キャバ嬢の営業スタイルは8つ!種類ごとの特徴や適性についても解説!

ソファにすわってポーズをきめる3人のキャバ嬢
もくじ

キャバ嬢の営業スタイルとは?

考えるキャバ嬢

キャバクラで働くキャバ嬢には、自分だけの「営業スタイル」があります。これは、お客様にどう接するか、どう楽しませるかを表す方法で、キャバ嬢ごとにいろいろな形があります。

営業スタイルは、色恋営業、友営、オラオラ営業、飲み営業など、様々な形態を取ります。お客様の性格や要望に合わせて、これらのスタイルを上手に使い分けるキャバ嬢もいます。

この営業スタイルがうまくいくと、お客様がキャバ嬢のことを覚えてくれたり、また来てくれたりするようになります。自分の個性を生かして「キャラ営業」をすることで、お客様にとって魅力的な存在になれるのです。

だから、キャバ嬢は自分に合った営業スタイルを見つけ、それを楽しみながらお客様を楽しませることが大切なんです。自分だけのスタイルでお客様に喜んでもらえると、仕事ももっと楽しくなるでしょう。

キャバ嬢が営業スタイルを持つ理由

キャバ嬢が営業スタイルを持つ理由は以下のとおりです。

お客様とスムーズなコミュニケーションを行うため

自分らしい営業スタイルを持つことで、お客様との会話が自然になり、より楽しい時間を提供できます。

自分の印象を強化をするため

「おっとり系」や「元気系」などの特定の営業スタイルを持つことで、お客様に自分を強く印象づけ、次回の指名につなげやすくできます。

売上と指名を増やすため

お客様にピッタリな営業スタイルで接客することで、自分やお店の売上を向上させやすくできます。

要するに、キャバ嬢が営業スタイルを持つのは、お客様と良い関係を作り、自分の成長やお店の成功につなげるためです。だから、それぞれのキャバ嬢が自分に合った営業スタイルを見つけているのです。

キャバ嬢の営業スタイルの種類と特徴

背中合わせで立っているキャバ嬢

キャバクラで働くキャバ嬢にとって、自分の個性に合った営業スタイルを見つけることは非常に重要です。

その営業スタイルによって、お客様とのコミュニケーションが円滑に行えたり、自分の魅力を最大限に発揮できるでしょう。

では、具体的にどんな営業スタイルがあるのでしょうか?各スタイルの特徴や向いている人、メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

色恋営業

「色恋営業」は、色営(いろえい)と呼ばれており、キャバ嬢がお客様との間に恋愛関係のような雰囲気を作り出し、「疑似恋愛」を楽しませる接客方法です。

キャバ嬢がお客様に対して、普段の会話で「彼氏としての扱い」をしたり、「あなたが好き」といった言葉で親密な関係を演出することがあります。

メールや電話でのやり取りでも、恋人同士のような甘い言葉遣いを使い、お客様がキャバクラの外でも特別な存在であるかのような感覚を提供することが一般的な手法です。

向いている人・メリット・デメリット

「色恋営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・男性に自然に甘えることができる人
・男性に「守ってあげたい」と感じさせることができる人
メリット・お客様との親近感が高まりやすい
・他のキャストと差別化が図れる
・指名を取りやすくなる
デメリット・本気で言い寄られるリスクがある
・ストーカーや嫌がらせのトラブルが発生する可能性あり

色恋営業は、特定のタイプのお客様に対して非常に効果的である一方で、トラブルに発展するリスクもあります。

したがって、このスタイルを取り入れる際には、自分自身の性格とお客様の性格をよく理解し、適切なバランスを見極めながら進める必要があります。

友達営業

「友達営業」は、お客様を友達のように扱い、恋愛要素を排除してラフに接客する営業スタイルです。

具体的な例として、お客様がスポーツが好きだった場合、最近の試合の結果や好きな選手について「次の試合楽しみだね!」「その選手のプレー、本当にすごいよね!」などと気軽に話し、共感を深めることで、友達のような関係を築きます。

