キャバクラのノルマの内容は?種類やペナルティ、達成のコツを紹介!

キャバクラではお店ごとにノルマが設定されていることが多く、ノルマが達成できず悩むキャバ嬢もいます。「ノルマって何の意味があるの?」「ノルマなしのお店で働きたい」と考える方もいるでしょう。

そこで今回は、キャバクラのノルマについて徹底的に解説します。ノルマを達成するためのコツも紹介するので、ノルマに悩んでいるキャバ嬢はぜひ参考にしてくださいね。

もくじ

キャバクラのノルマとは?

ノルマは、多くのキャバクラで採用されているシステムです。お店側が売り上げにつながるノルマを設定し、キャバ嬢がそれを達成することでお店が安定的に利益を出せるようになっています。

キャバクラはお昼の仕事に比べてお給料が良い分、きちんと自分で売り上げを立てなければなりません。しかし売り上げのないキャバ嬢が売り上げがあるキャバ嬢と同じ時給がもらえては、売り上げがあるキャバ嬢からすると不公平です。

ノルマを設定することにより、キャバ嬢とお店は「ノルマを達成できたらお給料はこのくらいあげますよ」という約束ができます。ノルマ未達成の場合は、罰金や時給が下がるなどのペナルティが課せられます。

ノルマはキャバ嬢のモチベーション維持のためにある

ノルマはお店の利益を安定させるために重要なものである一方で、キャバ嬢にもメリットがあります。ノルマがあることでキャバ嬢はモチベーションを保てたり、売り上げが上がったりするのです。

キャバクラのノルマには様々な種類があり、どれも売り上げに直結するものばかりです。ノルマを達成しようと頑張っていれば、自然と売り上げが増え、お給料アップにつながります。

安定してノルマを達成していれば時給が上がり、さらに稼ぎやすくなる仕組みです。ノルマは、お店とキャバ嬢の双方にメリットがあると言えるでしょう。

キャバクラのノルマにはどんな種類がある?難易度別に紹介!

キャバクラのノルマと一口に言っても、目的や種類は様々です。お店によって特殊なノルマもありますが、一般的なノルマは以下の6つです。

  • 出勤ノルマ
  • 指名ノルマ
  • 同伴ノルマ
  • 売り上げノルマ
  • お酒(ボトル)ノルマ
  • イベントノルマ

それぞれ詳しく解説します。

出勤ノルマ【難易度★】

出勤ノルマは、キャバ嬢の出勤日数に課せられるノルマです。週4出勤、月20日出勤など、定められた期間の中での出勤日数を増やす目的で設定されています。

出勤日数のほかに、出勤時間を定める場合もあります。たとえば、1日3時間以上で1出勤にカウントするなどです。

定められた日数や時間に出勤していれば達成できるので、最も難易度が低いノルマと言えます。

出勤ノルマがある理由は、出勤日が多くなるほどお客様を掴むチャンスが増えるからです。たくさん出勤することで接客の機会が増えるため、新人キャバ嬢のうちは出勤ノルマ達成を目指すだけでもよいでしょう。

保証制度

新人期間中に限り、時給が保証されているお店も存在します。保証制度は出勤ノルマと絡み合っており、達成できないと保証がつかないことがあるので気をつけましょう。

例外として、キャバクラでは自分が休みの日でも指名がある場合に臨時的に出勤する「メンバー出勤」がありますが、メンバー出勤は出勤ノルマにカウントしないケースが多いです。

指名ノルマ【難易度★★】

指名ノルマとは、指名本数に課せられるノルマです。1日1本、週5本など基準はお店やキャバ嬢の経験によって異なります。

また、場内指名と本指名両方が設定されるケースと、本指名のみに設定されるケースがあります。

キャバ嬢にとって、指名のお客様を増やすことは大切な仕事のひとつです。高額を使ってくれるお客様1人に頼る「一本釣り」で売り上げを立てるキャバ嬢もいますが、そのお客様に依存しなければならない状況は常に不安がつきまといます。

一方で、少額でも週に1回来てくれるお客様が5人いれば週5本、月20〜25本の指名になります。それだけ売り上げのバックが入る回数も増えれば、お給料はかなりアップしますよね。

