キャバクラの待機とは?待機中の過ごし方と時給について解説!

店内で待機するキャバ嬢

キャバクラには、一般の人々があまり知らない「待機」という時間が存在します。

キャバクラで働くキャストたちが次のお客様を待つ間にどんなことをしているのか、またその待機中にも時給は発生するのかなど、キャバクラの待機に関する疑問を解明していきます。

実は、この待機時間にはキャスト自身のスキルアップや業績を上げるヒントが隠されていることも。待機という名の”戦略の時間”に迫ります!

もくじ

キャバクラの待機とは?

クエスチョンマーク

キャバクラでの待機とはキャバクラでの業務時間中に、お客様につかないキャストが待機する時間のことを指します。

この待機時間中は、キャストはお店の指定する待機場所で過ごします。多くの場合、バックルーム(キャストの控室)が待機場所となりますが、店内にお客様が一人も居ない状態の場合はフロアーで待機することもあります。

特に、バックルームが無いお店の場合、フロアの一部が待機席として設けられることが一般的です。

お店の集客力、キャストの人気、時間帯やシーズンによって待機時間は異なりますが、一般的に待機時間は数分~数時間となります。

特にキャバクラがオープンして間もない客入りが少ない時間帯や、キャバクラの閑散期はこの待機時間が長くなる傾向です。また、入店してばかりの新人キャバ嬢も待機時間が長くなることが一般的です。

この待機時間はキャバクラで働く上で非常に重要な要素となり、お客様が来店するまでの時間を有効活用することが求められます。

キャバクラでの待機時間の使い方は?

時計と吹き出し

キャバクラでの待機時間の使い方は様々です。お店によっては待機中の振る舞いに特定のルールが設けられていることもあります。

そういった場合、事前にスタッフに確認したり、経験豊富な先輩キャバ嬢の行動を参考にして、そのキャバクラ独自の待機中のスタイルを身につけると良いでしょう。

ここからはキャバクラでよくある待機時間の使い方について解説します。

お客様へ営業をかける

キャバクラでの待機時間は、ただ座って時を過ごすだけのものではありません。お客様に連絡を取り、次回の来店を促すことがキャストの売上向上の鍵となります。

オープン前に来店予定を立てるのは理想的ですが、毎日がそのように計画的に進むわけではありません。ですので、接客の合間の待機時間を活用しお客様への営業アプローチを行うことが大切です。

ただし、お店によってはフロアでの電話営業が禁止されていることもあるため、ルールを確認することが重要です。

電話での営業が許可されている場合、その際のマナーもしっかりと守る必要があります。

接客中のキャストの邪魔になるような大声での通話は避けるべきです。また、お客様の迷惑にならないように、適切な時間帯に連絡をすることも心がけましょう。

お客様ノートを更新する

キャバクラでの成功の秘訣として、顧客の管理が挙げられます。特に「お客様ノート」の活用は、キャバ嬢の間で一般的です。

接客を終えたあと、待機時間にお客様の基本情報や特徴、趣味、好み、そして購入したボトルの情報などを、ノートに丁寧に記入することで、次回の接客時に役立てることができます。

売れっ子キャバ嬢ほど、このノートを細かく日常的に更新しています。

接客直後の記憶が鮮明なうちに、待機時間を利用してノートの更新を行うことが理想的です。最近では紙のノートではなく、スマホの専用アプリを活用するキャバ嬢も増えています。

初めは「本当にこんな作業が効果的なのかな?」と疑問に思うかもしれませんが、継続して記録をつけていくことで、お客様の傾向や来店パターンが見えてくるので、営業の戦略を練る際の大きな手助けとなります。

メイクを直す

鏡台に乗っているコスメ

キャバ嬢にとって容姿は商売道具と言っても過言ではありません。

出勤時には完璧なメイクで現場に入ることが求められますが、接客中に汗やドリンクの影響でメイクが崩れることも少なくありません。

特にリップやファンデーションは、短い時間でよれたり落ちたりしてしまうことが多いのです。

そのため、接客が一段落したら待機時間を活用して、すぐにメイク直しを行いましょう。

常に魅力的な状態でお客様を迎えることが、更なる指名を増やすカギとなります。ただ、お店によってはフロアでのメイク直しを制限しており、バックヤードやトイレでのみメイクの修正が許されることも。

お店のルールに従いながらメイクは常にベストな状態を保ち続けることが大切です。

キャバ嬢同士で雑談をする

キャバクラでの待機時間は、時にキャバ嬢同士でのコミュニケーションの場として活用されます。ただのおしゃべりと思われがちですが、実はこうした雑談にはいくつかの役割が隠されています。

