キャバクラのヘルプって何するの？役割からルールまで完全ガイド！

2023年9月27日2024年9月6日

キャバクラのヘルプ業務。一見シンプルに見えるかもしれませんが、実際には様々な役割と技術が求められる仕事です。

信頼の獲得から、お客様との上手なコミュニケーション、そして厳守すべきルールと注意点など、初めての方でもすぐに活躍できるように、この記事でヘルプ業務について詳しく解説します。

キャバクラでのヘルプとしてのスキルを磨きたい方、これからヘルプ業務を始めたい方に向けて、役立つ情報をお届けします。

キャバクラのヘルプの役割と仕事内容

キャバクラにおいて「ヘルプ」は、非常に重要な役割を果たします。

指名されたキャバ嬢が他のお客様に対応している間や、新人キャバ嬢がまだ指名されていない際に、ヘルプのキャバ嬢が席についてお客様との対話や雑務をこなすのです。

ヘルプの主な役割は二つに分かれます。

繋ぎ役
指名されたキャバ嬢が他のお客様と対応している際に、待っているお客様の席について、会話やドリンク作り、テーブルの整理などで場を持つ役割です。
サポート役
指名されたキャバ嬢が席についた時に、一緒に接客し、お客様との雰囲気を盛り上げる一方で、指名されたキャバ嬢が主役であることを忘れず、ドリンク作りや灰皿交換などの補佐をします。

新人キャバ嬢にとって、ヘルプは非常に大切なステップです。指名を得るまでの期間、お客様に自分を覚えてもらう機会となりますし、接客の基本を学ぶ貴重な経験にもなります。

ヘルプの仕事は、キャバクラの評判を支える重要な役割を担っています。指名されたキャバ嬢が他のテーブルについている間、待っているお客様を一人ぼっちにしないようにするため、ヘルプが不可欠です。そのため、ヘルプのキャバ嬢はお店の運営にとって欠かせない存在となっています。

お客様にとっても、ヘルプのキャバ嬢との会話や接客が楽しい時間の一部であり、それがキャバクラの全体的なサービス向上につながります。ヘルプという役割は、お店の顔とも言える重要な職務であると言えるでしょう。

ヘルプのキャバ嬢の給料

ヘルプではないキャバ嬢の給料は、時給に加えて指名やドリンクの注文からバックが上乗せされる仕組みになっています。

しかし、ヘルプのキャバ嬢の場合、この「指名バック」や「ドリンクバック」は適用されません。そのため、思ったよりも稼げなかったと感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、ヘルプの期間は、接客スキルを高める貴重な時間でもあります。多くの一流キャバ嬢もヘルプからスタートし、日々の努力を通じて接客技術を磨き上げ、指名を増やして給料を上げています。

ヘルプの期間中は給料が少なくても、この経験を積み重ねることで将来、もっと稼げるようになるかもしれません。ヘルプで学んだことが、後の成功への大切な第一歩となるのです。

キャバクラのヘルプのメリット

キャバクラでのヘルプ業務は、店舗運営において重要な役割を果たしています。新人キャストにとって、この仕事は成長の第一歩であり、多くのメリットが存在します。

以下、ヘルプの具体的なメリットについて詳しく解説します。

信頼を獲得できる

ヘルプの仕事を一生懸命にこなすことは、お店の中での信頼を築く素晴らしい機会となります。

仕事を任された際に、それを真剣に取り組み、成功させることで、先輩キャバ嬢やスタッフからの信頼を勝ち取ることができるのです。この信頼は、将来的に多くのメリットを生むことができます。

例えば、信頼されるヘルプのキャバ嬢は、フリー客の接客に優先的に選ばれることが増えるでしょう。また、先輩キャバ嬢が自分の指名客に対して、自分を推薦してくれる場合もあるかもしれません。

このような「友情場内」と呼ばれる現象は、信頼関係を築くことでより可能性が高まります。

信頼を得ることで、自分の仕事に対する評価が上がり、更なるチャンスへと繋がるのです。ヘルプでの努力が、後の成功への道を開く鍵となるでしょう。

枝客獲得のチャンスがある

キャバクラにおいて「枝客（えだきゃく）」という言葉が業界用語として使われますが、これは指名キャバ嬢が既にいるお客様が連れてきた、新しいお客様のことを指します。

既存のお客様が友人や知人を紹介してくれる形となるため、「枝客」と呼ばれるのです。

ヘルプとして働くキャバ嬢の場合、枝客と接する機会が非常に増えます。指名がないためにフリーの状態でいることが多く、お客様のお連れ様に対して積極的に接客することが求められるからです。