何より、指名のお客様がいるというだけで、キャバ嬢の自信やメンタル安定にもつながります。

同伴ノルマ【難易度★★★】

同伴ノルマとは、同伴回数に課せられるノルマです。週1回、週末に1回といったペースが一般的です。

同伴をするメリットはお店、キャバ嬢、お客様にとってそれぞれあります。以下の表で説明します。

同伴するメリット
お店・客足が少ない開店直後の来店が見込める
キャバ嬢・その日の指名が確約される
・同伴バックがもらえる
お客様・指名嬢と開店前から長い時間を一緒に過ごせる
・深夜に入店するよりセット料金が安い

キャバクラは22時〜24時ごろが最も混み合うお店が多いため、早い時間帯の来店が確約される同伴はお店にとってメリットが大きいです。

キャバ嬢にとっても指名本数と同伴本数が同時にカウントされるため、ノルマ達成のために同伴は嬉しいもの。

お客様はキャバ嬢と過ごす時間が長くなるだけでなく、早い時間に入店すればセット料金が安いというメリットもあります。混み合っていない時間帯ならキャバ嬢と落ち着いて話せるため、同伴するのが好きなお客様も一定数いるのです。

売り上げノルマ【難易度★★★★★】

売り上げノルマは、締日までの売り上げに課せられるノルマです。最低ラインとして、自分のお給料以上の売り上げを求められるケースが多いでしょう。

高級キャバクラでは給率といって、時給や日給に対して売り上げが何%かを見るお店もあります。

給率が100%だとお給料と売り上げが同じという意味になり、お店にとっての利益は0です。給率が50%なら売り上げのうちお給料とお店の利益が半分ずつになるため、お店に利益を上げられているキャバ嬢と言えます。

新人キャバ嬢は

新人キャバ嬢のうちは、高額な売り上げノルマが設定されることはほとんどありません。しかし担当の黒服とのミーティングで「月100万円売り上げる」といった目標設定をすることはあります。

実際にノルマとしてペナルティがあるかはケースバイケースですが、売り上げを明確な目標にすると日々の仕事にも身が入ります。

同伴や出勤ノルマをこなすだけでなく、売り上げを上げる努力やテクニックが必要です。

お酒(ボトル)ノルマ【難易度★★★★】

お酒ノルマやボトルノルマは、ボトルの本数や種類に課せられるノルマです。「〇〇のシャンパンを何本入れてもらう」「キープボトルを〇〇入れてもらう」などがあります。

お店にとってボトルは大きな利益につながるため、積極的に販売してもらいたい狙いがあります。具体的に「このメーカーのシャンパンを10本」というノルマの場合、ボトルを指定しておねだりができるため、意外と達成しやすいです。

売り上げが上がるにつれて、高級ボトルのノルマが増える傾向です。新人キャバ嬢のうちはキープボトルだけでもノルマ達成になりますが、シャンパンやワインのおねだりにも挑戦していくとよいでしょう。

イベントノルマ【難易度★★★★★】

イベントノルマは、イベント時の同伴や指名本数、売り上げに課せられるノルマです。キャバクラにはクリスマスやバレンタイン、ハロウィンをはじめ、キャバ嬢のバースデーイベントなど様々なイベントがあります。

イベント時は「全員同伴出勤」「指名2本以上」「売り上げ10万以上」など、厳しいノルマが課せられることが多いです。しかし、仲の良いお客様がいれば「イベントだからこの日同伴したいな」「この日イベントだから来てくれると嬉しい」とおねだりできます。

自分自身のバースデーイベントを行う場合、来店組数や売り上げなど細かくノルマが設定されるでしょう。

バースデーイベントは売り上げバックの比率が増えることも多いため、キャバ嬢は気合いをいれて臨むことになります。

キャバクラでノルマ達成できないとどうなる?

キャバクラでノルマが達成できないと、時給が下がったり罰金があったりなどペナルティがあります。以下で解説するノルマ未達成時の影響について理解し、ノルマ達成のモチベーションにしましょう。

時給が下がる

ノルマを達成できないキャバ嬢は時給に見合った仕事ができていないと見なされ、時給が下がることが多いです。

ただいきなり下がることは稀で、「今月は調子悪かったみたいだから見逃すけど、来月も達成できなかったら時給下がるかもしれないよ」といった警告があるケースがほとんど。

何ヶ月も連続で未達成の場合は、ほぼ間違いなく時給が下がるため注意しましょう。

罰金のペナルティがある

達成できなかったノルマに対して、罰金が発生することがあります。

罰金の例

月に指名10本というノルマのうち6本しか達成できなかった場合に、残り4本がペナルティの対象です。指名1本につき2,000円の罰金があるお店なら、合計8,000円が引かれてしまいます。

