ラウンジとキャバクラの違いがよくわからず、働くならどちらがいいのかなやんでいる女の子も多いでしょう。
「楽しい会話とお酒で、お客様に満足度の高い時間を提供する」という点では、ラウンジもキャバクラも同じですが、お店の雰囲気や、女の子に求められる仕事内容は異なります。
また、ラウンジとキャバクラとでは、どちらが稼げるのかも気になるところです。
この記事では、ラウンジとキャバクラの違い、女の子の仕事内容の違いを紹介します。さらに、ラウンジとキャバクラとでは、どちらが稼げるのかについても、稼ぎ方へのスタンスを踏まえたうえで解説をしています。
ラウンジとキャバクラの違いを知りたい女の子や、どちらで働こうか迷っている女の子はぜひ参考にしてくださいね。
ラウンジとキャバクラの違いは?


ラウンジもキャバクラも、女の子がお客様を接待しながらお酒などの飲食を提供するお店であることは同じです。しかし、雰囲気や接客スタイルなどがキャバクラとは異なります。
以下の表にラウンジとキャバクラの違いをまとめました。
ラウンジ | キャバクラ | |
---|---|---|
雰囲気 | 落ち着いている | にぎやか |
接客スタイル | 複数の女の子で接客 | マンツーマンで接客 |
指名システム | 指名システムがない又は担当制(永久指名) | 指名替え自由 |
女の子の服装 | ワンピースなどの私服 | ドレス |
ノルマ・罰金制度の有無 | なし(お店による) | あり(お店による) |
キャストの年齢層 | お店のコンセプトや客層による一般的には、18歳から35歳くらいまでの女性が中心 | お店のコンセプトによる ・一般的に20代前半~30代 ・熟女キャバクラなら40代が中心 |
お客様の年齢層や客層 | 40代以降のハイステータスなお客様 | お店のコンセプトによる ・一般キャバクラであれば30代くらいの若いサラリーマン ・高級店であればラウンジに準ずる |
それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。
ラウンジとキャバクラの雰囲気の違い
ラウンジ
ラウンジは上品で落ち着いた雰囲気のお店が多く、ゆったりと会話を楽しむ空間のお店が多い傾向があります。
ラウンジのなかにはママがいるお店もあり、ママの方針によってお店のルールや雰囲気が違うのもラウンジの特徴といえます。
キャバクラ
キャバクラは明るくにぎやかなお店が多い傾向があります。また、キャバクラにはママがいません。
ワイワイとにぎやかに振る舞うのが苦手な性格の女の子は、ラウンジのほうが合っている可能性があります。
反対に、ウィットに富んだ会話よりもノリのいい会話スタイルのほうが気楽に感じる女の子は、キャバクラのほうがマッチしているかもしれません。
ラウンジとキャバクラの接客スタイルの違い


ラウンジ
ラウンジでは、複数の女の子でお客様を接客します。ラウンジでは、お店、またはお店のママのお客様をキャストみんなでおもてなしします。
キャバクラ
キャバクラは、お客様に対してキャストがマンツーマンで接客するため、接客スタイルもラウンジとキャバクラとでは大きく違っています。
やや語弊があるかもしれませんが、ラウンジはチームプレー、キャバクラは個人プレーでお客様をもてなすと考えるとわかりやすいでしょう。
ラウンジとキャバクラの指名システムの違い
ラウンジ
ラウンジでは、指名システムがないお店も多くあります。また、指名システムがある場合も、ラウンジでは「担当(係)制」になっているケースが多いようです。
ラウンジで一度担当が決まると、お客様は他の女の子を担当とすることはできないルールになっています。担当制は、いわば「永久指名」のようなものです。
キャバクラ
キャバクラの場合は、ほぼ必ず指名システムがあります。キャバクラでは、お客様は指名するキャバ嬢を変更することも可能です。
指名システムがあるからこそ、たくさん稼ぐチャンスを得られるという考え方もありますが、指名システムをプレッシャーに感じる女の子も少なくありません。
指名システムが心理的に負担だと感じる女の子は、指名制度のないラウンジのほうがのびのび働けるかもしれません。
反対に、指名制度があったほうがモチベーションが上がるという女の子は、キャバクラまたは指名システムがあるラウンジ向きといえるでしょう。
ラウンジ嬢とキャバ嬢の服装の違い