同じテーブルでの接客や、同じお客様からの指名を重ねることで、キャスト間の連携やチームワークを深めることができるのです。

またお店の雰囲気作りにも役立ちます。仲の良いキャスト同士が和気あいあいと会話する姿は、来店されるお客様にもポジティブな影響を与えることが多いのです。

さらに、先輩キャストの経験話は、後輩にとって貴重な学びのチャンス。接客スキルや営業のコツ、お店のルールなど、日々の雑談を通じて多くの知識や技術を身につけることができます。

ただ、大声での話やお店の雰囲気に合わない話題は避けるよう心がけましょう。

食事・タバコを吸う

店内でタバコを吸おうとしているキャバ嬢

接客中の食事や喫煙は禁止しているキャバクラがほとんどですが、待機中であればOKとしているお店もあります。

食事といっても、キャバクラでのそれは、腹ごしらえというよりもエネルギー補給の一環。軽めのスナックやおにぎり、サンドイッチなどの簡易的なものが多いでしょう。

満腹になりすぎると眠気に襲われたり、お腹いっぱいでお酒が飲めなくなったりなど接客のパフォーマンスが落ちる可能性があるので、量には気をつけるよう心掛けましょう。

一方、タバコに関しては、匂いの問題が生じるため、マナーを守りながら喫煙することが求められます。

香水などで臭いを隠そうとせず、必要最低限の喫煙を心がけるとともに、口の中をさっぱりさせるグッズを用意しておくのも一つの方法です。

常にお客様の立場を思い浮かべながら、待機時間を過ごすことが大切です。

キャバクラで待機している間の時給は発生する?

複数の一万円札

実は、キャバクラによって待機中の時給の扱いは異なります。

待機中の時給
一般的なキャバクラ通常どおり発生する
待機カット制度があるキャバクラ時給は発生するが時給が減らされる
上がり待機・リフレッシュ待機制度があるキャバクラ一切時給が発生しない

多くのキャバクラでは、待機中のキャストにも通常どおり時給が発生することが一般的です。

待機カット

しかし、待機している間はお店の売上が上がらないので、時給を少し減らす「待機カット」という制度を導入しているお店も存在します。

具体的には、基本時給の1/3以下に設定されることが多いです。ただ、この制度では自分が考える待機時間とお店が計算する待機時間に差異が生じることがあり、それが原因でトラブルになることもあります。

上がり待機・リフレッシュ待機

キャバクラによっては「上がり待機」や「リフレッシュ待機」と呼ばれる制度を採用しているお店もあります。

上がり待機の場合、強制的に休憩をとらされることになるためお店が混んでこないとずっと時給0円というデメリットがありますが、働いていない時間と働いている時間をタイムカードで管理するため、自分のお給料がきちんと把握できます。

また、上がり待機は「待機中」ではなく「休憩」なので時給が全く発生しない代わりに、休憩として完全な自由時間となります。通常「待機中」は禁止されているスマホゲームやスマホでの動画鑑賞、睡眠を取ることなども可能です。

結論として、時給を最優先にするなら、待機カットや上がり待機がないキャバクラの選択がベストです。しかし、自由な時間を重視するのであれば、上がり待機制度のあるお店も良い選択と言えるでしょう。

待機時間が長いと早上がりさせられることもある

待機時間中も時給が発生するお店であっても、安心は禁物です。その理由は、待機時間が長引くと、早上がりを命じられる可能性があるためです。

キャバクラ経営者の視点で見れば、指名客がいない時間にキャストに時給を支払うことは、経営的に望ましくありません。しかし、お客様の入りが不調な日も確かに存在します。

そのような日に、どのキャストを早上がりさせるかは店長の裁量となります。そして、通常、指名客の少ないキャバ嬢や売上の低い新人キャバ嬢が早上がりの対象となることが多いのです。

一方、待機している間にも営業活動を続け、新たな指名客を獲得するキャバ嬢や、コンスタントに売上を上げるキャバ嬢は、早上がりのリスクが低くなります。

なぜなら、彼女たちを早く帰すことは、お店の収入機会を逃すリスクにつながるからです。

最終的に言うと、早上がりを避ける秘訣は、日々の努力と熱意にあります。

待機時間中に時給が発生するからといって、自分の努力を減らすことなく、常にお客様へのサービス向上と売上増加を目指して頑張りましょう。

まとめ

キャバクラの待機は、キャバ嬢がお客様を接待するまでの時間を指し単なる休憩時間ではありません。

この時間を有効活用することでキャバ嬢の業績向上やスキルアップにつながります。お客様への営業アプローチや、お客様ノートの更新、メイクの手直し、キャバ嬢同士の情報共有や雑談、短い休憩を挟むことなど、待機時間の使い方は多岐にわたります。

待機中も基本的には時給は発生しますが、待機時間が過度に長いと早上がりの可能性もあるため、待機時間を有意義に過ごし、自らのスキルアップや売上向上を目指す姿勢が求められます。

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