キャバクラにはノルマに対する罰金以外にも、様々な名目の罰金が存在します。以下の記事も参考にしてください。

お店での立場が悪くなる

何度もノルマを達成できていないと、お店での居心地が悪くなります。お店から期待されなくなると出勤調整されたり、ヘルプ回りをさせられたりなど働きにくくなることも。

こうなってしまうと出勤するモチベーションが下がり、やむなく退店するしかなくなります。いい待遇で働き続けるためにも、ノルマを達成することは重要なのです。

結論:ノルマ達成できないキャバ嬢は稼げない

ノルマは単なる圧力ではなく、キャバ嬢が稼ぐためのシステムでもあります。ノルマを達成する過程で接客の質を上げたり、営業したりなど努力をするため、キャバ嬢としてのスキルが必然的に上がります。

また指名ノルマや同伴ノルマなど売り上げにつながるノルマを達成できていれば、自然とお給料にも反映されるでしょう。

ノルマを達成することは最低限の努力なので、ノルマ達成できないキャバ嬢=稼げないキャバ嬢、と言えます。

キャバクラのノルマを達成するコツ

キャバクラのノルマを達成するには、1通の営業LINEではなく日々の努力の積み重ねが大切です。ここでは、キャバクラのノルマを達成するためのコツを紹介します。

出勤日を増やす

新人キャバ嬢が達成しやすいノルマは、出勤ノルマです。出勤日を増やすことで自然とチャンスが多くなり、その分ノルマが達成しやすくなります。

単に多く出勤すればいいのではなく、出勤時間の中でどれだけチャンスを掴めるかを意識しましょう。

また出勤日が増えれば、突然のお客様の来店にも対応できます。連絡なしで指名で返ってくるお客様もいるため、機会を逃さないためにも出勤日が多いと有利です。

プロ意識を持って接客する

キャバ嬢としてのプロ意識を持ち、接客マナーやトークスキルの向上に励みましょう。基本的なテーブルマナーはもちろんのこと、お客様一人一人に合わせた話し方やキャラ作りなどの研究が必要です。

フリーで着いたお客様全員に名刺を渡したり連絡先を聞いたりなど、積極的にアピールしましょう。

日々の営業努力を怠らない

売れているキャバ嬢は、毎日お客様への営業LINEを欠かしません。接客していた時間だけでお客様の印象に残り本指名になることもありますが、酔っ払っていて次の日には誰が誰だか覚えていないお客様も多いです。

連絡を取り続けることでお客様の記憶にとどまり、次回の指名来店につながります。

とはいえ出勤するごとに新規のお客様へ連絡する負担も増えていくため、自分の中でルールを決めることが大切です。

「1週間連絡して返事がなかったら諦める」「1ヶ月でフリーバックにならなかったら期間を置く」など、無理しすぎないような工夫をしましょう。

ノルマなしのキャバクラで働くのもアリ

「ノルマが達成できるか不安」「ノルマ達成できなかった経験がある」という方は、ノルマなしのキャバクラで働くのも検討しましょう。また入店後2〜3ヶ月は保証期間として、ノルマがないお店も多いです。

保証期間にしっかり出勤して営業すれば、ノルマが発生する3ヶ月後にはある程度お客様を掴めていることでしょう。

ただしノルマが一切ないお店の場合、そもそも時給やバックが低く稼ぎにくいケースもあります。高級店になるほどノルマが厳しくなるため、自分のやる気や経験に応じて考えましょう。

またノルマが厳しいお店でも、性格やルックスを気に入られ「ぜひうちで働いてほしい」と言われれば、多少の条件緩和も期待できます。

まずは面接や体入に行き、お店の雰囲気やシステムが自分に合っているか確認しましょう。

体入について知りたい人は以下の記事も参考にしてください!

まとめ:ノルマ達成は日々の積み重ねが大切!

キャバクラのノルマは、一朝一夕で簡単に達成できるものではありません。日々の接客や営業をコツコツこなしていくことでスキルが上がり、チャンスをものにする力がつきます。

ノルマを達成してお店に貢献できれば評価が上がり、時給アップや待遇の改善も期待できるでしょう。ノルマを圧力と思わず自分が成長するための指標だと考えれば、努力した結果もついてきますよ!

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