ラウンジ
ラウンジで勤務するときの服装は、ワンピースなど女性らしく上品なものがふさわしいとされています。デートで高級レストランに行くときのような服装をイメージするとわかりやすいかもしれません。
キャバクラ
キャバクラでは、華やかで露出が多めのドレスでの勤務を求められるケースがほとんどです。キャバクラでは、ドレスに合わせて出勤前にプロにヘアメイクをしてもらうこともあります。
ラウンジ勤務ではドレスアップやヘアメイクを求められないため、素に近い状態の服やメイクで働けるといえるでしょう。
「せっかく夜の仕事に就くなら、より華やかな服やヘアメイクで仕事をしたい」と考えている女の子は、キャバクラのほうが楽しく働けるかもしれません。
ラウンジとキャバクラのノルマ・罰金制度の有無の違い
ラウンジ
キャバクラでは罰金制度があるお店も多いですが、ラウンジには罰金制度がないお店が多いです。
女の子みんなで接客するというスタイルのラウンジは、キャストひとりにノルマが課せられることはなく、出勤も月1日など好きなときにお店に出ればよく、欠勤に対して厳しいペナルティがありません。
ただし、ラウンジでもノルマや罰金が課せられるお店があったり、高い時給設定での契約時にはノルマが条件になったりすることもあるため、その点は注意しましょう。
キャバクラ
キャバクラの場合は、キャストに対して同伴などのノルマが課せられていたり、当日欠勤や遅刻に対して罰金が課されたりしているケースがよくあります。
もちろんキャバクラでもペナルティがないお店もあります。ノルマや罰金制度は、お店や、個々の契約内容によって有り/無しが決められます。
あとあとお店とのトラブルを避けるためにも、問い合わせ時や面接時に、ノルマや罰金についてはよく確認することをおすすめします。
ラウンジとキャバクラのキャストの年齢層の違い


ラウンジ
ラウンジ嬢の年齢目安は18歳から35歳くらいまでです。20歳以上しか採用しない場合や、29歳まで、あるいは40歳までなどお店によってキャストの年齢は異なります。
何歳までラウンジで働けるかは、ラウンジのコンセプトやお客様の年齢層によって変わってくるといえます。
キャバクラ
キャバ嬢も18歳から勤務できますが、中心となるのは20代前半から30代までです。しかし、熟キャバでは40代の女性も働いているなど、店舗のコンセプトによってお店で働いているキャストの年齢層も大きく変わります。
「◯歳だからラウンジ」「◯歳だからキャバクラ」といった決め方をするのではなく、ラウンジやキャバクラなど、希望する働き方を決めたうえで自分の年齢に合ったお店選びをするほうが、お仕事への満足度が高まりやすいでしょう。
ラウンジとキャバクラのお客様の年齢層や職業の違い


ラウンジ、キャバクラとも、地域やお店のコンセプトによってお客様の年齢層や職業は異なります。
ラウンジ
一般的には、ラウンジのほうが年齢層もやや高めで、大手企業の役職に就いていたり、経営者であったりと、社会的地位が高い40代以降のお客様が多く来店します。
キャバクラ
一般的なキャバクラであれば、30代くらいの若いサラリーマンも多く訪れますが、キャバクラでも高級なお店になればなるほど、ラウンジと同様に40代以降で社会的地位のあるお客様が多くなります。




ラウンジ嬢の仕事内容は?キャバ嬢の仕事との違い


「ラウンジ嬢になったら、具体的にどんなお仕事をすればいいの?」と思う女の子も多いでしょう。
キャバクラで働いた経験がある人や、キャバクラで働こうかラウンジで働こうか迷っている人なら、キャバ嬢の仕事との違いも気になるところかもしれません。
ラウンジ嬢の仕事は、お客様の隣に座って会話をすることです。同伴やアフターといった営業はありませんが、ラウンジ嬢にはラウンジ嬢にふさわしい方法での営業活動が必要です。
ここでは、ラウンジ嬢の仕事内容を「接客」と「営業」に分けて、キャバ嬢の仕事との違いに触れながら解説します。
ラウンジ嬢の仕事内容1.接客
ラウンジでは、お客様の隣に座って会話をするのが主な仕事です。
ラウンジでは、キャスト以外のスタッフがお酒を作ってくれるため、ラウンジ嬢みずからお客様にお酒をつくることはありません。
一方、キャバクラもお客様の隣に座って会話をしますが、会話以外にも複数の仕事があります。
- お酒をつくる
- タバコに火をつける
- 灰皿を交換する
- グラスの水滴を拭く
これらの作業もキャバ嬢の仕事に含まれます。
会話をするだけならラウンジ嬢の仕事は簡単だと思うかもしれません。しかし、ハイクラスなお客様が多いため、会話の内容に知性が求められることも少なくないのです。
キャバクラであればノリや笑いでなんとなくごまかせるようなことでも、ラウンジではウィットに富んだ返しをしなければ、お客様を満足させられない可能性があります。
ラウンジ嬢の仕事内容2.営業
ラウンジでは、同伴やアフター、お客様との連絡先交換といった営業らしい営業をする必要がない場合が多いです。
一方、キャバクラの場合、同伴やアフター、連絡先を交換してメッセージを送って営業するといったことも仕事に含まれます。
これだけ聞くと「キャバクラよりもラウンジのほうが楽に働けそう」と思えるかもしれません。しかし、ラウンジ嬢は営業活動が不要というわけではありません。
ラウンジ嬢も、頻度は少ないにしても同伴やアフターをすることはあります。ただし、ガツガツした「営業感」が出てしまうとラウンジのコンセプトからは外れてしまいます。
そこで、ラウンジ嬢には「営業している感じ」を出さないようにしつつも、お客様にお店へ足を運んでもらうような営業スキルが求められるのです。
キャバ嬢が同伴やアフター、プライベート時間でのメッセージ交換など、わかりやすい営業手法でお客様との距離を縮めるのとは異なり、ラウンジ嬢は接客時の会話や愛嬌、容姿などでお客様を惹きつける必要があります。
キャバ嬢もラウンジ嬢も営業は必要ですが、お客様へのアプローチ方法が異なると考えればわかりやすいでしょう。








