のキャバ嬢にも盛り上げ役をお願いしておくと、イベントが華やかになり、お客さんの満足度もアップするはずです!
他のキャストの協力が必要な分、難易度は上がりますが「お客さんを喜ばせたいから」と伝えれば、力を貸してくれるはずですよ。
帰り際
誕生日などで、あえて何も用意していないかのように接客し、最後のお見送りの時にプレゼントを渡すのもテクニックのひとつです。
お客さんが「お祝いしてくれなかったな」と、気落ちしているところに不意打ちで渡すので、印象に残ります。
帰り際に渡すと、お礼や感想をきちんと言えないまま帰ることになるため「近いうちにお礼を伝えに行こう」と、来店のきっかけになるケースも!
お客さんによってはすぐにプレゼントを渡さないと不機嫌になる場合もあります。お客さんの性格を把握したうえで渡すタイミングを考えましょう。
お客さんへのプレゼント購入費は経費で落とせる
キャバ嬢がお客さんへ贈るプレゼント代は、原則としてすべて経費として認められます。
ただし、お客さんが使う金額に対して高すぎるプレゼントに関しては、仕事とは関係ない支出と捉えられ、経費として認められない可能性もあります。
以上の点からも、お客さんへのプレゼントは適切な相場の範囲内で贈りましょう。
キャバ嬢の経費に関して、くわしくは以下の記事をご覧ください。
まとめ:ベストなプレゼントを贈ってお客さんとの距離を縮めよう
キャバ嬢にとって、プレゼントはお客さんとの距離を縮めるうえで欠かせないものです。お客さんとの会話で好みや価値観を知り、相場の中でぴったりのアイテムを贈ると、想像以上に喜んでくれることも!
プレゼント選びにはお金も手間もかかりますが、その分感謝の気持ちで返してくださるお客さんも多いもの。また、キャバクラの仕事としてお客さんに贈ったプレゼント代は全額経費にできるので、忘れずに手続きしましょう。
お客さん一人ひとりに最適なプレゼントを贈って、さらに売れっ子のキャバ嬢になってくださいね。