向いている人・メリット・デメリット

「友達営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・甘えるのが苦手な人
・自然体で接客したい人
・私生活でも男友達が多い人
・誰とでもフランクに会話ができる人
メリット・ラフに接客ができる
・お客様との関係が長く続くことが多い
・お客様との連絡頻度が少ないので負担が軽い
デメリット・大金を使ってくれるケースは少ない

友達営業は色恋営業と比べても、気負わずに接客ができるのが特徴です。しかし、大金を使ってくれるケースが少ないため、短期間での売上増加を期待するのは難しいかもしれません。

飲み営業

「飲み営業」は、お酒が強いキャバ嬢に人気で、一緒にたくさんお酒を飲むことで、売り上げを一気に上げたり、場を盛り上げたりする営業方法です。

具体例として、お客様が企業のクライアントを連れて接待で来店した際、飲み営業を展開することで、場の雰囲気を楽しくし、お客様からのリピートを増やすことが期待できます。

向いている人・メリット・デメリット

「飲み営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・お酒が強い人
・短期間で売り上げを上げたい人
・場を盛り上げるのが得意な人
メリット・ダイレクトに売り上げを上げやすい
・お客様との楽しい飲み会でリピートを増やせる
・自分の給料のUPも目指せる
デメリット・飲みすぎると体調不良につながることがある
・長期的に続けるのが難しい
・無理をし過ぎると体を傷つける危険性がある

オラオラ営業

「オラオラ営業」とは、北新地のキャバクラでナンバー1だった元キャバ嬢の門りょうさんが得意としていた営業スタイルで、お客様に対して強気な態度で接客し、圧倒的にキャバ嬢の方が主導権を握る営業方法です。

具体例としては「ねぇ、今から店来てよ」といきなり電話をかけ、お客様を自分の思い通りにコントロールし、特にM気質なお客様に対して効果的とされています。

向いている人・メリット・デメリット

「オラオラ営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・自分の意見をはっきり言える人
・冗談や下ネタの会話が得意な人
・お客様との主従関係を築ける人
メリット・自分の要求を通しやすいためストレスが溜まりにくい
・M気質のお客様に対して効果的
デメリット・強気の加減を間違えると失礼な印象になりうる
・経験と知見が必要
・オラオラ営業を好まないお客様には反感を買う可能性がある

この営業スタイルは、自信に満ち、コミュニケーション能力が高いキャバ嬢に向いており、特定のお客様に対して非常に効果的ですが、適切なバランスを取る経験と知識が求められ、万人受けするわけではありません。慎重に取り組む必要があると言えるでしょう。

小悪魔営業

「小悪魔営業」とは、男性客を誘惑しながらも突如ツンとした態度に変わったり、甘えた声でボトルをおねだりするなど、小悪魔のようにわがままを言って相手を翻弄するキャバ嬢の営業スタイルのことです。

具体例としては「先ほどまでボディタッチが激しかったのに突如冷たくなる」などが挙げられます。

向いている人・メリット・デメリット

「小悪魔営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・何気ない一言で相手を引きつけられる人
・観察力に優れている人
・天然な振る舞いができる人など。
メリット・お客様の関心を維持しやすい
・他の営業スタイルに比べて継続しやすい
・顧客が定着しやすく長期的な関係を築きやすい
デメリット・同僚からのウケが悪い
・一部のお客様には受け入れられない可能性がある

小悪魔営業は、キャラクターを演じられるキャバ嬢に向いており、一定のお客様に対して非常に効果的であることがわかります。一方で、全てのお客様や同僚に受け入れられるわけではないので、工夫と配慮が必要となる場合もあるでしょう。