この枝客に対する接客が上手なキャバ嬢は、新しい指名を得るチャンスを増やすことができます。ヘルプをしていた先輩キャバ嬢から枝客を紹介されることもあり、自分の接客技術や人柄が評価される絶好の機会となるでしょう。

先輩キャストから学べる

キャバクラにおけるヘルプの立場は、単に待機するだけの時間を過ごす場所ではありません。実は、先輩キャストの接客技術を学ぶ絶好の機会なのです。

先輩キャストの実際の接客を直接見ることで、さまざまなヒントを得ることができます。話し方や笑い方、お客様との距離感の取り方など、先輩キャストの微細な仕草や言葉使いから、自分に合う接客スタイルを見つけることができるでしょう。

例えば、売れっ子キャバ嬢がどうやってお客様とのコミュニケーションを深めているのか、灰皿交換の際のエレガントな仕草など、目に見えない部分も吸収することができます。

自分だけの個性も大切にしながら、先輩キャストの良い部分を取り入れることで、自分だけのオリジナルな接客方法を築くことができるでしょう。

キャバクラでヘルプをする時のルールと注意点

ヘルプ業務において重要なのが、ルールと注意点をしっかり理解することです。

これがサービスの質を向上させる土台となります。お客様に心地よい時間を過ごしてもらうために、正しい行動と心構えが求められます。

ここで、ヘルプ業務で特に意識すべきルールと注意点を紹介します。

テーブルの上を常に管理する

キャバクラでのヘルプの役割といえば、テーブルの整理整頓が欠かせません。お客様が気持ちよく過ごせる空間を提供するために、テーブルの上は常にきれいな状態に保つ必要があります。

テーブルが乱れていると、お客様だけでなく指名のキャストやボーイにも悪印象を与えてしまうことがあるので、以下の点に注意しましょう。

テーブルの清潔さ
水しぶきやゴミが散乱していないか確認し、おしぼりで拭いたりゴミを適切に処理したりします。
灰皿の交換
タバコを吸うお客様がいる場合、こまめに灰皿を交換して、清潔な状態を保ちます。
ドリンクとフードのサービス
注文された飲み物や料理が届いたら、スムーズに取り分けたり提供したりするのも重要です。

お客様の目の前はシンプルに、必要なアイテムだけを配置するよう心がけ、余分なものは自分の席の前に置くなど、視覚的な美しさも考慮しましょう。

連絡先・名刺の交換はNG

ヘルプとしての役割は、あくまでお客様と指名キャバ嬢の橋渡しであり、営業行為は固く禁止されています。お客様からどんなに連絡先の交換を求められたとしても、以下のような方法で上手に断りましょう。

お店のルールを説明する
「お店のルールで連絡先の交換は禁止されているんです。ご理解いただけますか？」と、ルールを明確に伝えることで、お客様にも納得してもらいやすくなります。
軽くジョークを交えて断る
「○○さん（指名のキャスト）に怒られちゃうからダメです！笑」など、和やかな雰囲気でお断りすることで、場の空気を壊さずに済みます。
店長を盾にする
「これがバレたら店長に怒られてしまうので、申し訳ありませんがお断りさせてください」と、自分ではなくお店のルールとして断る方法も効果的です。
やんわり話を逸らす
「そんなことより、今日のご予定はどうなさるんですか？」などと、話題を変えてうまく乗り切るのも一つのテクニックです。

ヘルプとしての立場を理解し、お客様にもその立場を尊重してもらえるようにコミュニケーションを取ることが大切です。断る際の言葉遣いや態度にも注意を払い、お客様との良好な関係を築く努力が求められます。

指名キャバ嬢の情報は口外禁止

お客様がどんなに気に入ったキャバ嬢の情報を求めてきても、以下の点に気を付けてください。

指名キャバ嬢のプライベート情報
プライベート情報とは、例えば住所、本名、昼間の仕事、彼氏の有無などの個人的な情報です。これらの情報をお客様に教えてしまうと、指名キャバ嬢のプライバシーが侵害されるだけでなく、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。
指名キャバ嬢の売り上げや他のお客様についての情報
お客様が指名キャバ嬢の売り上げや他のお客様について質問してきても、これらの情報も厳守するべきです。お店や指名キャバ嬢との信頼関係を損なうだけでなく、お客様同士のトラブルに発展する可能性もあるためです。
お客様がしつこく質問してくる場合でも、冷静に「申し訳ありませんが、そちらの情報はお教えすることができません」と断りましょう。ヘルプであるため「それについては詳しく知らないんです」と言うこともできます。

指名キャバ嬢の情報は、お店の信用とプライバシーを守るためにも絶対に口外しないよう心掛けましょう。