ラウンジとキャバクラではどちらが稼げる?


しかし「お給料が安定しやすいのはラウンジ」「努力次第で青天井に稼ぎやすいのはキャバクラ」と考えると、どちらが自分にとって稼ぎやすいか見当がつくはずです。
また、お店によっても給料体系やバックのシステムが異なります。
「ラウンジだから稼げる」「キャバクラだから稼げる」と安易に考えるのではなく、自分の稼ぎやすい給料体系を採用しているお店を選ぶのがベターです。
ラウンジのお給料とキャバクラのお給料
ラウンジ
ラウンジの多くは時給制をとっており、東京都の相場で4000円程度です。
高級店であれば時給7000円以上になることもあります。指名システムやノルマがないお店が多く、時給に加算してもらえるインセンティブがない反面、入店時の時給より下がる心配もありません。
また、指名システムがあったとしても、ラウンジの場合は担当制であるため指名替えがありません。その点をふまえても、ラウンジはお給料が安定しやすいといえます。
キャバクラ
キャバクラの時給は東京都の相場で3,000円~5,000円くらいが目安です。
キャバクラの時給は、売上、指名数、同半数などによって変動することも多く、入店したときの時給よりも上がったり下がったりする場合があります。
時給のほかに、指名料・同伴料・ボトルバッグなどがお給料に加算されるため、たくさん指名をとったりお酒をおろしてもらったりすることで、お給料を大きくアップさせることが可能です。
また、ラウンジ、キャバクラともに、お給料は時給制だけではありません。本指名のお客様が使った金額の40%~60%をお給料としてもらう「完全売上制」といったシステムもあります。
キャバクラや、指名システムのあるラウンジで、たくさん指名をもっているようなキャストであれば、完全売上制のほうが稼げる場合が多いです。
無理なくコツコツ稼ぐならラウンジ、華やか億女を目指すならキャバクラ


ラウンジ
ノルマや罰金といったペナルティ、自由度の高い出勤など、無理せず安定したお給料を求めるならラウンジでの勤務を検討するとよいでしょう。
とくに、学生やOLなど本業が別にあるなかで、疲弊せずに働き続けることを考えると、ゆったりマイペースに働けるラウンジのほうが長く続けやすいという事情も考えられます。
キャバクラ
一条響さんや星野ティナさんのように億単位の売上を出してガンガン稼ぎたいという野心家の女の子は、指名やボトルバッグで高いお給料が目指せるキャバクラでの勤務が合っているかもしれません。
仮に、一時的にお給料が下がってしまったとしても、それを糧にできるメンタルの女の子であれば、次なる億女になれる可能性もあります。




まとめ:ラウンジとキャバクラは仕事内容も稼ぎ方も異なる
「お客様と会話をして楽しい時間を過ごしていただく」という点ではラウンジもキャバクラも同じですが、お店の雰囲気、接客のスタイル、指名やペナルティの有無などは異なります。
これらはお店によって決まる部分も多いため、一概にラウンジだから…、キャバクラだから…、ということはできませんが、大まかな傾向としては違いがあるといって差し支えないでしょう。
キャストに求められる仕事も、ラウンジ嬢とキャバ嬢とでは異なり、お客様へ営業する際のアプローチもそれぞれにふさわしい方法が求められます。
ラウンジで働こうかキャバクラで働こうか迷っている女の子は、お店の性質や働き方の違いを踏まえつつ、自分に合ったお給料体系の仕事やお店を選ぶ必要があります。
無理なく安定的な収入を得たいのか、収入が不安定でも大きく稼ぎたいという気持ちがあるのかといった点も考慮するとよいでしょう。
なかなか決まらない場合は、ラウンジとキャバクラそれぞれへ体験入店をしてみて、雰囲気の違いを体験したり、わからない点をスタッフに聞いてみたりするのがおすすめです。


ラウンジ以外にも、ガールズバーや高級クラブのホステスとしての働き方が気になる場合は、以下の記事も参考にしてくださいね!