病み営業

「病み営業」は、自身の精神的な弱さや病んでいる部分を意図的に見せることで、お客様の同情を惹きつける営業手法です。

具体的には「辛いんです…」といった言葉でお客様に寄り添ってもらいたいという気持ちを表現し、その同情心を通じてリピート顧客をつなぎ止める戦略です。

昔はホストが使う営業方法でしたが、最近ではキャバクラ業界でも取り入れられることが増えています。

向いている人・メリット・デメリット

「病み営業」における向いている人、メリット、デメリットを以下の表にまとめます。

向いている人・メンヘラ気質の人
・相手の心配を引き出せる人
・マメに連絡がとれる人
メリット・特定の客層に強い訴求力がある
・自分自身の感情を活かしやすい
・心配してくれるお客様と深い関係を築ける可能性がある
デメリット・客層が限られる
・同僚との関係が悪化する可能性がある
・頻繁な病み発言により飽きられやすい

病み営業は、自身のメンヘラな感情を前面に押し出すため、向いている人にとっては非常に自然体でいられる手法かもしれませんが、一方で広い客層へのアプローチが難しい側面も持っています。

しかし『こんなキャラクターのキャバ嬢は初めてだ』という印象をお客様へ与えられれば、個性のない他のキャバ嬢たちよりも、際立って魅力的に感じてもらえるでしょう。

その他の特殊な営業方法(枕営業、アイドル営業など)

その他の営業方法として「アイドル営業」と「枕営業」が挙げられます。

「アイドル営業」は、キャバ嬢がアイドルのような清純なイメージでお客様に接する営業手法で、ファン心理を刺激してリピートを促します。

「枕営業」とは、キャバクラでの接客を超えて、特定のお客様と体の関係を持つことを指す営業手法です。このスタイルは、ナイトワーク業界では敬遠される営業方法です。キャバ嬢自身にとってもリスクが高いため注意が必要です。

枕営業について詳しく知りたい人は以下の記事もあわせてご確認ください。

営業スタイルの選び方

首をかしげるキャバ嬢

キャバ嬢の営業スタイルについて、詳しくご紹介してきましたが「最終的にどの営業スタイルで接客していこう?」と思い悩む方もいらっしゃることでしょう。 

そこで、そうした方々の参考となるよう、各営業スタイルを整理した表をご用意しました。

ただし、この表は全体的なガイドラインとして捉えていただき、最終的な選択はキャバ嬢自身の個性や経験に基づいて、最も自分に合ったスタイルを探求することが大切です。

  • 【初心者向け】未経験者や新人キャバ嬢でも取り入れやすい営業スタイル
  • 【中級者向け】ある程度の経験やスキルが求められる営業スタイル
  • 【上級者向け】高度な技術や深い洞察力が必要な営業スタイル。ベテランキャバ嬢向け
営業スタイル初心者向け中級者向け上級者向け
色恋営業
友達営業
飲み営業
オラオラ営業
小悪魔営業
病み営業
枕営業
アイドル営業

お客様によって営業スタイルは変えるべき?

お客様一人ひとりに合った営業方法を取ることは大切です。たとえば、恋愛をしたいお客様とはロマンチックな話をし、ただ楽しく飲みたいお客様とは明るく楽しい話題で盛り上がります。

しかし無理に自分を変えすぎると、お客様からみても不自然な上に、自身も息苦しさを感じてしまうことになります。結果として、「このキャバ嬢、どうしたんだろう?」と感じられてしまうことも。

大事なのは、お客様の気持ちを理解しながらも、自分らしさを忘れないことです。そうすることで、多くのお客様と自然体で楽しく過ごすことができ、指名も増えるでしょう。

まとめ

この記事では、キャバ嬢の営業スタイルの種類とその特徴、選び方について詳しく解説しました。

自分に合った営業スタイルを見つけることで、お客様とのコミュニケーションがより深まり、指名や売上の向上にも繋がります。

初めての方も、経験豊富な方も、自分のスタイルを見つけ、楽しくお仕事をしていくための一助になれば幸いです。

何より大切なのは、お客様との信頼関係を築くことです。自分らしい営業スタイルで、お客様にとっての特別な時間を提供しましょう。

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